- ベストアンサー
井上雅央のピンフォール勝ち
プロレスラーの井上雅央は、豪快なやられっぷりと、リングアウトや丸め込みによるずるい勝ち方が最大の持ち味だと思います。 もちろんこの持ち味を否定するつもりはありません。(かのリック・フレアーも、やられ技とずるい勝ち方で魅せたレスラーの一人でしたし) とはいえ、雅央が格上相手、あるいはタイトルマッチなどの重要な試合で、ピンフォール勝ちした例はあるのでしょうか? また、彼のベストバウトはどの試合だと思いますか? (彼の場合は負け試合がベストバウトということもあると思いますが)
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
井上雅央の立ち位置から考えて、質問者様が望む「格上・タイトル戦での勝利」はほぼないと言っていいと思います。 ※プロレス専門のデータベース(下記リンク参照)で調べてみましたが、井上雅央の全戦績(全日本入団・ノア・その他スポット参戦団体)の中で、シングルでのタイトル戦自体がわずか2試合(白GHC、GHCヘビー。王者は共に秋山準。しかも白GHCは泉田純・川畑輝鎮含めた3人連続3試合)でした。もちろん、敗れています。ただ後者のGHCヘビー級戦は、確かに井上雅央らしい試合ぶり(ずるさ全開)なので、ベストバウトは何と問われれば、シングル戦に限ればこれかもしれません。秋山のフィニッシュでリストクラッチ・エクスプロイダーまで引き出したのですから、井上雅央の団体での格から考えれば大満足の試合だと。 ピンフォール勝ちについては、今も昔も前座戦線で若手の壁(入団当時から中堅扱いという非常に珍しい扱い)&初参戦選手(外国人・日本人関係なく)相手の勝利はあります。もちろん、大物外国人と呼ばれる選手相手(今は亡きスティーブ・ウィリアムスやゲーリー・オブライト、もちろん存命ですが元WWEのJBLの若手時代)はジョバーとして、派手なバンプで相手の勝利に貢献していますが。自分と同格以下の選手とのシングル戦の勝利はあるのですが、端から見て井上より格上の選手とのシングルでの勝利は”なかった”ですね。 ※井上雅央の真骨頂は、あくまでも”タッグ戦”。本田多聞とのアジアタッグ王者時代は確かに面白かった(99年の戴冠からノアに移籍した2000年7月まで、タイトル陥落なく保持し続けていたわけで)。見た目と違ってフィニッシュは常に井上。本田が散々に痛めつけて相手を分断した上で井上が仕留める。この頃の強さからでしょうか、上記のような初参戦選手の最初のシングル戦の相手が指定席。勝率はともかく”ノアの門番”的立ち位置でした。 「おりゃ~~~~~~~!!」
お礼
詳細な回答ありがとうございます。わざわざ調べていただいたようで恐れ入ります。 格上相手にシングルでの勝利は”なかった”ですか(笑)自分の立ち位置を頑なに守っているようで、逆に清々しいですね。 ただ、全日本、ノア、フリー時代と、一貫して若手の壁、門番として活躍する存在感はさすがだと思います。 YouTubeにあったので、改めて秋山vs井上のGHCヘビーを見てみましたが、雅央ワールド全開ですね。近年のメジャー団体のフラッグシップタイトル戦で、挑戦者が露骨なリングアウト狙いを3回も仕掛ける試合なんて、そうそう見られるものじゃありません(笑) 武道館の大観衆を味方につけて、ファイナルで存分に持ち味を見せたという意味では、ベストバウトと言えるかもしれませんね。 改めてありがとうございました。