善良で真面目なビジネスマンが、顧客との約束の時間にちょっと遅れそうなので、少しだけスピードを出し過ぎ、スピード違反でパトカーに停められた・・みたいな話しですよ。
道交法違反は道交法違反です。
その人が善人か悪人かなどは無関係だし、止むを得ないのかどうかなど、動機も無関係。
猪瀬知事の人柄や動機に関わらず、少なくとも現段階では「不適切な資金の流れ」がありました。
今後の捜査の行方次第では、「不法な資金の流れ」となるかも知れません。
まあこの事件の現象面から考慮しても、猪瀬さんの悪性は低いとは思われますが。
徳洲会の公職選挙法違反容疑を聞いて、大慌てて返済したところ、徳洲会への家宅捜査で「このカネは?」みたいなコトになって、逆に騒ぎを招いたワケですから。
即ち猪瀬さんは、周囲や側近を含め、政治家としては「ド素人」と言っても良いくらい、非常に要領の悪いやり方で、悪人のやり口では無いと言えますよ。
一方の徳洲会は、政界と癒着し拡大してきた医療法人グループで、この程度のコトは各所で相当にやってるハズですが、要領が悪くバレたのは、猪瀬さんくらい。
本当の悪者とか、猪瀬さんより悪人は、これから名前が挙がってくるのかも知れませんが、本当の悪人は、巧妙な手口で隠し切るかも知れません。
また、猪瀬さんの会見によれば、無担保,無利子で、恐らく無催促の様です。
そんな条件なら、低金利とは言え、銀行に預けておくだけでも、小遣い銭くらいの利息は付きますし、住宅ローンを返済しておけば、ローン金利分は浮きます。
従い、算数が出来る人なら、「では取り敢えず・・」と借りる人が殆どでは?と思いますよ。
そんな状況で、猪瀬さんがカネに汚いかどうか?を判断するのは難しいでしょう。
判るのは、むしろ猪瀬さんは常識人とか普通であり、「アホではない」ことくらいでしょう。
ただ、それが発覚し、騒動になっている部分では、他の回答者さんが仰る通り、「政治家としては脇が甘過ぎ!」などですね。