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耐久性が落ちた
私の家の電子レンジが壊れました。まだ6年しか 使ってないのに。この前の電子レンジも同じメーカー のを使いましたが、10年以上もちました。それで 今回も同じメーカーを使ったのに。 個体差もあるでしょうが、周囲でも最近の家電は 故障が多く10年もたないと聞きます。 実際家電の販売競争は凄まじく、各社家電部門は 苦戦しています。となるとコストダウン=品質低下 となるわけですよね。本来のコストダウンは 質を落とさずコストを下げることですが。 でもこれだけ情報が氾濫するとどこどこのテレビ は壊れやすいという悪評はすぐに流れます。 結果自分のクビを絞めかねないです。となると メーカーも変な商品は作れないと思うのですが。 どうなんでしょうね?家電のコストダウンと 品質低下の関係を教えてください。
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機械設計士です ← たいしたこと無いですが^^; 現在の製品と昔の製品との耐久性は、ほとんどの場合は、昔の製品のほうが優れています。 先ず、第一原因。 皆さんがおっしゃられているように、コストの問題です。設計者個人は「より強く、より丈夫に」と考えますが、企業は「より安く、より利益が出るように」と考えます。そのために、安価な材質で、強度的にもギリギリを求められます。いくら設計者がこだわって良い物を作っても、コストが合わなければ仕事として成立できなくなります。要するに、他の安いメーカー(海外や品質管理の出来ていないメーカーなど)に仕事が流れるということです。 第二に、設計計算レベルが向上したということもあります。 昔は、モノ造りの経験値も少なく、パソコンも普及していませんでした。よって、より壊れにくく、より安全にと行った観点から、耐久性に優れたものが作られました。現在では、コンピュータにより様々な状況を想定してシミュレートできるので、ギリギリの耐用年数を狙って設計できます。 第三に、有能な設計者のリストラも考えられます。 設計というのは、机上の空論ではモノになりません。経験というものがかなりのウェイトを占めるのも事実なんです。ところが、様々な経験を重ねた人々は、当然40代50代となってしまい、給料も高くなっています。そうなれば、そういった人々は次々とリストラの憂き目に会ってしまっているんです。 そのため、僕のような若造がパソコンなどを頼りに設計するしかなくなってしまうんです。 第四原因。 製品の複雑化。昔の製品で長持ちするものといえば「扇風機」「洗濯機」「アイロン」などなどたくさんありますが、どれも構造がシンプルで余計な制御装置などが付いていません。機械(メカ)がメインで電子回路などがほとんど無いですよね。シンプルなものほど、様々な管理すべきポイントも少なく、故障に結びつく要素も少ないもんです。 そういった様々な理由から、現在の製品は昔の製品と比較して耐久性が落ちている(ように感じる)んです。昔の製品以上に丈夫なものを作るのは簡単ですが、クライアントを納得させるのはそれ以上に難しいんです・・・・(泣)
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こんにちは。 コストダウンに依る品質低下との相関関係は有り得るとは思いますが、それとは別に品質管理に依る製品のばらつきも大きいと思います。 今日TVで見たのですが、音楽CDの逆輸入盤を製造する外国の企業での作業過程でCDを手掴みでケースへ入れ、日に何万ケースも作って居る様子が映し出されていました。日本の企業でしたら、CDの表と言わず裏も直接指で触れるような事は絶対有り得ない事ですが作業用に手袋の使用の経費も削減されての結果?日本の同じタイトル(同じ歌手の)CDよりも遥かに安く売られていて消費者は同じ物なら安い方を買うと言ってましたが、一事が万事こんな品質管理で作られたのではばらつきが有っても当然かなーと思いました。
- koreedah
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私も、耐久性、落ちていると痛感します。 なにせ、昔、20万円以上した大型テレビが、4万円ぐらいで買えたり、機能的に不満のないVTRが1万円で買えてしまいますからね。 メーカーも、昔は、おおらかに部品など余裕を持った設計ができたものが、ぎりぎりの設計を強いられているのではないかと思います。 海外生産で、生産管理が行き届かなくなってきているのも、原因でしょうね。 残念ですが、この流れは変わらないと思うので、最近は、家電品を買うときは、必ず延長保障に加入するようにしています。3~5%の価格アップは、故障の頻度を考えれば、納得できる範囲だと思っています。
- wakeupdesire
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低価格商品は中国製などの海外生産品が多いから 部品の製造品質と従業員の労務管理に国内ほどの要求をだせないからです。 日本製のDVDプレイヤー・レコーダーでも心臓部分のドライブは韓国製だったりします。 液晶テレビやパソコンの液晶パネルも国内で自社生産しているのはシャープ(日立も?)くらいで 他のメーカーは韓国のサムスンとLG電子のパネルを使ってコストダウンしています。 国産品でも組み立ては日本語もろくに理解できない外国人が担当していることもあります。 日本国内で生産した部品を日本人が組み立てていたから高品質が維持されてきただけのことです。 三菱自動車の大事故の件でわかるようにメーカーは変な商品を平気で作りますよ。 事態が表面化して何年も経って漸く非を認める有様です。 コストダウンの手柄争いや上層部からの人減らしなどの無理な要求が反映された結果ではないでしょうか。 もう昔の日本ではないということでしょうね。
- aquiz
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工場における製造工程の品質管理や製造機器はだいぶ固まってきています。コストダウンとは部品点数や人件費、作業工程の削減によって行われるのが多いと思います。 したがって、製品での品質低下は部品そのものの品質や管理技術によって起こることが多いように思われます。単機能や小型のオーブン電子レンジではほとんどが委託生産によるものになり、委託先の人件費によって価格の抑制を実現していると思います。既存の技術を利用するので研究費も抑えられます。材料も同様です。 新技術を利用すれば、研究開発費がコストに加わるため高くなります。メーカーも最初の製品は手堅く作ります。その後、顧客の声を聞き、削ったり、加えたりして次に製品を考えてきます。 その一方で、使い方にも変化があります。当初はご飯とおかずだけだったものが、解凍や調理、トースターやオーブン、スチームなど利用機会が増えて稼働時間が増えてきています。利用時間あたりの故障発生率はむしろ少なくなっていると思います。 質問者さんの考える通り、普通は悪いものを作ろうとは誰も考えません。不良品ができるとしたら、それは組織が正しく機能していないということになりますね。そういう企業は自然に淘汰されます。
- digitalian
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国内の家電製品の場合、修理用部品のメーカー最低保有期間は、その製品の製造中止後6年と、旧通産省通達によって指導されています。 ということは、製造中止後6年を経過した製品については、修理部品がないため修理不能となっている可能性があるわけです。 ここでメーカーとしては、家電製品というものは、製造中止後6年間使用できればOKで、7年目に故障して修理不能扱いとし、新製品に買い換えてくれたほうが儲かるといった方針のメーカーも、現れてくると思います。 実際には「○○社の製品は故障が多い」とか、「××社の製品は保障期間が切れるとすぐ壊れる」といったような悪評が口コミで流れますので、あんまりいい加減な製品を作るメーカーは、「安かろう、悪かろう」のレッテルを貼られてしまい、経営が苦しくなることが予想されます。 一方で、高級ブランド製品ですと一生使えるほどの耐久性に優れた商品も一部で存在しますが、「庶民が買えないほど高価」というレッテルを貼られ、かえって売れなくなる場合もあります。 品質は低すぎても、高すぎても、大衆には支持されません。サジ加減が重要です。
- hi_ymkw
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関係はわかりませんがうちの電子レンジは30年持ってます。現役ですが修理はしています。 ところであなたの電子レンジはどこがどのように壊れてしまったのですか?場合によっては安く修理できることがあります。