Q/パソコンの寿命って本当は平均何年ぐらいなんでしょうか?
A/長いもので20年ぐらいは軽く持つが、短ければ数週間~半年で壊れます。
その平均はだいたい7~10年ぐらいかと思います。※製品によります。一日8時間稼働を前提とします。
では、何故5年が寿命かというと、私は何度かここの回答で記載したことがありますが、保守部品と欠陥率の関係によって3~5年がターニングポイントだからです。3年は一般に24時間365日、そのミッションクリティカル運用保証がないものを、再起動を除いて、ほぼ止めずに利用した場合に故障率が、飛躍的に増えるラインとなります。また、一部、生産量の少ない保守部品が製造を終えるのが、だいたい3年です。
5年の目安は、一般に在庫保守部品が底をつき始め、希少となり始める時期であり、多くの場合、ビジネスで保守契約のある場合を除くと、修理を断られることもあります。
これが、いわゆるパソコンの寿命です。
これは、減価償却の期間でもあり、3年から5年で減価償却が完了し、そのPCの価値は厳密には失われたと同程度と見なされます。それが、いわゆる世間一般で言う5年の寿命です。物理的な寿命ではありません。
ハードウェアの一般的な寿命は、全く利用しなければハードディスクなら数年~25年(とても保存状態が良い場合)程度。メモリデバイスなら埃や湿気、プリント基板が破損するか、電気的刺激による破損がない限り、半永久。光学デバイスは、モーターグリスなどの劣化や埃などによる問題がなければ、後はプリント基板などの条件に従います。電源ファンも似たようなものです。
常用の場合は、冷却ファンの汚れによる性能低下やショートが起きるまでの期間、ハードディスクは、ベアリンググリスの劣化による粘性低下や、プラッターの収まるドライブ内機密性の低下までの期間及び、衝撃等によるヘッドアームのプラッターへの衝突が予期せず発生するまでの期間。
電源ユニットは、整流回路、AC./DCコンバーターの寿命が訪れるまでの期間(これはたこ足配線によって、電流電圧が変化する場合には寿命が低下する)
ディスプレイユニットは、冷却ファンがあれば、冷却ファンの条件に従いつつ、ディスプレイ装置のケーブル断線が発生する使い方の有無。液晶の劣化に伴うシャッターの動作不良の発生が起きるか否か(だいたい3~5年使えば、縦または横方向に赤や緑、青のラインが出るものが1/20~1/100の台数で発生します)。後は、バックライト切れまでの期間(CCFLは半減がだいたい2万~5万、LEDは5~10万)
などがあります。
Q/MSは誠実に対応しろXPのサポート期限を延ばせと主張されてる方のXPマシンはいったいいつ製造のものなんでしょうか?
A/最新のものなら、2010年でもダウングレードはしていますし、2011年でもありますよ。
私が使っている一番古いXPのPCは2000年(平成12年)のPCですが・・・。まあ、パフォーマンスが低いので、ほぼ家族のソリティア専用です。まあ、OSは4種類使ったかな?最後に落ち着いたのが、XPです。
サポート延長を求めるほどの代物でもないです。この機会に買い換えたいと思っていますし・・・。
ちなみに、OS市場でこれほど長くサポートをしたのは、Whistler世代(WindowsXPのこと)が初めてになります。一般に2001年から2014年までの13年半に渡ってサポートしたOSは、ないでしょう。商用のOS/2 Warp 4でさえも、9年ですからね。
MacOSに至っては、長くても4~5年。短いものは3年ぐらいですから・・・。
コアの出来がとても良かったのだと思います。
もう、この手のOSは登場しないでしょうけど、今後、OSのサポート終了を望まない。無料でOSをアップデートやアップグレードできる環境を求めるなら、AndroidやChromeOSなどに投資するのが良いでしょう。ただし、PCに関しては金を出してもWindowsに勝ものは今の段階ではないかと思います。
まあ、サポートを求めないなら、別にXPも使うことは出来ます。ただ、セキュリティ上の脆弱性などが放置されるので、インターネットに繋いでいると攻撃の対象になる可能性が高くなります。
繋がないなら、今後パソコンが壊れるまで使い続けることは出来ますよ。
お礼
ありがとうございました