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欧米の職場で一人一人に部屋を与える文化について
- 欧米の職場では一人一人に個室が与えられるのが普通であり、日本の職場では役員や管理職にしか個室が与えられないことが一般的です。
- この違いは労働組合の強さや労働に対する考え方といった要素によるものか、それとも文化的な違いによるものなのかは明確ではありません。
- 個室を持つことによって、周りの目を気にせずに仕事に集中することができるため、多くの人が個室が欲しいと思っていますが、日本の職場では個室を与える文化が浸透していないため、なかなか実現されにくい状況です。
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質問者が選んだベストアンサー
No.2です。No.2では焦点がぼやけるので書きませんでしたが、他の回答者さんのおっしゃる「社会的背景」もあると思います。 ヨーロッパって、けっこう中世以来の「階級」社会なのです。 王侯貴族が社会の上に立つ「上流階級」。そういった地位は、神から与えられた。現在でも、ほとんどの国で「家系」として続いていますね。ヨーロッパには、けっこう「立憲君主国」が多いのですよ。 そして、産業革命、市民革命後、「上流階級」に加えて、資産家・高級官僚・学問のある知的階級(ブルジョア、テクノクラート/ビューロクラート、インテリゲンチャ=中流階級)、そして一般庶民(労働者、農民=プロレタリアート)という階級が形成されました。 個室を持って仕事をしていたのは、このうち中流階級です。(日本人の抱いている「総中流意識」でいう「中流」とは、1ランク違います。日本の「総中流意識」は単なる「平均的庶民意識」ということです) 第二次大戦後、第三次産業が盛んになり、プロレタリアの中でもいわゆるオフィスワークをする職業が増え、こういった職業では、昔のブルジョアの流れで、個室で仕事をするようになったものと思います。アメリカも、庶民の国でありながら、そういったヨーロッパ流のWASP意識が受け継がれているのだと思います。 日本の「サラリーマン」は、それに似ているのですが、やはり昔ながらの「大部屋」で仕事をする風習が踏襲されたということでしょう。意識の上でも、競い合わない「平等な庶民」ということですし(出る杭は打たれる、変わったことを排除する、とびぬけた能力を嫌う~特に部下・女性の)。
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- quantum
- ベストアンサー率20% (38/189)
人口密度の問題です。 先進国の中で、日本ほど人口密度の高い国はそうはありません。自然に土地の利用が厳しくなり、個室を与えられるだけの余力はなくなります。 アメリカでも大都市などで地価が高い地域は、必ずしも個室ではないようです。
お礼
確かにそれはありますよね。確かとある映画のニューヨークオフィスは日本以上に机が敷き詰められていたのでそんなものなのでしょうね。
- nekokooko
- ベストアンサー率4% (23/494)
日本人は、世界でもサボる人種ですから、個室を与えると仕事しないで効率落ちます、欧米では、残業するのは能力が無いと評価されるからそのせいですな。
お礼
適当なこと言わないで。
- yosifuji20
- ベストアンサー率43% (2675/6115)
これは文化の差だと思います。 私は海外の子会社に何回も行きましたが、国によっては管理職と平社員の身分の差が非常に大きいということがります。 日本ではただの先輩か他人よりも仕事ができる人というだけのことで、会社によっては社長も同じ部屋に座っています。 人間としてはトップも同じ仲間で頑張るというのが日本文化ですね。 これが西欧や中国では階級の違いという感じがします。たとえば中国の社長や工場長の部屋は日本の親会社のそれよりもかなり大きく立派です。(多少見栄えだけという感じもありますが) またある東南アジアの子会社で工場長の社用車を買い替えの時に、燃費の良い小型車を工場長自信が望んだら、周囲からそれでは取引先にバカにされるからやめてくれと言われ、結局高級車になったことがあります。 要するに偉い人は外観もえらく見えなければいけないということかなと思います。
お礼
興味深いお話ですね。 でもなんか不思議なんですよね。英語って敬語なんていう概念がなくステイ先の職場は本当にフラットな感じがしました。 けど結局は階級社会なんですよね。 一方日本は、敬語を使って上下関係を重んじる。でも本質的なところではみんな平等でありたいと思うのでしょうね。 興味深い回答ありがとうございました。 私一度、下記で質問させていただいたのですが物足りず再度、形を変えて質問させてもらいました。 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7936655.html
- masarusander
- ベストアンサー率4% (16/390)
文化の違いですね。 欧米は個人主義です。 日本は集団主義です。 日本は和を尊びます。和とは輪でもあります。 個々別室では決して和(輪)になりえません。
お礼
和って二面性ありますよね。 海外では、震災時に集団で解決しようとする日本人の協調性が評価される一方 山口県周南市集落殺人事件のように極端に集団性を利用して個人を攻撃するような悲劇が起きたり。。 かといって個人主義がすべてとは思えませんが。。
- Tann3
- ベストアンサー率51% (708/1381)
「知的」な生産性を要求される職場ですね? 個人個人が、その能力や成果に応じて報酬をもらうような仕事。 そのような仕事では、個人個人が会社と直接契約して、個人として成果を出す必要があるので、必然的にそういう環境になるのでしょう。 欧米でも、たとえば自動車の生産ラインや、鉄鋼の生産ラインなど、「労働者」が集団として働く現場は、当然のことながら個室など存在しません。 振り返って日本の状況をみると、サラリーマンは一見知的作業のようですが、個人ではなく組織やチームで仕事をし、組織の中で評価・査定されるという仕事の仕方です。たてまえは成果主義と言いながら、終身雇用・年功序列で、給料はほぼ年齢で決まり、同期入社はほとんど横一列、という待遇がまだ多いと思います。 そういう仕事の風土では、個室は無理でしょうね。PCでゲームをしていても同期と同じ給料がもらえるという環境では、会社側には個室にするメリットもインセンティブもありませんから。 質問者さんのような「周りの目を気にするあまり真面目な振りをして余計な神経を使ったり」という職場では、個室にする意味はますますないと思います。「何をしているか」ではなく「何を成し遂げたか」が重視されるようにならないと。「どのように仕事をしているか」(how)ではなく、「何の成果をあげているか」(what)が価値基準でなければ、個室で仕事をさせる必要はありません。個室を与えるということは、「『どのようには』問わないので、結果を出せ」ということです。個室の中で、寝ていてもゲームをしていても、結果を出せば会社は何も言わない、ということです。 日本の企業が本当の意味で個人ごとの成果主義になれば、個人の成果を明確に分離するため、好むと好まざるとに係らず「個室」で仕事をさせざるを得なくなるでしょうね。
お礼
仕事の形態云々より、おそらく日本の社会の構造自体の問題のような気がしてきました。 なぜなら、労働契約は日本であっても、形骸化しているとはいえ個人が社長とするものですよね。誰に強要されるわけでもなく。 私も定時で帰宅しようとする時に、真意はわかりませんが 「へぇ、今日帰るの随分位分早いんだね!!」 とか「仕事暇なのか?」とかもっとひどい場合は、「そういう状況でよくこんな時間に帰れるね。」とか声を掛けられたことがありました。当然、私の仕事状況を知らない人も言ってきます。 その他にどんなに仕事ができようと、日本の会社では特に男は髪を染めたりパーマかけたりはかなりのタブー視されますよね。 個人の自由はまだまだ通用しませんしね。 でもだからと言って日本でも成果を求められないわけでなく、最近は仕事の成果も厳しく求められるようになりましたよね。息苦しくなってきた次第です。
- atohsaaa
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確実なことはわからないので、「もしかしたらそうかもしれない」くらいで聞いてください。 もしかすると、「家」の形態からくる習慣なのかもしれないですね。 伝統的な日本の家庭というのは、そもそも個室という概念があまりありません。ふすまなどがある場合でも、それは簡単に取り外すことができるようになっています。 寝る場合も、小さい頃はほぼ親と一緒に寝るようになっています。 一方で、欧米では小さな頃から子供は部屋を与えられます。 家族とはいえ、小さい頃から自分の個人的なスペースを持っているわけです。 この考え方が染みついているので、欧米では、一人ひとりが個室を持っているのではないでしょうか?
お礼
なるほど!!それが全てではないかもしれませんが、そういう事実があるのなら確実に 一要素にはなってそうですよね。 その他に、他の回答者にあるように集団主義や個人主義の民族性もあるのでしょうね。
お礼
知識を共有くださりありがとうございます。 産業革命以降の階級については調べてみたら面白そうですね。 ヨーロッパにて個室で仕事するサラリーマンはある意味特権階級なのでしょうね。 ありがとうございます。