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はり治療ってどういった原理で治療するのでしょうか?
最近坐骨神経痛らしき症状があり、はり治療しており気になった事があるので質問させて頂きました。 風邪は抗生物質等を飲み、風邪の菌を殺す事により治療しますが、はり治療はどういうプロセスで治療するのでしょうか? 神経痛は神経が筋肉や骨や軟骨に引っかかって刺激される為に生じる症状であると認識しております。 神経にはりを刺すと神経が麻痺するので痛みが取れるのでしょうか?もしそうだったとしたら抜本治療とならないのではないかと思い質問させて頂きました。 はり治療の原理や、メリット、デメリットについて教えて頂きたいです。 また、はり治療によってとんでもない症状が出た事のある方がいらっしゃいましたらそれも教えて頂きたいです。 宜しくお願い致します。
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#2です。 治療内容に不安を感じている様子なので、少しだけ補足をします。 >いたずらに神経や筋肉を傷つけてよい物なのだろうか?と不安に思っております。 治療に用いる鍼の直径は髪の毛ほどです。 微小の傷を作る事で、その部位を治そうとする力(自然治癒力)を引き出してあげるのが鍼灸治療の基本です。 傷ついた筋肉の回復は早いので心配ありませんよ。 また、神経にはまず刺さりません(もし刺さったらとても耐えられないと思います)からご安心下さい。 >腰に鍼をさされたのに、足や足の指先までもが痺れたので、特に不安が増幅しました。 これは「経絡感伝現象」だと思われます。 解剖学的には比較的大きな神経の近くへ鍼先が到達した際に起こる神経の興奮現象とされています。 東洋医学的には経絡(気の流れ道)に沿って気が通ったと考える事ができます。 中医学的な治療をする先生は、この現象や得気(鍼の響き)を重視して治療する場合が多いものです。 ちなみに、日本式の鍼灸治療ではこれらの現象を出さずに治療する事ができます(気が至る事を目的としており、患者に気を感じさせる事が目的ではないためです)。 鍼の感覚がどうしても気になる場合は、術者に伝えておくと良いですよ。 効果が続かないようですが、これは施術者の技術不足か病位の深襲、病期の長期化が原因だと思われます。 技術不足であればどうしようもないですが(笑)、ある程度病が深い場合や慢性化している場合はとても1回や2回の治療で完治させる事は困難です。 僕等は『気』という一般の方には理解しにくいものを治療の対象としているためか、どんな病でもすぐ治ると思っている方が以外と多いんです。 焦る気持ちもわかりますが、鍼灸もきちんとした治療理論の上に成り立っている治療法です。 僕等も神様ではないので、過剰な期待をせずにじっくりと腰を据えて治療に望んで頂ける事を切に願います。 でも、鍼灸以外にもいろんな治療法の選択肢はありますから、これだけにこだわらずにいろんな方法を試してみるのも良いと思いますよ。 一番納得できる治療法を選択する事もまた、早期回復への近道になると思いますから。
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- sinnkyuusi
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概ね#1さんのおっしゃる通りです。 鍼鎮痛には内因性モルヒネ様物質が関与しています。 その根拠は 1)ナロキソンによって効果が拮抗される点 2)刺激開始から効果の出現までにタイムロスがある点 3)交叉灌流実験での受皿動物に鎮痛効果が現れる点 4)脳内特定電気刺激による鎮痛と類似している点 などがあります。 ただ、鍼鎮痛の機序には2種類あり、モルヒネが関与しているのはC繊維からの刺激が伝わる古脊髄視床路系(いわゆる深刺しの鍼)です。 もうひとつ、Aδ繊維からの刺激が伝わる新脊髄視床路系(数ミリ程度の浅刺しの鍼)という求心路があります。 こちらの経路の鎮痛効果は現在でも謎のままですが、個人的には古典的な『気』の調節を行う際に何らかの変化が生じる求心路ではないかと考えています。 本来の鍼灸治療の目的は『気』の調節です。 あらゆる病は気の乱れによって生じるという考えの元に治療を行いますから、東洋医学では病の根本は『気の乱れ』なのです。 ですから、これを調節する事は根本的な治療となるわけです。 東洋医学は西洋医学の解剖学的な部分を無視して成り立っている側面があります。 ですから、このような理論が正論となります(というよりも、これを否定されると僕等は存在価値が無くなる・笑)。 西洋医学的な見地からの鍼治療(前者の深刺し鍼)は根本的な治療にはなりませんが、根本を治癒できない病も多々あります(退行性変性疾患など)から、定期的な治療でペインコントロールを行うという立場からも有効な治療法のひとつではないでしょうか。 以上、鍼灸師でした。 補足があればどうぞ。
お礼
本職の方を目の前にフトドキなお礼で申し訳ありません。(初めに謝らせて頂きます。。。) 小生、根本治療が出来ないのに、いたずらに神経や筋肉を傷つけてよい物なのだろうか?と不安に思っております。腰の治療をしており、腰に鍼をさされたのに、足や足の指先までもが痺れたので、特に不安が増幅しました。 治療をしてもらった直後は痛みも和らぐのですが、時間が経つ(2日位)と元に戻ってしまうので鍼治療ではこのぐらいの効果しか出ないものなのかな?とも思っております。根本治療が出来なくてもバシッと痛みが無くなればそれはそれで、結構だと考えているのですが、今の所痛みも取れないので困っております。。。 詳しいご説明ありがとうございました。
- gontamago
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鍼による皮膚への刺激で脳から内因性麻酔薬が放出される、という事のようです。 要は、内因性麻酔薬の効果で一時的に痛みが緩和されるだけらしいです。 ですから、仰る通り根本的な治療にはならないと思います。
お礼
保険が利かない為、1回の治療費が3000~4000円な為今月は1万~1万5千円程度とんでいってしまう予定です。 根本治癒が出来ないものにお金を掛けるのも如何なものかと思っております。この手の病気(怪我?)はどこで治療するのが効果的なのかわからない為、カイロプラクティック、整形外科etc・・・と試す予定ですが、効果的な治療法をご存知であれば別途教えて頂きたいと思っております。 ご情報ありがとうございました。
お礼
ご説明ありがとうございました。もう少し鍼灸治療に通ってみようかと思います。