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貧富の階層構造について考える
- 貧富の階層構造について考える
- 派遣社員の必要性と問題点を考える
- 日本の経済大国での富の分配についての疑問
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質問者が選んだベストアンサー
仰ってることは、正しいと思いますよ。 基本は2つの問題です。 一つは「富の量」の問題です。 富は有限では無いですが、生産設備や生産能力の制約を受けますので、ある時点の付加価値(≒富)の清算量は、有限と言えます。 極端な例が、最も原始的な富である食糧問題で、日本人の概ねは、毎日、腹一杯の食事くらいは出来ますが、地球上では全人類の2割くらいが飢餓に瀕しています。 日本の食糧廃棄は、金額ベースで小国の国家予算に匹敵するそうで、日本人が腹一杯に食うためには、それくらいのロスも必要と言うことでしょうけど、そのロスのシワ寄せが、飢餓に瀕している人に行っていると言えるかも知れません。 もう一つは、富の分配者の問題です。 分配者が、公平に分配するのが資本主義の考え方です。 柳井氏など経営者とか、為政者が、分配者ですが、それらが考える公平が、その組織内の公平であって、万人に公平なワケではありません。 また、たとえ自分が多く取らない様な分配者であっても、労働量や成果に対し公平に分配すれば、多寡が生じ、やはりどうしても万人に公平とはなりません。 一方、平等に分配すれば、今度は労働量や成果に対しては、不公平・不平等なワケで、完全な公平や平等などは、存在しないと言っても良いです。 まあ日本は確かに、比較的、上手く行ってる方ですね。 ただ、「派遣が必要悪か?」は難しいところです。 私は、従前は企業が必死で努力・解決していた部分を、「派遣でまかなって良い」としたことで、企業の努力や実力が損なわれたロスの方が大では?と思っていますよ。 そもそもはアメリカの年次改革要求を丸飲みして出来たルールで、その狙いは終身雇用制度の破壊などにあることは明らかだし。 また、それと同時に行われた時価会計制度の導入で、企業の内部留保を高めたり、株主配当を重視する方向に転じ、それこそ日本にも富豪を作る方向になった制度です。 日本人にも問題があると思いますよ。 アジア各国は、日本を目標に、追い付け・追い越せ!と、教育に力を入れてきた中で、その日本は「ゆとり教育」などと言う、呑気なコトをやってましたからね。 また、大学を卒業しても、英語が話せない人間がゴロゴロしてるのは、日本くらいじゃないでしょうか? 節度を弁える日本人が、世界で活躍し、公平な分配者になれば、世界はもうちょっとマシになる様な気もしますけど、世界で通用する人材の育成などは、余りやってませんよね。
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- PENPENMAKKY
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相対的な格差は存在します。ただし日本の貧乏人と発展途上国の中流階級の生活水準は同じです。 世界中の国を一つの表にすると日本は貧富の差が少ない国です。 いるんだよね!相対的格差の表を持ち出して日本も格差是正を!って喚く馬鹿 世界から失笑を買ってるんだけどねw 中国はGDP世界第二位になりましたが、人民の5%のみがその恩恵に授かり残りは貧乏です。米国も20%のみが富を得て70%は貧困に喘いでいます。 日本は世界でも珍しい国民が豊かに暮らせてる国です。誰もが安全な水を飲めます。世界でこんな国は日本だけです。
- hekiyu
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”みんながみんな裕福になることなんて可能なんですか?” ↑ 日本はみな裕福になっていますよ。 途上国の外国人とつきあっているとそれがよく判ります。 日本人は生まれた時から裕福なので、それが判らないだけです。 貧乏を知らないから、裕福も判らなくなって しまったのが日本人です。 少し前までは、日本人は貧しかったのです。 持ち家などは、ほんの一部の金持ちだけでした。 車もです。 子供は、みな兄弟のお下がりを着ていました。 栄養も不十分でした。 だから、若い人の方が大きいのです。 海外旅行など夢の又夢でした。 それが今ではどうでしょう。 持ち家率は30%を越え、年寄りの30%は 一億以上の資産持です。 ”人間の社会って階層構造を作らなければ維持できないのではないですか” ↑ 歴史をみると、そうみたいですね。 ただ、階層構造でなくても、水平構造でも 出来るのでは無いか、という意見もあります。 私は無理だと思っていますが。 ”日本は"名誉"なことにこれだけの経済大国でありながら大富豪と 呼ばれる類にあまりランクインしてませんよね。” ↑ 100万ドル以上の金融資産家の数では、日本は 米国に次いで第二位です。 しかし、小金持ちは多いのですが、大金持ち、てのは少ないです。 アジアで有数の金持ちは、香港人に多いです。 そういう意味で、日本は貧富の差が小さい良い 国だと思います。
- blackhill
- ベストアンサー率35% (585/1658)
>>逆に日本って世界をみれば平等な主義をとっているいい国に思えます。 間違いです。 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4652.html
- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2125/7985)
貧富の差が問題と言うよりは、お金の流れ方が国民の利益になっていないのが問題です。 貧富の差があっても、お金が国内を循環して海外に出ていかないのであれば、デフレーションが進んだり、貧困化が進んだりはしないでしょうが、実際には、お金が企業で止まってしまって、海外投資に向けられ、中国などでは好景気に沸いていますが、日本国内は経済がマイナス成長になり、消費が下がり、デフレーションが深刻化する状況です。 賃金やボーナスの水準を上げて消費を拡大し、インフレにしようというのが、アベノミクスでしょうが、十分な引き上げがおこなわれないと効果は期待出来ないでしょう。 階層構造が拡大するだけでは豊かな社会になれません。貧富の差が拡大し、低所得者層に未来が無くなれば、次に待っているのは、現在、石油利益が不平等な中東で起こっているような武力革命の嵐でしょう。
>人間の社会って階層構造を作らなければ維持できないのではないですか?程度はあるにしろ。。 このへんはもっと分析する必要があると思いますね。 良く似た考えに、世の中が活性を維持するにはある程度の貧富の差があったほうがいい、その差のエネルギーが下層人間の向上心を生み、下克上も発生するということです。ソ連の崩壊もそういった共産主義思想そのものに潜む基本的な欠陥が原因のひとつなのでしょう。 ただ、上記のような活力の維持のために階層を維持しなければならないという思想はまちがっていると思いますね。貧富の平準化への物理力(財貨のエントロピー理論のようなもの)が最終的に階層の平準化にいくにはどれほどの時間が必要なのか。むしろ金持ちの権力は常に貧乏人よりも強いはずですから、この平準化は理論的にもありえず、むしろ貧富の差が更についていく、ある程度の差で(金持ちの最適化によって)固定されてしまうという理屈もありえるわけです。今起こっている資本主義のグローバル化はまさしくこのことなのかもしれません。 ま、今の日本の現状で満足されるのなら何丘いわんやですが。
- lv4u
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>>そもそも...みんながみんな裕福になることなんて可能なんですか? みんながそれなりに裕福ってのはありうるでしょう。バブルのころは、大儲けしている方たちがいましたけど、そのおこぼれで、周りの人々にお金が回ってゆきましたからね。 全額会社負担で、社員全員がアメリカへの社員旅行とか、凄い額のボーナスが多くの方たちに出たりとか、万札詰め込んだバッグが社長の机のしたにゴロンと転がっているとか・・・。 例えば、いまの金持ちの方が100倍儲けるようになり、その影響で中間以下の人々が10倍儲かるようになったら、格差は広がるでしょう。でも、10倍儲かるようになれば、そのほうがいいのでは? 逆にお金持ちの人の所得が100億から50億と半減しても、あまり痛みは無いかもしれないけど、中間以下の人々の所得が半分になったら、大変ですね。 だから、変に「平等」を求めず大儲けできる才能のある方は、大儲けしてもらい、税金をそれ相応の比率で納めてもらえば、福祉予算も拡大するし、国家赤字も減少します。 ということで、日本も「大富豪」と呼ばれる人が沢山出てくるようになれば、貧富の格差は開いても、中間層以下の経済を好転させるのではないかと思います。 1枚のパイを切り分け方が悪くて、自分の取り分が少ないって文句を言うよりも、10枚のパイを得て、上の人が9枚取っても、自分に丸ごと1枚が割り当てられるってことを選ぶほうがいいように思いますね。