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心臓ペースメーカーと携帯電
私は以前、整骨院で働いていました。 その時のことなのですが、何人かペースメーカーをしている方が、通院していました。 院長先生は「携帯はほとんどペースメーカーに影響がない、世間では言われているが、最近の携帯はほとんど大丈夫だ」 と、言って電源を切ること自体を、気にしすぎだとでも言いたげな言い回しでした。 「ペースメーカーをしている人が来たので電源をオフにしてもらえますか?」といっても 「はいはい、わかりましたからねえ~」と、まるで子供にでも言い聞かせるような言い方で、なんというかニュアンスが上手く伝えられませんが、とにかく嫌味を言ってくるだけで、切るそぶりもみせませんでした。 ペースメーカーをした人の横で、違う患者さんが携帯受信して話していても全く注意せず、いいですよ~というばかり……。 私は治療の事はわかりませんが、そのときばかりは、カーテンを開けて入って行って、患者さん本人に電源を切るようお願いしました。 gooで調べて、はじめて22cm離れれば、強い影響は受けないと知りましたが、そこで働いている間は不安でたまらなかったです……。 私で不安なんだから患者さんはもっと不安なんじゃ……? そもそも、医療機関で禁止されているのには、それなりの理由があるはず、それとも整骨院では精密な医療機器もないし、法律などでは認められているんでしょうか? 私は学がないし、院長には言い負かされっぱなしで、ろくろく話を聞き入れてもらえませんでした。 皆さんだったら、院長になんと言っていましたか? そもそも整骨院はそういうものなんでしょうか……?
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院長先生はまったく正しいのです。 それはなぜか。 1.いままで、誰一人として、ペースメーカーを入れた人に事故が起こっていないという事実 電子レンジや、レンタルビデオ店やCDショップの万引き防止の装置で誤作動を起こしたことはありました。 しかしその誤作動すら、「リセットがかかる」という「致命的ではない」誤作動でした。 だれひとり携帯電話で事故にあっていない、という事実をこれ以上無視するわけにはいきません。 2.距離22cmというのは真実か? 詳しくは述べませんが、22cmで誤作動を起こす可能性があったのは、今から8年も前の平成8年までにまとめられた、当時の携帯電話(アナログの)の数値です。 現在の携帯電話でも、同じ結果がでるかどうかは、追跡調査されていますが、統計的には、携帯電話でペースメーカーが誤作動することはまったくないのです。 3.なぜ鉄道会社は優先席付近で禁止するのか? 実は、本当にペースメーカーに悪影響をあたえるのかどうかは、わかっていないのです。これが事実です。 しかし、もし万一、何かあったときに責任を問われるのは、優先席付近で携帯電話を使った人間ではなく(というのも、そんな「犯人」は絶対にといっていいほど、特定できないからです)、十分に禁止しなかった(としたら)鉄道会社だからです。 それに、マナー問題もあります。いまだって、電車の中で通話しているひとは、少なからずいます。今日も2人みましたよ。 こういった、苦情をいちいちききたくない、解決したくない鉄道会社が、ペースメーカーにかこつけて、携帯電話を禁止する手段にしているのですよ。 なお、参考URLならびにそこからリンクされている各データを見てください。 あと、現在のペースメーカーは既に行政の指導で十分な携帯電話対策がとられているとのことです。 ※結論 1.携帯電話がペースメーカーを誤作動させるというのはウソ(といってもいいくらいの、データが現在でている) 2.ペースメーカーの交換、メンテナンスをきちんと行っている人のペースメーカーには、現在の携帯電話の影響は受けない 3.鉄道会社の措置は、自己保身とトラブル回避のためにすぎず、ペースメーカーはだしにつかわれているだけ(だから、現在、どの鉄道会社*も、公式にはペースメーカーという言葉を出していない) *名古屋の地下鉄は例外 -------- ただ、鉄道会社(面倒な乗客間のトラブルに介入したくない)と、行政(安全面で仕事を増やしたくない)が利害が一致して、携帯電話をペースメーカーにかこつけて車内で禁止した・・・というのは、 ・自分の頭で考え、きちんとデータをみて判断する という「当たり前の判断手順」をとることのできるひとだけが ・ペースメーカーに携帯電話が影響を与える可能性は、隕石に当たるよりも低い ということを知りえるわけで、そうじゃない、つまり「データを調べる手段がない」「お上や鉄道会社がいうことは正しい」「新聞で報道されたから正しい」と判断する「善良な普通のひとたち」には、通じない話ですよね。 不安に思っている人に、正しい知識を知らせて、不安に思わないようにしてもらう・・・これはなかなかに大変なことです。 本来は、役所や鉄道会社が「いままでペースメーカーに悪影響をあたえるといっていましたが、実はぜんぜん危険じゃないんです」って言ってくれないと困るのですが、いいませんねぇ。ことなかれ、だから。 というわけで、院長先生は正しいのですが、正しいからっていい、というわけでもないよねぇ、というのが結論です。
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- mokonoko
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#1で解答した者です。 >携帯は電源を切らない限り10秒単位で、強い電磁波を発すると聞いた事があり、知らないで悪影響を受けている患者さんがいるのでは? 自分が数年前にTVで見た検証実験では、着信状態の携帯電話の近くにある ペースメーカーへ与える影響の測定だったのですが、そこでは徐々に ペースメーカーの同期速度が変化し、最終的には完全停止しました。 着信状態を切るとペースメーカーは回復し、通常の機能へと回復しました。 この動作が全てのペースメーカー共通ではないと思いますが、 この結果を踏まえれば10秒おきの間欠的な送信であれば殆ど影響は無いでしょう。 これは非装着者でもちょっとした感情の起伏で動悸が変化する程度のことです。 >病院で使っているくらいなら、ほんとに安全なんですね? 安全と言いきるのは微妙ですが、22cmという距離の短さを考えると 電車の様な鉄板で囲まれて人同士が密集するようなところでもない 整骨院では気にするレベルではないと考えられます。 もちろん、装着者がどのように考えるかはその人次第なわけですが。
お礼
補足、ありがとうございます。 私も、そのようなテレビを見たことがあり、その記憶が不安をあおっていました。 装着者が携帯をみて、心理的に追い詰められることもあるようなので、その点においては気をつけねばと思いますが、実際は患者さんの命を危険にさらしていた訳ではないとわかって、安心できました。 ありがとうございました。
#2です。 参考URLもお読みください。 ・人の迷惑にならないように携帯電話をつかう。 ということと ・携帯電話は心臓ペースメーカーに悪影響を与えるか。 ということは、 似て非なる話題です。 そして、後者が否定されつつある現在、「人の迷惑にならない」という社会人として当たり前のテーマだけが残されています。
お礼
URLみてみました。 かなり詳しくて、参考になりました。 携帯だけがTVなどでも、大きくとりあげられるのは、マナーのこともあるからなんですね~。 地下鉄などでも、携帯をつかっている人をみても、まわりにペースメーカーをしている人がいるのでは!? と、不安になっていましたが、これからは不快になる事はあっても不安になることはないと思います(笑) ありがとうございました。
- mokonoko
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まず、医療機関での携帯電話の禁止は法的な拘束力がありません。 医療機器に対する影響は無いことを検証した上で携帯電話をOKとしている医療機関もあるようです。 なので、その整骨院の院長はそこの「色」とでもいうべきところなのでしょう。 ただ、 > 私で不安なんだから患者さんはもっと不安なんじゃ……? というのは勿論そうです。 でも、患者さん自身がそういう院長さんだということを認識して、 携帯電話に対して気にならない人なのかもしれません。 本当に恐いと思っていたら別の整骨院に替えると思います。
お礼
そうですか……、う~ん、私の気にしすぎだったのかもしれませんね? PHSがOKなのは知っていたんですが、携帯でも許可しているところがあったとは、知りませんでした。 携帯は電源を切らない限り10秒単位で、強い電磁波を発すると聞いた事があり、知らないで悪影響を受けている患者さんがいるのでは? と、罪悪感がそこで働いてた間中あったので。 病院で使っているくらいなら、ほんとに安全なんですね? ちょっと、ホッとしました。 アドバイスありがとうございました。
お礼
サイト、みてみました! ものすごい、説得力がありました。 そもそも、院長に関しては、他にもいろいろとあったので(汗)全く信用出来ていなかったため「また、自分勝手なことを……」と、思ってました。 携帯が安全だったとわかって、救われました(私が!) 罪悪感がずっとあったので……。 回答 ありがとうございました!