あまり期間もないようですので、簡潔に。
例えば「ボランティア活動の是非について述べよ」という題目を例にとって。
1)設計図を作ること
考えながら書きだすと、途中で混乱します。
最低限、結論とその結論に至った理由を明確にします。
例)「ボランティア活動は必要ない」
「ボランティアは、それを受ける側を甘えさせ、堕落させるから」
2)書くことのポイントを箇条書きで書いてみること
小論文のように決められた時間と字数で書かなくてはいけない場合、余計なことを書くと
両方ともオーバーしてしまいます。
従って、論文で何を書かなくてはいけないのか、論文のポイントを箇条書きにします。
逆にこれができないと、論文で書きたい内容が散漫になります。
自分で何が言いたいのか分からない人の話は、聞いている人にだって何を言いたいのかわかりません。
例)
1.ボランティアはこれまで色々な災害の時に行われていた
2.ボランティアは被災者の生活を助けている
3.ボランティアの活動に頼り切りになり、自力での活動をしない人間もいる
4.ボランティアは一時的なもので、一生助けてくれるわけではない
5.被災者は自分で自分を助ける努力をしなくてはいけない
6.それを邪魔するボランティアは不要である
3)2)であげた箇条書きを接続詞でつないでみる
文章のポイントを接続詞でつなくごとにより、論文の骨格が出来上がります。
適切な接続詞で繋げることにより、論文内の論理展開が明確になります。
(実際には2)の段階で接続詞でつなげても構いませんが、必ず論理の筋が通っているか見直しが必要です)
例)
1.ボランティアはこれまで色々な災害の時に行われていた
[例えば]
2.ボランティアは被災者の生活をを助けている
[一方で]
3.ボランティアの活動に頼り切りになり、自力での活動をしない人間もいる
[しかし]
4.ボランティアは一時的なもので、一生助けてくれるわけではない
[だから]
5.被災者は自分で自分を助ける努力をしなくてはいけない
[従って]
6.それを邪魔するボランティアは不要である
4)3)で作った論文の骨格に文章を肉付けして論文を完成させます。
#なお、例文はわかりやすくするために、やや極端な論理展開にしています。