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自然崇拝について
現役高校生です。 世界史の資料集のヨーロッパの宗教分布のページの ロシアの北西部あたりに自然崇拝というのがありました。 これはどういうことなのでしょうか。 なんとなく山や川とかを崇拝対象として拝むみたいなイメージがします。 正直、すごく素晴らしいと思うんです。(もし↑のイメージで合っているなら。) 語ると長くなりそうです・・・ なぜ日本や欧米諸国などではあまり自然崇拝という言葉を聞かないんでしょうか・・・ どういうものなのか、広まらない理由 教えてください。
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おそらくスラブ系のネオペイガニズム(復興異教主義)のことでしょう。この運動は、キリスト教以前の自然崇拝的な宗教と自然を基礎にした精神世界を回復しようとする運動で、英語圏でもドイツでも見られますが、社会主義崩壊後のロシアで特に盛んです。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010062202 もともとロシア正教は、キリスト教の一派と言いながら仏教など自然となじむ宗派との親近性があり、自然崇拝を異端とは感じていないようです。 これに対し、ローマカソリックやプロテスタントの場合は、自然というのは神が人間に与えたもので、神だけが崇拝の対象です。 こうした自然崇拝派の現状についてはWIKIが詳しいのですが、英文しか見つからなかった。高校生には難しいかもしれませんが、写真で雰囲気がつかめるのでは。なお、counter culture 的という点では、WIKIとNeo-Paganism は無関係ではないようです。 http://en.wikipedia.org/wiki/Contemporary_Paganism なお、神道はもともと原始宗教のアニミズムの系統なので、自然崇拝そのものです。ヨーロッパの古代宗教やマヤの宗教は山や川より太陽崇拝や巨石遺跡で有名です。
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- hekiyu
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”なぜ日本や欧米諸国などではあまり自然崇拝という言葉を聞かないんでしょうか・” ↑ 日本は自然崇拝の国ですよ。 日本人の根底を流れている宗教感情は神道です。 その神道は、自然崇拝です。 山川草木、森羅万象、すべてに魂が宿っている と考えます。 人間は特別の存在ではなく、自然の一部である という考え方も神道です。 森林が国土に占める割合は、日本は世界三位です。 日本は自然大国です。 欧米でも、キリスト教が席巻するまではアニミズムに 基づく自然崇拝が多かったのです。 しかし、キリスト教がそれをローラーのように 土に埋めてしまいました。 キリスト教では、神は己に似せて人間を創った、という ことになっています。 だから、人間は特別の存在であり、人間以外の万物は 人間に利用されるために存在する、と考えます。 だから欧米には自然保護、という思想はあっても、 自然を崇拝するという思想にはなりません。 ロシアの自然崇拝、というのはキリスト教によって 埋められていないアニミズムが残っているという ことではないでしょうか。
お礼
キリスト教は悪だというのは極端すぎますが もう少し他の宗教に寛容でもいいですよね。 言われてみれば日本は自然崇拝ですね! 欧米人は大自然を畏怖の対象として見るみたいなことを聞いたことあります。 我々は心洗われる気持ちになりますよね。 日本人でよかった! ご回答ありがとうございます。
- tiltilmitil
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日本はむしろ自然崇拝が主流でしょう。八百万の神というようにあらゆるものに神が宿っているという思想です。キリスト教の神も仏教の仏もその一部の現れであるみたいな。それが当たり前だからわざわざ自然崇拝というくくりで呼ばないだけ。
お礼
わざわざ呼ばなくても日本人のDNAにはそういう心が刻まれているんでしょうね。 日本最高! ご回答ありがとうございます。
お礼
URLなども貼っていただいてありがとうございます。 そんな運動があるんですね! ロシア正教というのは良い考えを持っているんですね。 英文頑張って読んでみたいと思います。 太陽崇拝などはスケールがでかすぎて想像もつかないですね>< ご回答ありがとうございます。