>反射式石油ストーブ 点火後5分して消えてしまう
関東に本拠を持つ、かなり有名な石油ストーブのメーカーの物です。
有名云々はこの場合に別次元だと思います。
石油ストーブ特有の不具合であり、原因としては<順不同>
ご自分で対策を講じた上で改善解決しなければ、メーカー修理は技術工料・出張費・部品代を考えると石油ストーブの買い替えの方が確実であり費用も変わらないと思います。
◇燃料としての石油(白灯油JIS1号)が、輸入規制の緩和による外国産精製の粗悪灯油(茶灯油や水分混入や硫黄分の多い物)、購入後の保管状況で太陽光・紫外線や空気との接触で酸化や水分分離・黄変変色したり、シーズン持ち越した不良灯油や持越し灯油を使用した事による燃焼不良とタールやススの付着で点火不良、黄炎現象・立ち消えが起こっている。
◇芯の材質(ガラス繊維・綿芯)にもよるが、タールやススや錆等の金属物質・不純物の為に灯油の吸い上げが上手くいかない。
また、芯の接続不良や芯の上下動を行うメカ、使用したり燃焼して芯の長さや灯油の吸い上げ面に芯が届いていない場合には灯油の供給が含浸量を消費する5分程度で途切れる為に燃料切れにより燃焼を続けられない。
◇設置場所の水平度や振動、持ち運び等による耐震装置が動作して安全の為に消火する。
↓
対策としては・・・
空焼きクリーニング:お客様相談室の説明通り、タンクの灯油を完全に切り、火が消えるまで屋外や歓喜の良い場所で煙や臭いを覚悟して燃やす。
もえるのはタールや金属成分であり、空焼きして燃やしきれば芯が再生する。
芯の長さ調節、取扱い説明書を見ながらですが、芯の締め付け部を緩め引っ張り上げたり、燃えて短く成っている場合や変質した物は芯の部品交換する。
芯の上部(燃焼部)は歯ブラシ等で付着物質を清掃し、ハサミで長さ高さを揃える。
芯の下部は灯油に届いているのか吸い上げているかを要チェック。
◇持ち越し灯油や不良灯油の可能性があれば、灯油を新品に切換える。
要は石油ストーブのカートリッジタンク・芯の上下昇降メカ・芯・耐震装置の何れかの不具合か燃料としての灯油の変質&不良が起因している場合に起こる現象であり、対策を参考にしてみてください。
>もう捨てますか?それとも、どうすれば良いのでしょうか?
石油ストーブは大型ストーブ・FV式灯油暖房機でなければ、一般的には5~10千円程度であり、修理しても完全に治る訳でなく、使用している商品の場合は買い替えサイクルからも、最新式の商品が購入できますので、石油ストーブ又は石油ファンヒーター(都市ガス地区ならガスストーブも検討してください)への買い替えがベターな選択だと思います。
尚、捨てる場合は灯油を完全に抜き、点火ヒーター&自動点火の乾電池を外し、器具に付着している灯油を清掃拭き取る。
その上で、抜き取った灯油はガソリンスタンドや燃料店に、石油ストーブは市町村の分別ルールに沿ってゴミだし廃棄処分。
お礼
詳しいですね。 気持ちは、買い替えへと向かっています。 メーカーはアラジンです。 従って、関東と書きましたが正しくは関西です。 ありがとうございました