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住宅用の建材で、最も丈夫なのは次のうちどれですか?
具体的に説明してください。 (1)J-WOOD・LVL(Laminated Veneer Lumber)はニュージーランドのラジアータパインを積層した、構造用単板積層材です。単板の繊維方向に平行して積層接着されるので、縦方向に対する強度が強くなり、構造用の軸材(柱・梁)に適しています。 (2)一般製材に比べ約1.5倍も強い構造用集成材。さらに強度の高い欧州産のレッドウッド材を使用した集成材を全ての主要構造材に使用しています。しかも防腐・防蟻効果も高めたAQ認証を受けており、耐久性にも優れています。私たちは地震に強くいつまでも安心して暮らしていただける住まいをお届けします。 (3)北海道よりも緯度の高い北欧の森で80年~120年かけてじっくり育てられた木材は、年輪の目が詰まり、硬く、建材に適しています。
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- titelist1
- ベストアンサー率25% (712/2750)
3種類の材木はいずれも大手ハウスメーカーなどで使用されているものです。3種間で優劣を付けることは困難です。そもそも、建物の丈夫さである耐震性は柱や梁の強さよりも筋交や面材により補強された耐力壁の量で決まるのです。 3種類の材木はすべて外材の集成材ですが、集成材は平均強度が高くなっていますが、前述のように強くなっていることはあまりメリットではないのです。むしろ、集成にする接着剤の耐久性不安が付きまといます。集成材は大型建築物での施工実績があり信頼されているが、基礎や外装がしっかりしているので雨や結露などの水濡れの問題はありません。しかし、在来軸組工法の一般的施工の木造住宅では内壁内結露や外壁材の貧弱さから水濡れ問題を完璧に克服できているとは思えません。集成材が濡れたり乾いたりすることが繰り返される状態になると剥離が起こる可能性があります。一部の大手ハウスメーカーでは土台や外壁材を改善してこの点の改善工夫がされているが広く行なわれているわけではありません。 外材の樹種についてですが、力学的な強さに問題はありません。どれも日本の杉よりも力学的に強い木材です。水濡れが起きないのであれば樹種に耐久性の差はありません。しかし、現実には水濡れの危険性はあるので、腐敗やシロアリは心配なのです。日本の気候は高温多湿の多雨の気候です。その気候で中で材木用として生き残ってきた木材が檜と杉です。寒冷地の環境はもともと腐敗が起こりにくいので、寒冷地産の木材は高温多湿の腐敗に対する抵抗性が一般的に低いのです。北欧の森の木と呼ばれるのスプルースや一般にレッドウッドと呼ばれる欧州産の西洋赤松やニュージーランドのラジアータパインも檜よりも腐敗に強いとは言えません。例外は北米レッドウット゜で西洋赤松とは別の樹種ですがウッドデッキに使われるほど腐敗には強いです。ヤマトシロアリ被害も蟻道が出来にくい基礎であれば問題は無いのですが、強制食害試験では3種類の木材はいずれも檜よりも劣っています。 日本の住宅用の建材で最も丈夫なのはとの質問ですが、それは檜と思います。それは特別な施工工夫をしなくても実績があるからです。檜は日本の気候の中で生き残った優れた材木です。柱や土台には集成材ではなく檜乾燥材(KD材)を、梁・桁には檜集成材が良いと思います。柱は水濡れの可能性があり、梁・桁はその可能性が低いのと巨木でないと得られない厚い梁・桁材木を集成材なら安価で得られるからです。 檜は値段が少し高いことと林業衰退による供給や品質問題があって、大手ハウスメーカーがメイン材木にしていないのだと思われます。また、檜はKD材でも歪みが出やすいので胴縁を施工しないと内壁のクロス切れが出る。昔はそんなもので済すんだが、今ではクレームになるので嫌われているのです。
- kamapan
- ベストアンサー率42% (101/238)
どれを使っても「大差」はありませんね! 定期的なメンテナンスをしていないと「シロアリの食害」や 「腐朽菌で傷む」のは同じなのですよ。 日本の環境に一番適しているのは「日本産の樹木」なので 「北欧産の木材」に憧れるのも分かりますが 日本での「林業における雇用の確保」と「山林荒廃」を 防止する観点からも、日本の木を使うのが良いでしょうね。 確かに「集成材」では強度のバラつきが少ないのと、せん断破壊に 強いのも「利点」なのですが、問題は「材積単価」が低過ぎて 山林の維持が出来なくなる事が問題なのです。 建築会社では、いかにも「我が社の工法だけが優秀です!」と CMをしますが、その多くは既にありふれた「工法」ですから 「高いお金を払ってまで」導入するメリットはありませんね。 「補足」があれば「追記」が可能です。