路頭に迷っている仲間
私はうつ病、社会不安障害、パニック障害を患いとあるNPO法人のコミュニティーサークルに参加していました。
参加者はみんな何らかの精神疾患を患いながらも、勤めていたり、主婦業をしていたり、学校に行っている人たちでした。
サークルでは他愛のない世間話や、自分で行っている対処法など話し合ったりして、月に一度はサークルのメンバーでイベントを行っていました。
主催者ももちろんうつ病の経験者で、克服した経験を元にカウンセラーの勉強をし、サークル活動にも参加していました。
その活動は頻繁にマスコミにも取り上げられ、行政からの視察もありました。
しかし次第に、主催者の活動がカウンセリングに移ったと同時期に、主催者が自治体のうつ病対策や自殺対策の学識経験者として呼ばれることが多くなり、サークルにくることがなくなり、カウンセリングも特定の人のみとなりました。
そして昨年、主催者が行政のうつ病対策や自殺対策の委員に選ばれ、サークルは解散、カウンセリングは廃止、NPO法人は開店休業状態になりました。
一部のサークルのメンバーやカウンセリングを受けていた人は除き、全く連絡のないままです。
主催者はその地位を元に全国紙や全国放送に出るほど有名人になり「すっかり雲の上の人」の存在になり、著書も発行され地元ではベストセラーになりました。
サークルのメンバーの思いはさまざまで、「○○さん(主催者)は私たちの代表で委員になった」「発展的な終わり方だと思って」と言う人もいれば、「残された私たちはどうすればいいの?」「自分の居場所がなくなった」など主催者に恨みを持つ人もいます。
主催者は確かに地位と名誉、お金を手に入れたのは事実ですが、主催者はうつ病対策や自殺対策に力を入れていたのは事実です。
残された私たちメンバーはどう行動すればよいでしょうか?