DR-100MKII へのS/PDIF入力
TASCAM DR-100MKII へのS/PDIF入力について、以前のこの質問がずっと気になっていました。(本件の質問は後の方で出てくるので少し我慢して読んで下さい。)
https://okwave.jp/qa/q8879605.html
私の場合はダイナミックマイク(SM58など)を使用して、それほどオンマイクでない(30~50cm)録音が目的だったので、DR-100MKIIのマイク入力ではやや「サー」というノイズが気になります。
そこで外部のマイクプリアンプからライン入力してみると、ノイズは問題なくなりますが、明らかに情報量の少ない平板な音になってしまいます。これはDR-100MKIIのライン入力はマイク入力と共通で、ゲインだけ落してもう一度内蔵のマイクプリアンプを通しているためでしょう。
そこで、外部マイクプリアンプ→ADコンバーター→DR-100MKIIのS/PDIF入力とすれば音質の低下が避けられるのではないかと考えました。
そこで、過去質問の回答にあるBehringer SRC2496を使うと、外部マイクプリアンプ本来の音質が出てきて、ライン入力の場合より桁違いに豊かな音になりました。ここまでは問題なかったのです。
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/19293/
ところが、SRC2496はAC100Vのある場所でしか使えません。持ち運びも大変です。
そこで、もう少し手軽なものはないかと探したところから、ちょっとした迷路にはまり込んでしまいました。
まず、アマゾンなどでごく簡易なAnalog to Digtal audio converterというものがいくつかありますが、出力は48kHz固定、しかもDR-100MKII側を44.1kHzに設定しなければ録音できず、再生するとピッチが下がってしまうという問題が生じました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00LXR1G8O/
以下、詳細は省略しますが、S/PDIF出力が可能なオーディオインターフェース等(スタンドアローンで動作可能なもの)を使ってみた結果、
ECHO AUDIOFIRE2(4,8) ─ 出力が44.1kHzの場合にDR-100MKII側を48kHzに設定しなければ録音できない。
E-MU 0404USB、PRESONUS FIRESTUDIO MOBILE(スタンドアローンでは出力48kHz固定) ─ 出力が48kHzの場合にDR-100MKII側を44.1kHzに設定しなければ録音できない。
ついでに、M-Audio DUOという製品は、スタンドアローンのマイクプリアンプまたはADCとして動作し、44.1k,48k,88.2k,96kの切り替えが可能ですが、DR-100MKIIでは44.1kHzのみ入力できました。
また、未使用ですが、Audient MICOというマイクプリアンプでもやはりDR-100MKIIではS/PDIF入力できないというレビューがamazon.comにありました。DR-100MKIIだけではなく、DR-680やソニーのPCM-D50でも同様の問題が生じるそうです。(DR-680MKIIやPCM-D100は不明)
■そこで第一の質問ですが、このようにS/PDIF信号のサンプリング周波数がレコーダーで正常に認識されない原因は何なのでしょうか?上にあげた製品すべて、他の機器へのS/PDIF入力は正常に行われます。逆に、SRC2496や以下にあげるような製品では、DR-100MKIIにも正常に入力できるのでDR-100MKIIの故障というわけでもないようです。
次に、正常に入力できたのは以下のようなものです。
M-Audio DUO(44.1kHzのみ)、M-Audio Fast Track Pro、M-Audio Firewire Solo(仕様上スタンドアローンでは44.1kHzしか使えません。)
YAMAHA GO46(すべての周波数で正常に入力できますが、光-同軸変換しなければなりません)
YAMAHA GO44(すべての周波数で問題なく同軸出力できますが、マイクプリアンプが別に必要です)
このように、ものの見事に「帯に短したすきに長し」が多いのですが、ようやく次の2機種のみが、すべての周波数で動作し、マイクプリアンプも別に用意する必要がないものでした。
tc electronic Konnekt Live (Konnekt 24Dもほぼ同じ)
Apogee MINI-ME
特にMNI-MEは一切PC無しで設定でき、音色も良く、DR-100MKIIとの組み合わせは理想的と言えるものでした。(逆にUSBオーディオインターフェースとしては96kHzが使えない)
Konnekt Liveは設定の多くはPCと接続しなければできませんが、いくつかのチャンネルのPANとレベルはスタンドアローンでも操作でき、デジタルミキサーとしても使えるものでした。
どちらも、DC12Vで動作し、バッテリーでの動作も可能です。特にMINI-MEは12Vで400mA程度の消費電流で、動作電圧も6V~14V と広く、気軽に持ち運べます。
■第二の質問は、これ以外に(あまり高くなくて)DR-100MKIIに適した機材があれば教えてください。というものです。
また、ここまでに書いた内容についての疑問やご意見もお聞かせ下さい。
なお、これだけヤフオク等を買いあさり、試行錯誤してきましたが、新型のDR-100MKIIIでは以上のどの機器からもあっさりと正常に入力できてしまいました(無償レンタルでテスト)。ただし、ライン入力についてはMKIIと同じことですので、あまり買い替える気もせず、結局Marantz PMD661MKIIを入手しました。S/PDIF入力も上記のすべてで全く問題なし、ライン入力時はマイクプリ部に電源供給しない設計で、内蔵マイク以外はすべてgood。ついでに、直接ダイナミックマイクをつないでもほとんどノイズが目立たず(DR-100MKIIより実質S/N比が6dB以上良い)、一体今までの苦労は何だったのかと思いました。(ただし、後継機種のPMD561と言うのは似て非なるもので、DR-100MKIIよりマイク入力のS/N比も悪く、S/PDIF入力も44.1kHzと48kHzのみです。)
最後はなーんだと言う話になってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。
お礼
確かにそのとうりでしたね。 私の乗っているバイクは95年式のdr250rです。 店に合ったバイクは年式はわかりませんが、車体番号はsj44aとありました。