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忍者キャプターの扱いについて
東映製作の忍者アクション番組、「忍者キャプター」が、とても気に入っています。7人のチームになっていて、現代に生きる忍者が、道を踏み外した別の流派と戦う、通好みの設定だと思います。不思議なのは、これだけ好条件に恵まれながら、「スーパー戦隊シリーズ」にはカウントされません。 本放送時、「ゴレンジャー」と同時進行でしたし、原作が石森先生ではありませんが、「バトルフィーバーJ」とて条件は似たようなものです。原作者は八手三郎(東映企画室と平山プロデューサーのペンネーム)さんです。違うといえば、放送キー局です。 さらに付け加えれば、初期の「ゴレンジャー」と「ジャッカー」は、近年ようやくスーパー戦隊としてカウントされるようになりました。それまで別格扱いで、正式なスーパー戦隊は「バトルフィーバーJ」より、と何度も関連書に描かれていました。多分宮内氏がビッグワンとしてスーパー戦隊に登場するので、晴れてカウントされたのではないかと。 では、もし伴大介(直弥)さんが同様に火忍キャプターセブンとして、ビデオなどでゲスト出演すれば、スーパー戦隊としてカウントされるのでしょうか。 「忍者キャプター」がメジャーとなりえない理由をお答えできる方、よろしくお願いします。
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こんばんは。うっわ、なっつかし~! 主題歌未だに歌える30代女です(笑)。 いろいろ調べてみての個人的な考えなのですが、 ●全国ネット放送ではない 放送局が東京12チャンネル(当時:現在のテレビ東京)ですので、関東(東京?)ローカル放送だったのではないでしょうか。スーパー戦隊としてカウントされるならば全国どこのチビッコ(笑)達も知っていなければ商品(オモチャ)展開もままならないでしょうから… ●登場人物の数が多すぎた 7人というのは’96年に『ビーファイターカブト』が放送されるまでは登場ヒーロー最多数だったそうです。(現在更に『グランセイザー』が上回っていますが) この人数の多さが敵を“いじめている”印象になりがちだったのでは?と指摘なさっているサイト様もいらっしゃいます。 確かに7対1では敵がよほど強くないといじめに見えてしまうかも… ●通好み過ぎた 通好み…というのは言い換えれば“小さい子供向けではない”ということでは…(笑) 放送当時(’76年)を考えると通、つまり“大きいお友達(笑)”に受けるような設定やストーリーは、小さい子供に受け入れにくかったのではないでしょうか。 ちなみに現在3歳の息子がおりますが、ヤツにとってのスーパー戦隊のウケるツボは、変身シーンのみ!です。それはもう見事なほどに。 もうちょっと大きくなると変身後のアクションにも目が行くかと思うのですが、どっちにしたって変身前の設定なんかヤツにとっては『どーでもイイ』もののようです。 ということは 変身シーンか、変身後のアクションに特徴がなければ 子供たちに覚えてもらえない →メジャーになりにくい ということがいえるのではないでしょうか。 >では、もし伴大介(直弥)さんが同様に火忍キャプターセブンとして、ビデオなどでゲスト出演すれば、スーパー戦隊としてカウントされるのでしょうか。 これは難しいと思います。スーパー戦隊としてカウントされるには、“ゲスト出演”ではなく“レギュラー出演”が必須条件だと思いますので… 私個人の意見ですが、ご参考になれば幸いです。
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補足になります。正式な回答ではありません。 ゴレンジャーとジャッカー電撃隊は、石森章太郎先生の作品で、掲載は小学館。 これが終了して2年後に、アメリカのマーベルコミックスからキャラクターを一年借りる契約をしたので製作されたのが「バトルフィーバーJ」と「スパイダーマン」。この時点で、石森プロ作品とは別物です。東映の新キャラクターです。この2つの斬新な点が等身大の変身ヒーローと、巨大ロボットの融合です。掲載は講談社。 「バトルフィーバーJ」も、初めは「戦隊シリーズ」などの予定はなく、成功したので、続編「電子戦隊デンジマン」「太陽戦隊サンバルカン」が製作されて、「スーパー戦隊シリーズ」の幕があがるのです。 以上の理由で、石森作品で、小学館掲載の「ゴレンジャー」「ジャッカー」は、長い間、八手三郎作品、講談社掲載の「戦隊シリーズ」とは別格の扱いでした。一度切れていたんですよ。作品的にも、掲載誌的にも戦隊シリーズは。ですからそこで一線引かれていたのです。石森先生の作品に、「バトルフィーバー」はありませんからね。 「忍者キャプター」ですが、「ゴレンジャー」放送当時に、同時放送でしたから、当時リアルタイムでみた経験のある人は、よく似ている作品だと思ったでしょう。 わたしも、当時の戦隊もの、といえば、「ゴレンジャー」「ジャッカー」「キャプター」の3つが上がります。 放送局がNETだったら、カウントされた可能性が高いですね。同じ東映作品ですからね。 なお、このキャプターがあったからこそ、バトルフィーバーJが生まれたのです。バトルフィーバーJのスタッフは、キャプター製作スタッフが担当しています。後半になって アクションがJACと交代します。 忍者キャプターのデザインは、漫画家になる前の聖由紀氏。「超電子マシーンボルテスV」のキャラクターデザイナーでもあります。デザイナーであって、原作者ではありませんので、誤解なきように。原作はあくまでも東映企画室のペンネーム、「八手三郎」さんです。 再アピールの件ですが、CSの東映チャンネルで、近年何回か放送しています。作品中の関連CMにスーパー戦隊の映画情報やビデオ化情報をのせていましたので、全く無視したわけではないでしょう。 国際放送、東宝映像、円谷プロなど、他社作品とは混同しないでください。「忍者キャプター」はスーパー戦隊シリーズの先祖ともいうべき、正当なる「東映製作、八手三郎原作」の等身大ヒーロー作品です。
お礼
補足ありがとうございます。 これで理解できそうです。 充分なご返答をいただけましたので、 これにて締め切ります。 全員にポイントは差し上げられない事は 残念ですが、参考になったことは確かです。 ご了承ください。
- kodai78
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「忍者キャプター」が放送されたのは76年4月の新番組の東映作品といったスタイルです。リアルタイムで言えば「秘密戦隊ゴレンジャー」が前年から引き続き放送されていましたが、ちょうど仮面ライダー路線が終了した直後です。 その中、東映はいくつかのポストライダー的な特撮作品を発表していました。「宇宙鉄人キョーダイン」「ザ・カゲスター」、昨年の秋から放映していた「アクマイザー3」とその後番組「超神ビビューン」などですが、何故かいずれも2人以上の複数ヒーローといった構成となっています。 「忍者キャプター」も「ゴレンジャー」を意識したというよりは、東映特撮の試行錯誤期の作品の一つということになりそうです。2~5人もいれば7人の編成もあるといった形かもしれません。が、さすがに数が多すぎてか後にも先にも7人編成のヒーローは東映には無いようです。戦隊ものの非公式の6人目や助っ人キャラが途中から登場するケースを除けばの話ですが。 更に「キャプター」について言えば、7人という人数の多さもさることながら最年少は中学生、最年長は45歳の中年男性とあまりに幅が広く、メンバーも個性的ながらも灰汁が強すぎて決して子供に馴染みやすいヒーローではなかったようです。メカも初期はキャプターマシン(7人乗りの車)のみ、後半こそヘリキャプターなる飛行要塞も登場するものの「ゴレンジャー」など他の作品からすれば悪い言い方ですが貧乏臭さが漂うのは否めません(逆に最近の戦隊ものは本命不明なほど巨大メカが多過ぎるのが考え物ですが。) 当時の東映特撮の位置付けとしては「ゴレンジャー」が東映まんが祭りで劇場オリジナル作品までが作られる主戦力扱いだとすれば、「キャプター」はサブグループ的作品というのが実情だったのだと思われます。 全ては私の憶測ですが。
お礼
素晴らしいご回答、ありがとうございます。 自信なし、とは畏れ入ります。 そうですね。たしかに格がゴレンジャーより下の扱いでした。同じ時期に似た構成の作品では、石森ブランド強し、といった感じはありました。 ただ、当時の私は、ゴレンジャーよりキャプターの方が魅力的だったのです。渋い展開も、キャラクターの顔が見えるマスクも、人知れず戦う姿も。 ギャグ路線に走ったゴレンジャーが嫌になったのも原因です。 こんなに素晴らしい作品なのに、なぜ、という思いで質問しました。とても参考になりました。ありがとうございます。
- PEPSI
- ベストアンサー率23% (441/1845)
「一人では敵怪人に勝てない、必ず負ける要素がある」 忍者キャプターは必殺技が「全員そろわないと出来ない」ものでなく、それぞれの個人技だったのでこの条件はあっていないはずですよ。 最終回のみ全員技だっけ? 「強化服を着用している」ジャッカーは強化服ではないですよね。サイボーグですから。 ついでに「デンジマン」と「サンバルカン」もへドリアン女王というキャラクターによって2つが続編として構成されています。 なら「アクマイザー」と「ビビューン」をセットで戦隊ものに組み込むべきでは・・・・ということについてはどう?
お礼
再度のご返答、ありがとうございます。 非常に興味深い内容でした。 参考にさせていただきます。
- PEPSI
- ベストアンサー率23% (441/1845)
「アクマイザー3」「超人ビビューン」「バトルホーク」「サイバーコップ」「トリプルファイター」がスーパー戦隊としてカウントされていないのはなぜでしょうか? 簡単です。最初からそのシリーズとして作られていないからです。 バトルフィーバーJはコマーシャルのアイキャッチは石の森先生が書かれていたはずですし、マンガも石の森プロの人が書いていました。 キャプターは確か超人ロック書いてる人が書いていましたよね。 うろ覚えですが戦隊シリーズは仮面ライダーをテレビ朝日からTBSに譲渡する際、テレビ朝日でも人気特撮ヒーロー物のはしらが欲しいということで「仮面ライダーのゲストを登場させて複数ヒーローにすると人気がでる」ということから企画されたはずです。 なので戦隊シリーズとして「ゴレンジャー」「ジャッカー」そして巨大ロボットが出るからと言うことで「バトルフィーバーJ」から「スーパー戦隊」と命名されるようになりました。 最近ゴレンジャーやジャッカーもスーパー戦隊になったのは後楽園でのショーで「スーパー戦隊レッドヒーロー勢ぞろい」というようなイベントが行われるようになったため垣根が壊されました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ただ、大変申し訳ないのですが、「バトルホーク」「サイバーコップ」「トリプルファイター」は、製作会社が東映ではありませんので、私の質問の趣旨からは外れます。 「アクマイザー」と「ビビューン」は、石森先生の別の作品で、二つが続編として構成されていますので、これも趣旨とは外れます。 私の質問内容で補足すべき点がありました。 「強化服を着用している」「複数人のグループで色がポイントになっている」「東映製作である」「原作者が八手三郎さんである」「等身大ヒーローである」「一人では敵怪人に勝てない、必ず負ける要素がある」これだけ、条件がそろっていながら、東映サイドは作品を再アピールすることがなかったのでしょうか。 お手数ですが、この内容で再度ご返答頂けるとありがたいのですが、よろしくお願いします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 とても参考になりました。 考えてみたら、当時の東京12チャンネルは地方ローカルでしたね。それにしても後番組の「快傑ズバット」は超有名なので、この落差は残念に思います。 変身シーンよりも変身前の個人の話がけっこう主体なので、私としては本当にいいんですが。変身後も、役者本人の顔が見られるマスクなので、私はカッコイイと感じたものです。当時も、今も。 ローカル放送だったからこそ、今、戦隊シリーズで登場する機会があれば知名度もアップすると思います。 なかなか難しいものなのですね。