女性のジャズギタリストが少ない理由(かなり長文)
ジャズギターをやっています。自分は男です。
常々思うことなのですが、女性でジャズギターをやっている人ってほとんどいませんよね。
全くゼロというわけではないですが、普段ジャズ関係の人たちと交流する中で、他のパートに比してギターだけが際立って女性人口が少ない気がします。
他のパートを見渡すと、ボーカルは女性ばかり、ピアノ、ベース、ドラム、各種管楽器なども、それなりに女性の方も多くおられます。
ジャズ関係専用でmixiをやっており、セッションで知り合った人とかのマイミクさんが200人ぐらいいますが、それも含め女性でギターは自分の知っている人では、わずかに1人です。
しかし、クラシック、ボサノバ、フォーク、ロックなど他のジャンルでは多くの女性がギターを弾き、割合的にもとくに少ないとは思えません。なぜかジャズだけ女性ギタリストが少ないのです。
プロでも少ないですね。エミリー・レムラー(故人)と、最近ではシェリル・ベイリーぐらいしか思いつきません。
自分なりに考えてみたことと、その矛盾点を挙げてみました。
1)女性は手が小さいので、複雑なコードやスケールを使うギターに向かない
→これはクラシックやロックでも言えることで、あまり大きな要因ではないと思われます。もっと手の小さい子供でも巧みにジャズギターを弾く子もいますし、超絶技巧の女性ロックギタリストもいます。またピアノも手の大きさが関連する楽器ですが、こちらは女性の比率は多いです。
2)指先が固くなったり爪を伸ばせないのが嫌
→フォークやロックのギターでも同じで、ジャズギターだけに言える事ではありません。またベースはもっと指にリスクを負いますが、女性ベーシストはときどき見かけます。
3)胸に当たって痛い
→ジャズに使うフルアコギターはボディが大きく、男性でも大胸筋部分にショルダー部が当たって痛いことがあるので、女性なら抱えるときに抵抗があるかもしれません。しかしフォークギターも同じぐらい大きさはあるので、フルアコだけに限ったこととは言えません。
4)女性は体質的にジャズギターの音に魅力を感じない
→こればっかりは女性になってみないとわかりません(笑) しかしそこまで全女性にそっぽ向かれる音でもないと思いますが・・・。
ボーカルに男性が少ないのはなんとなくわかるような気がします。それでも時々はいます。
ジャズギターの女性比率の少なさは断トツです。
長々と書きましたが、長年の疑問でずっと不思議に思っていたことなのですが、女性から反発があるかもと思い誰にも訊けませんでした。
どなたかこの謎を解明できる方、解説をどうぞよろしくお願いします。