- 締切済み
個人事業主に小規模企業共済は必要か?
課税所得が600万円で小規模企業共済を毎月7万で行った場合、節税額は255,600円だそうです。 実際毎年25万円の節税効果を生んで、一見お得そうですが、実はそうではないと感じたので質問させてもらいます。 問題点 現在運用利率が1%なのですが、例えば今後25年運用を考えた場合問題点が2つあります。 問題点1 国債25年ものの金利は1.7%であり、国債のほうが利率が高いです。 7万×12ヶ月を1.7%で25年複利で運用した結果=128万 ---1 7万×12ヶ月を1%で25年複利で運用した結果=107万---2 1-2=21万 差が21万であり、節税効果を加味すると少しだけ小規模企業共済がお得になります。ただ実感としてそれほどお得感がないのも事実です。 問題点2 今後金利があがる可能性が高まっていますが、小規模企業共済は金利があがってもそれまでに預け入れたものは 現状の運用利率1%での運用となります。 もし国債金利が上昇し、例えば5年後に金利が3%となった場合には、 その時点から国債運用したほうが、今から1%金利で運用したより所得金額が増えます。 7万×12ヶ月を3%で20年複利で運用した結果=151万 小規模企業共済は、事業者の生活の安定を考えた制度であるはずなのに、実際はそうなっていないように思います。 裏では国債を買うための商品にしか見えません。(えさとして税金の控除をつけている)。 実際のところどうなのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- fukashow
- ベストアンサー率57% (50/87)
小規模企業共済は、万が一の倒産や廃業にそなえることができ(共済金A)で、支払い額をある程度コントロールできるなど、他の保険などで同じ備えをするのと比較するとメリットが大きいと思います。 逆に、国債との比較はちょっとずれているのではないかと思います。 単なる運用を目的にすれば事例のような国債の方がいいですが、小規模企業共済は自己都合以外の解約であれば5年たてば元本以上を受け取れます。25年国債の場合、途中解約時の元本割れリスクが大きくなります。 仮に、おっしゃるように今後金利が3%に上昇した場合、1%のとき投資をした25年国債の価格は大きく下落します。満期まで保有するのであれば額面で償還されますが、廃業等でお金が必要になった時は大きな損失を出して現金化する必要があります。 このように、共済の場合は万が一の場合の対応が行いやすいという点に大きな違いがあり、それをメリットと感じるのであれば共済もおすすめです。
お礼
回答ありがとうございます。 運用利率がインフレ率より低ければ事実上元本割れと変わらないかと思っています。 インフレになったら廃業して解約して別で運用するというのも手ですね。 (5年という値は知りませんでした、ありがとうございます。) いやいい商品だと思います。過去においては。 ただ今後想定される金利上昇局面においてはどうなのでしょうか? この金利上昇局面では、退職金という名目より、短期間(5年~10年)の運用についてはとてもいい商品なんでしょうね、。 金利+税金控除で相当優遇されると。 ありがとうございます。
補足
色々調べると、共済は9000億円の赤字のため、今後預金金利があがっても、赤字解消までは運用金利をかえない可能性があるそうです。 昔からいる方の運用金利は高くすえおいておきながら、そのつけを今の人達に払わせようとしている構造等をきちんと説明しないことはやはり不信感をふぐえません。 メリットもあるかもしれませんが・・・。