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金のわらじを
金のわらじを履いてでも って諺は どういう意味かしら? 江戸時代から言われていたのかも? 識者様教えて頂けませんでしょうか?
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「かねの草鞋(わらじ・わらんじ)」とは、「鉄製の草鞋」という意味で、いくら歩いてもすりへらないじょうぶな草鞋ということです。 そこから、「金(かね)の草鞋(わらじ)で尋ねる・探す」という言葉が生まれました。 「いくら歩いても擦り切れない鉄製のわらじを履いて探す」ということから、辛抱強く探し回って歩く、根気強く得難い物事をさがしまわる、というたとえができました。 なお、「きんのわらじ」と読むのは誤りです。 この言い方ができたのは、江戸時代初めのようです。 *評判記・たきつけ草〔1677〕「くるわの中をかねのわらぢにて、七へんたづねたりともあるまじ」 *浮世草子・好色貝合〔1687〕上「恋なればこそ此やうなうまい事はあれ、鉄(カネ)の草鞋(ワラジ)で世界をたづねても、よの事に又とも有事かな」 *浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松〔1718〕上「金のわらぢで尋ても、二人とない女郎に思はるる与次兵衛殿はあやかり物」 *談義本・当世下手談義〔1752〕三・足屋の道千、売卜に妙を得し事「夫(それ)こそ上碧落(かみへきらく)下黄泉(くゎうせん)迄、鉄(カネ)のわらじはゐて尋てもない筈」 *諺苑〔1797〕「金(カネ)の足駄で尋ねてもない。」
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- askaaska
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わらじ(靴)というのは履いているとすり減ってボロボロになるわね 「金のわらじ」は「鉄製のわらじ」の意味 これが比喩するのは「すり減らないわらじ」 「金のわらじを履いて」とは 鉄製わらじを履けば どんなに歩いても擦り減らないので どこまでも歩いて行ける 簡単に言うと 目標に向かってちょーがんばれ てこと
- go3776
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識者ではありませんが…。 よく間違えて「きんのわらじ」と言っていますが、「かねのわらじ」が正解です。柔道のトレーニングで鉄下駄をはいてなんて言いますが、まさにそういうことです。 重たいかねのわらじを履いて歩き回ってでも探したほうがよいとか、大変な思いをしてでもやったほうが価値があるときなどに使われます。「姉さん女房」の時によくつかわれますね。姉さん女房は金の草鞋を履いてでも探す、と。なかなか少ないけど面倒見の良い、男性には頼もしい奥さんということでしょう。
お礼
丁寧なご説明、有難うございます。