寂しい結末にならない想いの伝え方ができるといいですね。
和歌は殆どが恋に関わる内容ですよね。
ネットでも小倉百人一首の解説などを見れば、現代語訳なんかも載っていて参考になりますよ。
幾つか見てみました。
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
読み:あしびきの やまどりのをの しだりをの ながながしよを ひとりかもねむ
作者:柿本人麻呂
口語訳:夜はおすとめすが、谷を隔てて離れ離れに寝るという山鳥・・・。その山鳥の長く垂れ下がった尾のように長い長い夜を、この私もまた、あなたと離れて一人さびしく寝るのだろうか。私は片時もあなたと離れずにいたいと思うのに・・・。
花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに
読み:はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに
作者:小野小町
口語訳: 降りつづ春の雨に、桜の花のさかりをすぎ、すっかり色をあせてしまいました。
かなえられぬ恋の思いにうちしずみながら、降りつづく雨をぼんやりながめ暮らしているうちに,わたしの美しさも、その花の色のように、こんなにおとろえてしまいました。
筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
読み:つくばねの みねよりおつる みなのがは こひぞつもりて ふちとなりぬる
作者:陽成院
口語訳:筑波の嶺から流れてくる男女川という川は、最初はわずかですが、今では深い淵となっています。
同じように、私のあなたに対する恋心も、今では、最初のころにくらべると、ほら… こんなにも深く深くなっているのですよ。どうかわかってください…。
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに
読み:みちのくの しのぶもちずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに
作者:河原左大臣
口語訳:陸奥のしのぶもじずりの乱れ模様のように、わたしの心はひどく思い乱れています。こんなになったのは、いったいだれのせいでしょう。わたしのせいではありません。みんなあなたのせいですよ。
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで
読み:しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで
作者:平兼盛
口語訳:あの人を恋しく思う気持ちを人に知られないように、わたしは長い間じっとおさえて、つつみかくしていました。しかし、とうとうかくしきれずに顔色に出てしまいました。「近頃だれかを恋していらっしゃるようですね」と人がたずねるまでに・・・・。
哀れとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
読み:あはれともいふべきひとは おもほえで みのいたづらに なりぬべきかな
作者:謙徳公
口語訳:あなたに見すてられたわたしを、「ああ、気のどくに」と同情してくれそうな人も、今はありそうに思えません。わたしはこのまま、あなたを恋こがれながら、自分の身がむなしく消えて死んでいく日を、どうすることもできずに、ただまっているだけなのですよ。
お礼
沢山の和歌をわざわざ調べていただきありがとうございます。一つ一つ詠んでいくと改めて和歌は良いなぁと感じました。 回答して頂いた和歌の中から自分の気持ちに似た和歌を参考にして、相手の男性に手紙で想いを告げました。 結ばれはしませんでしたが、伝えたことにより気持ちがスッキリしました。 一つ大人になった気分です。 ご協力感謝します。 本当にありがとうございました。