二人の園児を育てています。
子供によって幼少期に覚えが早い子、遅い子、覚えが遅かったのに後でグッと伸びる子、早かったのに思いっきり失速する子、など色々いますが、ただ一つ言えることは「間違った方向で無理をさせると伸びるはずだった芽は伸びない」という事です。人間、遺伝と環境でその形を作っていくわけですが、遺伝子の時点で伸び幅が決まっています(遺伝的要因)。そこを最大限伸ばせるか、がどのような教育(環境的要因)を与えるかで決まってくるわけです。
子供によって知識が効率よく入ってくる時期が違いますから、お子さんの様子を見ながらできる所まで入れてあげる。もちろん遅い子もいれば早い子もいるでしょう、しかしそれが持って生まれたものを最大限に伸ばす方法だと思います。頑張れるところまで頑張らせるが、最初から目標を設定してしまってそれをやり遂げるまでは終わらせない、など子供に過剰な負荷をかける方針は取らない。
将来、どこまで教育を与えてあげたいと思っているのかにもよりますが、(短大でいいや)(専門学校でいいや)多くを求めないのであれば何も心配する必要はありません。ひらがななんていずれ誰でも書きますから。しかし「大学はもちろん、一定レベル以上の大学に行ってほしい」などの明確なビジョンがあるのならそれなりに幼少期からストレスとプレシャーを『適度に』与えて行く必要があります。責任の重い仕事で「ちょっとストレス溜まったから辞める」なんていう訳には行きませんから、やはりハイクラスな職業で働く人間はストレスマネージメントのスキルが高いですし、それを幼少期に育てておけば多少のストレスやプレッシャーは物ともしない子供になります。
とにかく親がしっかり子供の心を見てあげることです。その子がどこまで頑張れるか、注意深く観察する。詰め込みすぎて壊れちゃう子供も見てきましたが、親がしっかり子供の心を受けとめながら教育している家庭の子は、その子が持つ能力を最大限に引き出しているようですよ。