一般的にジャズコードと言えば、その構成音(ギターの場合はそのコードの押さえ方)を意味しています。広く考えれば、ジャズ特有のコード進行も含めてジャズコードと言うことも出来ますが、まずは構成音(ギターやピアノでの押さえ方)について説明します。
とりあえずギターで説明します。例えばコードがCと書かれている場合、1弦と6弦はミュート(軽く触って音が出ないように)して、5弦の3、4弦の2、3弦の2、2弦の3と押さえると、その構成音はド、ミ、ラ、レ、となりCのシックスナインスというコードになります。フォークやポップスでのCはドミソですから、かなり違った響きになりますね。これはCの押さえ方の1例ですが、実際には非常に多くの押さえ方があります。それぞれのコードの代表的な押さえ方だけでも10通り以上はあります。それは使う人の好みやその曲にマッチしたサウンドによって選ばれるわけです。
まずはギターのジャズコードブックを入手して、知っている曲にチャレンジしてみることをお薦めします。ギターの場合の基本としては、
4つの違った音で構成する、
なるべく中4弦で構成する、
開放弦は使わない、
といったところですが、もちろんこれ以外の場合もあります。
ベースの場合はその構成音がどうであれ、ルート(コードがCであればCの音)を弾くのが基本ですので、その押さえ方よりランニングの仕方がポイントです。これもベースランニングの本を入手して、やってみてください。
セッションに参加するには、
曲を知っている(その曲のコード進行を)
リフ(メロディ)が弾ける
バッキング(伴奏)が出来る
アドリブが出来る
の条件が必要ですが、そのセッションのレベルに応じて考えればいいでしょう。