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なぜ初代ガンダムは長期間にわたり現役なのか?
- 初代ガンダムがなぜ長く現役であるのか疑問に思う人も多いだろう。
- 他のコンテンツと比べてなぜ初代ガンダムはリアルタイム感を持ち続けるのか。
- 初代ガンダムには設定やストーリーが豊富で、後からの付け足しも可能なため、熱心なファンが多いと考えられる。
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魅力という部分はたくさんあるでしょう、人物に深みがあるとか、メカがリアル志向だとか、製作上の事情とか。 でも私が注目したいのは、「宇宙世紀」という時代設定です。 ガンダム以降の作品、ZやZZ、逆襲のシャアや、UCに至るまで、多くの作品がこの「宇宙世紀」の時代の流れの中での1ページ、という設定です。 ですから、ガンダムという作品は、あれで終わっておらず、そのあとの全ての作品をひっくるめて、ガンダムなのです。 後付の設定や後付の理論も、昔の作品に意味や面白みを与え、さらに魅力を高める効果を発揮しています。 あとから続々と公開される多くの作品群が、機動戦士ガンダムという最初の作品を際立たせ、比較されることでさらに面白く感じさせているのだと思います。 ガンダムXもWも、宇宙世紀の話ではないですよね。 そこに違いが出ているんじゃないでしょうか。 ガンダムが続いているかのような感覚、というのは、「宇宙世紀のお話」がまだ続いている、という感覚なのではないでしょうか。
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- kkattouu
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はじめまして。 ワタクシもNo.1の回答者様とほぼ同意見ですが、個人的な補足を加えさせていただきたいと思います。 初代ガンダムが現在もコンテンツとして現役なのは、「特定の主人公の物語(=完結してしまえばそれ以上の展開はない)」から「歴史もの(=一つの事象を幾つもの視点から、何度でも描くことのできる)」に脱皮できたからだと思います。 それには宇宙世紀という設定は欠かせないものですが、そうなったきっかけはOVA「0080ポケットの中の戦争」と「0083STARDUST MEMORY」の成功(特に「0083」)があったからではないでしょうか。 ちょうど10代の頃に、初代から「逆襲のシャア」「F91」といった富野由悠季監督作品をリアルタイムで観ていましたが、それらは“アムロとシャアの(確執の)物語”という印象でした。それは何回も観返した現在でも変わりません。ですからこの段階では「ガンダム」も「マジンガーシリーズ」や「宇宙戦艦ヤマト」「エヴァンゲリオン」とそう変わり無かったと思います。正直、「逆襲のシャア」を観た時は、「これでガンダムも完結したな」と感じましたね。 それが、「0080」「0083」という、アムロやシャアは登場しないがガンダムという兵器を共通項にした外伝的物語がファンに受け入れられた=富野監督以外のクリエイターが作ったガンダムでも受け入れられたことで「ガンダム」は、歴史もの言わば「宇宙世紀年代記」として成立し始めたのだと思います。 ですのでその原点である初代ガンダムは他の作品のようなリメイクという形ではなく、「UC」のような後日談や漫画「サンダーボルト」のような完全新作、「THE ORIGIN」のような大河ドラマ(単なるリメイクではない)が生み出されて続けている、現役の作品である、と思うのですが如何でしょうか。 他の作品(宇宙世紀以外のガンダムシリーズも含む)は、やはり特定の主人公ありきでないと物語が成立しなかったり、人気も維持できないのではないでしょうか。 余談ですが、「マクロス」シリーズも同様な歴史ものとして成り立つ要素を持っていますが、こちらはそれよりもアイドルものとしての魅力の方が強いのでしょう。「ガンダム」と差別化する為に意図的にそうしているような気がします。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 なるほど、No.1さんのご回答に補足という形でしょうが、説得力ありますね。 「アムロvs.シャアの戦い」から、「宇宙世紀戦記モノ」への脱皮というわけですね。 No.3さんの回答でふと思ったのですが、それに持ってきて(たまたまでしょうが)機動戦士ガンダム、Zガンダム、CCA等が、適当に数年離れていたのが良かったんでしょうね。 おかげで初代ガンダムのソロモン戦の別の場所で・・とか、ガンダムとZの間の話で・・ってねじ込むことができますから。それも数年単位だから連続している感があります。なので、新作を見てても初代を想起させるのかも知れません。 マクロスだと初代から何年後、そのまた何十年後・・ってなるから、どうしてもブツ切り感があるんですよねー。 なんとなく初代ガンダムが現役コンテンツなわけがつかめた感じがしますが、やはりここは最初にオリジナルの意見を出して頂いたNo.1さんをBAに選ばさせて頂きたいと思います。 すいません。 ありがとうございました。
アニメ本編だけじゃなく、サブのコンテンツが溢れているからだと思います 今月、初代ガンダム(RX-78-2)の最新版のマスターグレード(Ver3.0)がリリースされたばかりです また、ガンダムフロント東京では今でも1/1ガンダムが立っていますし つい先日は、ネッツトヨタから、シャア専用オーリスがリリースされました 余談ですが、相模屋の社長は、子供の頃に見たガンダムに憧れ 何時か自分もザクを作ってみたいと思い 社長になった今、ザクとうふをリリースしたと言う経緯があります そうやって、ファースト世代のグッズやアイテムが今の世にも次々とリリースされ 平成以降からガンダムに入った人も、それらの影響でファーストを見てみるかと言う流れになり 次の世代へと引き継がれていると思います ちなみに、私の息子も初めにハマったのは、ガンダムSEEDでしたが ガンダムと言う世界にハマり、旧作の方にも興味を示し レンタルビデオで、旧作(ファースト、Z、ZZ、0083,0080、08小隊、F91、逆襲のシャア)を 全て見ています あと、最後に一言だけ・・・ >「第○○話でコック長のタシロが「塩がない」って言ってたけどさー WBのコック長はタムラ料理長です・・・
お礼
ご回答、ありがとうございます。 ガンプラをはじめ、関連商品の新作が次々にリリースされるから、旧作ではなく新作のような気になるってことですね。これは自分も考えました。 しかしこれは自分が考えるに半分アタリで半分ハズレなような気がします。 たとえば仮面ライダーシリーズなど、新作ライダーが発表される一方で昭和ライダーのデザインがリファインされた新作フィギアが発表されています。 それに伴い昭和ライダーの話題も増えますが、あくまで思い出話の範疇で、エピソードを掘り下げたような議論はなされてないような気がします。 また逆にウルトラマンシリーズも新作、旧作とそれぞれ新作のフィギアが発表されますが、こちらは逆に後付の設定や世界観の方が語られ、オリジナルのウルトラマンについての話題はそれら後付設定に埋没しているように思えます。 とはいえ、それが普通なんだと思います。新作だから話題になり、旧作だから人気が下火になる。当たり前のことです。 初代ガンダムだけがむしろイレギュラーなんです。 >WBのコック長はタムラ料理長です・・・ あ、そうでした。タムラでした。 ガンダムは劇場版三部作は何度も見直したのですが、TV版の方は30年ぐらい前に再放送の再放送とかで一度通して観ただけですので、08小隊あたりの連邦軍の誰かの名前と記憶がゴッチャになってたみたいです。 失礼しました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 おっしゃることひとつひとつに、なるほどと納得させられることばかりでした。 宇宙世紀でくくるという視点は自分にはあまりなかったものですが、言われてみればたしかに「宇宙世紀のガンダム」という、ひとつのサーガとして捉える感覚があります。 ガンダムが続いているかのような感覚。まさにそんな感覚です。 今やってるガンダムUCだって逆シャアの続きものって感じがします。 それに対してマクロスはマクロス2やマクロス7等、設定上は初代マクロスの続きではありますが、続いている感覚がありません。日本の歴史でいう戦前、戦後みたいにそれぞれが独立しているというか、いったんそこで途切れている感じがします。 面白いのはボトムズで、あまりに完成度の高い世界観のため、後付がききません。後付の設定や後日談をしようもんなら「おい、余計なことすんなバカ」呼ばわりです。 ボトムズも思い出というより現役コンテンツ扱いな気がしますが、アンタッチャブルというか、いろいろ弄れる余地がまったくありません。 映画でいえばバック・トゥー・ザ・フューチャー(シリーズ)みたいなもんでしょうかね。 それに対して初代ガンダムは映画でいえば旧スター・ウォーズ三部作、みたいな感じですかね。