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機動戦士ガンダム

機動戦士ガンダムは、当時の最新鋭SF構想を取り入れたロボットアニメなのにSFっぽい要素の強いアニメだったと思います。 なのに、混迷した平成3部作もそうだけど最近の新作シリーズを見る限りでも近代的なSF構想が取り入れられた所を見た覚えがありません。 特に最新シリーズにおいては、平成のファーストガンダムを作るという意気込みにもかかわらず「SF」よりも「戦争」を持ち上げているのは何故でしょうか? SEEDを見て不快に感じた「ずれ」が、この部分に集約されているように思い至りました。 最近のガンダムを見ていていても、そういった夢中にさせられた要素が希薄に感じるのです。 ガンダムというロボットありきの戦争で設定が作られていて、その世界観に魅力が無い。 ガンダム00にしても西暦を使って300年後の未来でいるのに、わくわくした未来の技術が描かれていないように感じます。 ガンダムが出ていたらガンダムなんだけど、宇宙世紀を離れ新しいガンダムが作れるというのに、このような作り方をするのは制作会社・制作スタッフしいては視聴者にとってガンダムは「SF」よりも「戦争」だからでしょうか? 最近のガンダムに「ずれ」を感じていたこの疑問に、何か参考になる意見を頂けたらこのもやもやが晴れるかなと思い質問しました。

質問者が選んだベストアンサー

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  • orihalcon
  • ベストアンサー率50% (155/307)
回答No.5

最近のガンダムについては、単純に作る側の人にセンス・オブ・ワンダーがないだけの話でしょ。 富野さんが目指したのは上等なエンターテインメントです。 ロボットアニメでどこまでできるか、ということに挑戦した一つの作例がファーストガンダムになります。 サンライズがバンダイに吸収されてからのガンダムはスポンサー主導で、挑戦している課題はガンダムというブランドを立ち上げ、それを維持発展させること。 そうやって作る側が現実の経済基盤に乗っているから、リアル、リアルと追い求めることになっているのでしょう。リアルといえばサイエンス・フィクションというよりは戦争ということになります。 アニメはどうあがいても絵空事なので、単純に戦争を描くだけではリアルにならないのに、何をプラスアルファするとウソがウソに見えなくなるか、偉い人にはわからんのです。(作る側に戦争の(或いは戦後の)実体験がない人が多く、空想や伝聞で戦争を描いてしまう影響もあるんですが。) 結局、準備期間がないとかでサイエンス・ファンタジーに落とし所を持っていくことになっちゃうわけで、そうすると世の中はファンタジーに傾いているので、一般受けしちゃったりすることになる。 つまり、作る方も作る方だけど、「いい作品だ」と受け入れる人がたくさんいるから続いている。ファーストガンダムの精神が絶対だ、という人がファースト原理主義者になっちゃうのも、逆の理由でそういうわけです。 SEEDは私も好きになれませんが、アストレイシリーズは大好きです。こちらの外伝には、ほんのちょっぴりセンス・オブ・ワンダーがあります。裏返せばSEEDの裏設定ということになるんですけどね(笑)。

noname#116065
質問者

お礼

SEEDはダメだけど、アストレイはいいって言う人がいるっていうのは耳に聞いた事があります。 まぁ確かにファースト原理主義者(Gガンダムが同じくらい好きだから怪しいけど)だからという部分はあると思うけど、仰るように富野氏と並ぶだけのエンターテイナーが現れなかったんでしょうね。 今の流行が「サイエンス・ファンタジー」というのにも、感覚的な「ずれ」があるのかもしれないです。

その他の回答 (5)

  • eito_waka
  • ベストアンサー率54% (148/272)
回答No.6

・ガンダムに反映させるタイプのSF構想は当時からそれほど発展していないからでは? ファーストの頃から30年経ちましたが、 宇宙開発方面は国際宇宙ステーションを開発している事以外は、 わかりやすい発展はしていないように思えます。 本当は理論面では発達しているのですが、映像には反映しづらいです。 発達したコンピュータ・ネット関係、バイオテクノロジー関係等は、 制作サイドがガンダム作品には相応しくないと感じているために あえて作品の本筋に入れてないように思えます。 ガンダムの世界観をあらわすために、あえて最新鋭SF構想にふるいをかけているのではないでしょうか。 ・従来からガンダムシリーズでは「SF」よりも「戦争」を重視していると思います。 質問者さんは最近のガンダムシリーズは「SF」よりも「戦争」を取り入れているとおっしゃっていますが、 私はもともと、従来のガンダムシリーズも「SF」よりも「戦争」を重視していると思っています。 この辺は視聴者の主観による差ではないでしょうか。 ただ、SEEDシリーズのテーマのひとつである「戦争否定」は アメリカの同時多発テロの影響を受けての事であると監督が公表していますし、 00(ダブルオー)も同時多発テロの影響を受けているのは間違いありません。 アニメ制作サイドが受けた同時多発テロのインパクトが大きすぎたため、 同じ「戦争」をテーマにしても、これ以前と以後では作風に差が出ているようです。 (特に人命の扱い方について) 質問者さんの感じる「ずれ」はこの点から生じているのではないでしょうか。

noname#116065
質問者

お礼

シリーズ化したΖガンダムの頃から「SF」よりも「戦争」よりの描き方がされているのは承知しています。 そのような書き方をしたのは、新しい世界を作れるのに「SF」よりも「戦争」を重視されてものめり込む隙間が無い。 「軌道エレベーター」にしてもこれまでのガンダムシリーズに無かったようなSF的要素を持ってきていても、その「軌道エレベーター」の面白さが伝わってこない訳です。 宇宙世紀シリーズとしてのガンダムは、「アムロとシャア」の戦いを描いたシリーズとその間を埋める物であったり、それ以後を描いた物ですよね。 ファーストガンダムから派生したシリーズだから、戦争を描くしかない訳でマクロスみたいに宇宙船団で太陽系から出ようみたいなノリは望めないでしょう。 ガンダムの場合宇宙人が出ないから、それこそ地味になってしまうし…。 21世紀のファーストガンダムというわりには、平成三部作の頃となんら作り方に変わりが無く、その意気込みというか自信はどこから来るの?って感じてしまう。 「新しい時代の幕開け」を感じる衝撃がそこに感じられなかったからなんでしょうね。結局。

  • nemosan
  • ベストアンサー率22% (582/2598)
回答No.4

>SFっぽい要素 初代ガンダムでは、宇宙戦艦がロケットブースターで宇宙へ。 Vガンダムでは、宇宙戦艦がマスドライバーで宇宙へ。 OOでは、軌道エレベーターの貨物列車で宇宙へ。 ちなみに、 OOは『沈黙の艦隊』のガンダム版として観てます。 きっと最終回は、有志のパイロット達が連帯し国家の枠を越えた地球連邦軍を成立、 宇宙世紀元年の記念式典で主人公が狙撃されて死亡。 でも本当は死んだふりで、完成したコロニーに移住して人生をリセット・・・とか(笑)

noname#116065
質問者

お礼

「SFっぽい要素」の捉え方が、人によって若干違うのでしょうね。 もっと身近な生活に関係するような部分に私は惹かれるようです。 確かに言われてみれば「あぁ」って思うけど、「軌道エレベーター」の設定でなんというか「ワクワク感」を伝えれるほど上手く表現できてないかなぁと感じてました。 巧妙なセリフや表現がいまひとつなのかなぁ?

  • kogechibi
  • ベストアンサー率52% (1899/3587)
回答No.3

ガンダムを語らせたら右に出るものが居ないくらいの知識と愛着のあるこのご質問者さまでは、他の人が何を語っても参考となる意見にはならないのではないでしょうか。 私はご質問者さまとは多分年齢が10歳以上離れています。ガンダム本放送時、成人間近でしたから。 初代ガンダムで、私が「ああ。そうか。」と関心したSF的な台詞は、「天気の予定表くらいくれりゃいいのに。」 こんなさりげない一言が、ここはコロニー内なんだから、あたりまえなんだなあ、と感じました。 こんなときめきを、今のガンダムでも伝えて欲しいものです。

noname#116065
質問者

お礼

>>こんなさりげない一言 別に地球上でガンダムごっこしていても不都合はない訳だから、私の感じている事はそういう事なんだと思います。 確かに戦争やキャラクターの行動ばかりが注目されて、生活感だとかそういう趣を感じさせる所が軽視されている感じがしますね。 問戦士を遊んでみたことがありますが、ジャブローまで行けませんでしたから、知識という面では右に出る人はたくさんいますよ。 ガンダムさえ出しておけば何作ってもいいのに、何でこういう作り方しかできないのだろうかという憂いを感じます。

  • kerokwo
  • ベストアンサー率50% (2/4)
回答No.2

初代ガンダムがTVで放送開始されたり、劇場公開されていた頃は、 「ハイテク時代の幕開け」なんて言われたらしいです(本当にそうだったのかはわかりませんが)。パソコンの発達をはじめとした、科学技術の発展等もあって、科学の進歩や宇宙開発を信じられる時代だったそうで。 こんな時代背景から見ると、ガンダムの世界観もSFみたいな部分があってヒットした、という解釈もアリだと思います。 ただ、ガンダム本編をよく見てみると、必ずしもSF描写ばかりではなく、アニメでありながら、戦争という部分や、人間模様が良く描かれていた事が今までのアニメでは見られなかったとされ、「SFアニメ」である事より「戦争モノのロボアニメ」としての部分が強調されて、今に至ってしまったのではないでしょうか。

noname#116065
質問者

お礼

>>「SFアニメ」である事より「戦争モノのロボアニメ」としての部分が強調されて、今に至ってしまったのではないでしょうか。 だから、戦争アニメと化してしまった宇宙世紀ガンダム~全てを肯定した∀ガンダムでガンダムを総括し、新しい時代のガンダムの幕開けであって欲しかったんですけどね。 続編を作るって事は事象を重ねる事でしかないから、そこから新しい物ってそう生まれてこない。 だから、「21世紀のファーストガンダム」と銘打たれたガンダムが、根っこの部分を持たずに表面的な面白さではぐらかせた事に不満が残っている感じがします。 結局の所、原案者の富野氏を越える作家性を持ったクリエーターが、「俺の考えた未来像」というビジョンを示す事が出来なかったし、スポンサーも望んでいなかったんでしょうけど…。

回答No.1

今のガンダムは、スポンサーの言い成りですので、スポンサーには逆らえません。 スポンサーは商品を沢山買って貰わなくてはなりません。 売れる商品をいっぱい出して、いっぱい買ってもらう為には、SFよりも戦争のほうが都合がいいのです。 何の脈絡もなく新兵器、しかもガンダムタイプを無節操にだすにはSFでは無理があります。一応の説明が必要になるから。 戦争なら「強力な新兵器が必要」というだけで終わるから。 ファーストの頃はそんなことなくて、スタッフがある程度自由に作れたからです。ましてや最初はガンダムなんて期待されてなかったからですね。TVは途中打ち切りだったし。 そんなもんですよ。悲しいけど、これ現実なのよね。

noname#116065
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみません。 >>ガンダムタイプを無節操にだす この一文が新作ガンダムシリーズを象徴している事だと思うのですが、実際やたらめったらガンダムを出す事が非難の対象になっているはずなのにやっぱりそういう販売戦略を取るという事は、もはやガンダムタイプにしか視聴者は興味を持っていないし、ガンダムとキャラクターさえあればアニメとして成立するという考えなのでしょうかね…。 ロボットとしてのガンダムは勿論好きだったけれど、宇宙に対する憧れを抱かせたのもガンダムだったから、同じ機動戦士の名を使っているのに何てつまらないものを作るんだろうかと実に悲しい気分になります。

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