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商品券支給で給与アップ-それで景気は回復しないか?
- 景気回復について、少し考えたことがあります。現実的かどうか専門的な意見を教えてください。
- 給与アップに現金支給ではなく、商品券を支給することで、手持ちの現金を失わずにすみます。給与アップ&商品券割引効果で、購買意欲はアップするはずです。
- 商品券の使用条件や給与の数%を商品券支給にするなど、さまざまな試算を行い、景気の循環をよくすることは可能でしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
実際に昭和60年代の不況時に、自分の会社が同じことをしました。商品券ではないですが、ボーナスの一部として自社家電製品を現物支給したのです。商品券はありませんでしたが、その権利を転売可能(代金をもらって、需要者に代わって受け取れるのだから同じこと)でしたから。でもこれはまったく景気対策にはなりませんね。ボーナスアップではないし、こんなことをしても市場に資金循環が起きないからでです。 もし景気対策のためにやるなら、賃金を予定通り払った上に、さらにおまけとして商品券を上乗せすることです。しかもその商品券の市場価格を維持できることが肝要です。たたき売りしなければ換金できないようでは、意味がありません。それには商品券発行元の会社が、その買い取り価格(換金価値)を保証しなければなりません。そうでなければその商品券をどこの商店も受け取りませんから。もしこれが出来たとしたら、その会社が私的に貨幣を発行したのと同じです。会社に銀行のような資金力がなければ出来ないことです。そんなに資金豊富な会社なら、最初から日銀紙幣で賃金を払った方が手っ取り早いし、効率的です。 以上の理由で、本案は無意味です。この質問箱でも同様の案が時々見受けられますが、景気を良くすること、そのための金融緩和の意味を取り違えています。一企業が私的通貨まがいのものを出しても、景気には影響しません。混乱を招くだけです。通貨不安の途上国がやることです。
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- not_spirit
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残念ながら、私が勤めている会社はすでに商品券やそれに代わるポイント制が導入されてますので、 そのポイントや金額の上昇という方法で対策される可能性が大です。 商品券を発行するのもコストになりますから、現実的ではありません。 ペーパーレスで実効性があるものが効果があると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、その「商品券やそれに代わるポイント制」というのは、給与の一部の代わりとして与えられているものなのでしょうか? もしよければ、その詳細を具体的に教えてはいただけませんか?
補足
回答:No.6のお礼の方もご覧ください。追加のご意見お待ちしています。
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お礼
ご回答ありがとうございます。なるほど、参考になります。 >もし景気対策のためにやるなら、賃金を予定通り払った上に、さらにおまけとして商品券を上乗せすることです。 要するに、そういうことです。賃金のベースアップの代わりに商品券支給という形で実質の賃金アップを図るべきというのが本案です。 私はまず、先行して給与を上げて消費者の購買意欲・余裕を上げるべきだと思ったんです。でも、それでは企業が渋るので、商品券支給でどうか?というわけです。商品券にすれば、確実にその利益はその会社に帰ってくるからです。現金で給与を上げた場合と比較すれば明らかかと。 >しかもその商品券の市場価格を維持できることが肝要です。 全くその通りです。それが肝要ですよね。しかし、お金の循環をよくするためであれば、それくらいの制度整備はすべきだと思います。 (1)労働者=消費者は実質賃金アップし、かつ、(2)商品券効果で1割引きで購入できる、というのがお金の循環をよくする(購買意欲を高める)要素です。 さらに、そのマジックは、1万円の商品券が、企業にとっては原価だけで発行できるということにあります。純利益0円として。質問の例では、マイナス2000円となりますが、つまり2000円を余分に支払って1万円分の商品券発行となります。要するに、社員はそれを7000円に換金できるので、企業は2000円出して、給与を実質7000円アップできるというわけです。 差額の5000円はどこから?? それは、1万円分の商品券と一緒に客から支払われた現金1万円からです。要するに商品券は「誘い水」というわけです。まずは実質給与アップで購買意欲を高めれば、そうなりますよね?
補足
すみませーん。明日もう一回仕切り直して質問します。皆さんよろしくおねがいします。