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日本のタクシーも、今の発展途上国のタクシーみたいに
法外な運賃を吹っ掛けてきたり、おつりを無視したりとかいうことをしていた時代があったんですか? オリンピックの開催国のタクシーはボッタクリや、おつりを渡さないなどの行為をしないと考えていいですか?
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No.1です。追記します。 日本の場合、タクシーの屋根の上に設置されている 「社名表示灯(通称あんどん)」も、タクシーに関わる犯罪防止に 大きく寄与しているものと考えられます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E5%90%8D%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E7%81%AF 【Wikipedia「社名表示灯」】 上記サイトの説明によると >>昭和20年代、タクシー強盗が横行した頃に、乗務員を強盗から守るため、 >>赤く点滅する「防犯灯」が取り付けられたのが始まりである。 >>当初は単に電球をカバーで覆っただけのものであった。 >>1954年、武内工業所の初代社長、武内金弥がこれに社名を入れてはどうかと、 >>社名入り防犯灯を考案し、現在の社名表示灯に至る。 >>ぼんやりと光った社名灯があんどんのように見えることから、 >>「あんどん」と呼ばれるようになった。 と記されています。 今では許認可されたタクシー事業者が皆、会社名を表示するため設置していますが この存在とナンバープレートが逆に「雲助」なる悪質運転手のあぶり出しに 大きく貢献し、縮小させているものと考えられます。 会社名を知ってもらうための「広告看板」みたいなものですから否応なく目立ち、 車両の特定にはうってつけでしょう。 そのため海外でのタクシー運転手による犯罪が、現金でも有り金全てとか、 携帯電話・高価な衣装に至るまで剥がされたり、中には暴行・殺害されたりするケースが 後を絶ちませんが、これに対し日本の場合、No.2さんが仰るような せせこましい遠回りによる距離稼ぎでの小規模なものに収まってきているのでしょう。 前者型の犯罪ですと身元がすぐに割り出され、じり貧の逃避行が延々と続くことになり 逃避行中目にするのが豊かな生活を送っているような通りすがりの人・人・人だと 犯罪者もやるせない思いを抱かずにはいられないでしょう。 その点後者型(No.2さんのケース)ですと、被害も言っちゃ悪いですが軽微で 訴える方がずっとお金がかかるということで泣き寝入りを強いられるケースが多く また「雲助」運転手側も「慣れない道順を間違えた」といってしまえばそれまでなので 日本ではそういうケースが散見されることとなるのでしょう。 また各タクシー会社では「配車センター」が設置され各車両の所在地が把握できることや 監督官庁が「白タク」を定期的に厳しく取り締まっていることもあり 許認可を受けているタクシーでは、目立った「雲助」運転手の被害は ほとんど確認されないものと考えられます。 http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20120829/Wooris_4174.html 【参考文献「ルーマニア女子大生殺害事件から学ぶ大事なこと【前編】」】 http://wooris.jp/archives/4206 【参考文献「ルーマニア女子大生殺害事件から学ぶ大事なこと【後編】」】 日本がこれからも、運転手のみならずどの職種でも職業モラルが向上することを 願うばかりです。
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- KoalaGold
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1994年に雲助タクシーに合いました。 二日続けて池袋駅から入国管理局にタクシーで行ったのですが、一日目は普通に760円、二日目は遠回りして900円以上でした。 外国人が駅からそこまで乗る事が多く、皆が初めてなのでぼったくってみたのだと思います。西洋人の旦那を連れていて私は通訳にでも見えたのでしょうか。 とにかく取れそうなところから取るという態度に腹が立ちました。
- kandglose
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はじめまして。 >日本のタクシーも、今の発展途上国のタクシーみたいに >法外な運賃を吹っ掛けてきたり、おつりを無視したりとかいうことを >していた時代があったんですか? 日本で現在、タブー視されている差別用語として「雲助(くもすけ)」という 言葉があり、上記のようなごろつきまがいの行為を行うような悪質タクシー運転手を 軽蔑する意味合いで、用いられていました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E5%8A%A9 【Wikipedia「雲助」】 もともとこの語源は江戸時代の「宿場人足」にあり、上記サイトによりますと >>本来人足業は農家の助郷役として行なわれていたが、 >>代銭納が増えたことで人足が不足となった。 >>そのため江戸幕府は、1686年(貞享3年)に出所の知れた浮浪人に限って >>人足とすることを許可している。 >>これらは宿場人足と呼ばれ、親方の下、ある程度の統制を受けたが、 >>そこに混じって出所の知れないモグリの宿場人足が横行した。 >>これらモグリの人足の中にはたかり、ぼったくりなどを行なう >>たちの悪い無頼の者も多かった事から、それらを雲助と蔑称したが、 >>次第に宿場人足・駕篭かきと混同されて使用された。 >>(中略)現代では、悪質な運転をするタクシーなどの運転手を嘲る時の >>軽蔑語としても使われることがある。 と記されており、古くは江戸時代の宿場人足から明治時代の人力車夫、 そして時代が下ってタクシー運転手へと、運送に携わる人の中で たちの悪い不心得な者を慮外者の「浮浪者」と決めつけさげすむ目的で 作られ使われたもの(あるいは陰で密かに使われているもの)と考えられます。 …つまりはずっと昔から、わが国で無体な要求や犯罪行為を繰り返す運送従事者が 後を絶たなかった証左ともいえるかと思います。 しかし近年のマス=コミュニケーション手段の発達、そしてインターネットや ブログ・ツイッターによる一般市民レベルでの情報の共有化が 図れるようになったこと、そして何より国民全体の生活レベルが 戦後飛躍的に向上したことにより、「法外なことをすると悪い評判が 広範囲に伝わり、生活も周囲と比べ苦しく割に合わない」認識が広がり そういう悪質運送業者は近年、絶無ではありませんが ほとんど影を潜めたように思われます。 現在日本のタクシーは外国と比べ、はるかに安心できる交通手段となっています。 >オリンピックの開催国のタクシーはボッタクリや、 >おつりを渡さないなどの行為をしないと考えていいですか? 海外に目を向けますと、オリンピックの開催国だ(った)からと言って ボッタクリや金銭不正授受が改まっているとは言えないと思います。 開催国の政府が開催期間中、一時的に取り締まっていても 情報伝達手段の発達やインフラ整備の進捗、国民総体の生活水準向上が 図られない限り、一時的には不正を抑え込めても結局は元の木阿弥でしょう。 彼らにとってオリンピック(による集客)はあくまで生活の糧を得る有力な手段であり よりよい生活を得るため収奪しても悪い評判が広がらなかったら これ幸いと「高収入の糸口」としてそのまま続けるでしょう。 人間の欲望には果てなどありませんから。 日本とて同じです。オリンピックの誘致がただ単に大きなイベントが来ると 純粋に喜んでいる人もいる反面、その経済効果波及への期待のオーラが噴出するのを マスコミはじめ、各業界からこれでもかと思うくらい強く感じずにはいられません。 せめて日本は、先人が築いた信頼を当代で不心得により失うことの無いよう 私を含め日本人同士が共存共栄の姿勢で物心ともに豊かに オリンピックを迎えられるようにしたいものです。