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地続きで言葉や習慣が違うという感覚
- 海外旅行などにいくために地図をみると、地面が続いていて文化や言葉が違う場所が数多く世界にはあります。
- 山の稜線や川の向こうに住んでる人はまったく別の言語をしゃべってて食べ物が違うとか、人が勝手に引いた直線の向こうが別の国という感覚が、日本にいるとピンときません。
- そういう文化や言語の境というのはきっちり分かれているのか、または日本の方言などのようになんとなく混ざり合っているのか、興味があります。
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ーロッパで列車に乗っていると,車窓から見える看板などの言語が急に変わったと気が付くことがあります。国境や言語圏を越えたときですね。歩きでも国境を何もなく通り過ぎてしまうような地域では両方の言語が通じることもよくありますが,両方話せるかどうかは人による違いが大きいです。 私が住んでいるフィンランドも公用語は2つで,南西海岸沿いはフィンランド語とスウェーデン語の二言語地域が多く自治体による違いもあるので,道路標識も走るにしたがって変わったりします。母語がスウェーデン語でもフィンランド語を充分使える人が多く,話す相手によって簡単に言語を使い分けたりします。父親とはどの言語,母親とはどの言語,学校ではどの言語,という使い分けの家庭もよくあります。 しかし私がそういった地域で古老から聞いた話では,人々の行動範囲が狭かった昔はそれほど二言語的でなかったそうです。こちらの集落ではスウェーデン語,隣の集落ではフィンランド語,その隣では…というように地域性が大きく,片方しか話せない人が大半だったと言っていました。その人自身スウェーデン語の家族出身で最初の仕事についたときの親方が当時の彼には全く分からないフィンランド語話者だったので苦労した,などとも。
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- baribari22
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国境で区別されていても言葉も文化も混じり合いその辺り独自のものができていく中で、双方の異文化が平行して存在したり、あるいはあるものだけは頑なに受け継が続ける(例えば風習や食べ物や祭りごとなど)というものもあり、それも含めて融合した文化ができていくものです。 どの国にも公用語というものはありますが実際には一つの国の中で複数の言語が使われるのはごく普通にあることであり、あるいは隣の国も同じ公用語の場合もあり、国境でスパッと文化や言語を分けるのは無理があります。 島国であることや植民地とされていた国が独立後も統治時代の言語を使っていることや歴史上の様々な事情があってそうなっているのですが、世界的に見て日本のように言語が一つというほうが少ないのではないでしょうか。 琉球語は微妙ですがあくまでここでは方言ではなく言語として回答しました。
お礼
ありがとうございます。 琉球語は、別の言語じゃないかと思うくらいわからないですね。中国人の知り合いに言わせると「沖縄の家は、福建省の田舎の建物とすごく似てる」とのこと。そういえば、近所に沖縄から嫁いで来てる人がいます。 今度その辺、聞いてみたいです。
>山の稜線や川の向こうに住んでる人はまったく別の言語をしゃべってて食べ物が違うとか、人が勝手に引いた直線の向こうが別の国という感覚が、日本にいるとピンときません。 それよりも、一つの国の中が多民族で多言語なほうが感覚が違うかもしれません。そういう国は珍しくないです。 >そういう文化や言語の境というのはきっちり分かれているのか、または日本の方言などのようになんとなく混ざり合っているのか 日本も全体的になんとなく混ざり合っているわけではなくて、ある程度エリアが分かれています。が、境目では混在したり影響し合ったりする部分があります。それと似たようなものだと思いますよ。 質問者さんが例に挙げてらっしゃる四国四県のような感じかも。 ただ、もっとはっきり言語が違う民族が北部南部に分かれて住んでいる、なんてことも結構あります。ベルギーは南北であまり仲がよろしくないようです。 アフリカのナイジェリアは未だに民族というか文化の違う人同士が争っています。 カナダ土産をもらったら、紅茶やお菓子のパッケージが英語とフランス語と必ず二ヶ国語で書いてありました。両方とも共通語だからでしょうね。実質は英語話者が多いですが、ケベック州はフランス語圏なので。 なぜ複数の民族や言語・文化圏が集まって国になっているのか、逆に分断されているのかは、それぞれの地域の歴史の経緯によります。 植民地にされて支配者側の都合で、ということもあれば、現地の人々が領地争いしたり、あるいは日本の戦国時代のように戦争をやったり支配者の家同士で婚姻関係を結んだり、時代によりある領地があっちの国に属したりこっちの国に属したり・・・・、という風だったところもあります。 経緯を知ると、ちょっと「なるほどな」と思ったりします。
お礼
ありとうございます。 そうですね・・・なんか、県境を越えると車のナンバーに書いてある県名の比率が急に変わったりするイメージかもです。あと岡山駅で新幹線から「南風」に乗るとちょっと荒っぽい高知県の方言を話してる人が多くて、「しおかぜ」に乗ると、やわい感じの愛媛県の方言が聞こえてきたり・・・みたいなイメージでしょうか。なんか、そういうの、おもしろいです。
オランダとの国境に近いドイツ北西部の方言は、標準ドイツ語よりもほとんどオランダ語に近いそうですね。
お礼
言葉の違いか方言なのか、なかなか分け方があいまいなところのようですね。 学生時代にいた関東で土建の現場でアルバイトをしていたとき、出稼ぎのおじさんたちが何言ってるのかわからなくて往生したことがありました。「もしかして、韓国人?」と思ってよく聞いてると、どうも東北弁のようでした。四国に住む僕らから見ると、東北弁は違う言語みたいです。
- hirotan1879
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強い国同士の国境では明確に分断され、緩衝地帯として存在する小国では色いろあるという感覚です。 フランス ドイツ イタリアなど大きな国は何度も戦争をして結果として国境線があるのではっきりしています。 一方スイス、ベルギーなど緩衝地帯にある小国ではそれぞれの文化圏がもう少し入り組んでいます。 例えばベルギーではフランス系、オランダ系それぞれの文化圏の地域が別れていますが地続きなので段階的に(電車が30分走るくらいの距離で)変わります。オランダ系の家は外から飾り窓で中が見えるように明るく照明されていてショーウインドウみたいな家が多いですが、フランス系の家はカーテンを閉ざしています。スイスでは三日月型のレマン湖を挟んでドイツ系、イタリア系、フランス系の地域が向かい合っています。
お礼
なるほど・・・参考になりました。ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 なんか、バイリンガルの世界ですね。 たしかスウェーデンがそのむかし大国だった時代に、フィンランドを占領してたことがあったと聞きました。バルト海を挟んでフィンランドにスウェーデン語を話す人たちがいるんですね。フィンランド語はスウェーデン語とかなり違うときいたので、それでバイリンガルというのも、それまたスゴイです。 日韓で想定すると、九州北部や中国地方西部で韓国人集落があり、釜山や慶尚南道に日本人集落があって、その両方で道路標識がひらがなとハングル併記になってるような感じなんでしょうか。ちなみに先日大阪に行ったとき入った韓国料理店は、メニューも韓国語、店の人も韓国人でちょっと往生しましたが、ぼくの片言韓国語で食べたいものを食べて帰ってきました。