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避難所
東日本大震災では, 避難所に避難したのに, 半分以上がお亡くなり になった地域もあるようです, 避難所とはどのような意味があるのでし ょうか, 災害を防げない場所でも, 避難場所にいくように案内する 防災スピ-カは適切だったと, いえるのでしょうか。 宜しくお願いします。
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結論から言えば、適切ではありませんでした。 避難所とは、想定される災害被害に対して当面の安全を確保できる場所という意味合いです。少なくとも、想定される災害の第一撃に対して安全であるとされる場所なのです。 しかし東日本大震災においては、地震の規模はともかく、津波の規模においてあらゆる場所で想定を超えてしまいました。例えば、76人の児童が犠牲または行方不明になった石巻市の大川小学校では、過去の昭和三陸津波やチリ地震津波でも全く浸水しておらず、震災前のハザードマップによれば想定津波高さは0~1mでした。川岸には2m以上の堤防がありますから、想定では全く浸水の危険は無く、大川小学校自体が地域の避難所に設定され、近隣の住人も避難してきていました。 しかし津波は河口から5kmもある大川小学校付近でも5mを優に超え、大惨事となりました。このような例は、他の場所でも起きたわけです。少なくとも、行政の避難勧告、指示は想定される災害から安全とされる避難所への避難を促すしかありません。問題は、その想定が適切かどうかということです。 想定より厳しく設定するということは、それだけ対策が複雑化し、かかる費用も莫大になります。ですから東日本大震災のような「1000年に一度」レベルの災害まで想定するかについては、現実問題として議論が分かれる部分です。原発などは当然としても、すべての住民を「1000年に一度」の災害から守れるレベルの対策など、財政面からも事実上不可能です。 その想定をどこまで厳しくするかは、今震災を経験してしまった我々からすればかなりハードルを上げたくなるところですが、震災前を思い出してみれば、過去1000年タームで起きていない、つまりだれも見たことの無いレベルの災害に対して、莫大な費用を投じて対策することが現実的だったかどうか。事実上、それは無理だったでしょう。 今後、どのレベルまで対策するかは議論が進むでしょうが、今現在行政ができることは、想定された災害規模に則った避難計画に基づく避難勧告、指示をするだけです。 ですから、それに不安を感じるのならば、自己判断でさらに安全マージンを大きく取った災害避難の方法について、考えておく必要があるかと思います。
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- garasunoringo
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指定された避難所に避難するかどうか、そこなら安全かどうかは各自が判断すべきことでしょう 辛うじてやっとたどり着いた避難所に間髪入れずに津波に襲われた方々は気の毒ですが、まだ更に高いところへ避難する余裕があったにも関わらず、そこに止まっていたのであれば自己責任でしょう
- phj
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日本は災害の多い国ですので、国がガイドラインを定め、県や市町村が策定する防災想定というものがあります。 避難所だけでなく、津波防波堤・がけ崩れ防止工事・河川の堤防・避難用品の量や質などもこの想定を元に決定していますし、非常時の避難経路・自治体職員や消防:消防団の配置など、さらには県や国や自衛隊にどのタイミングで災害援助を申し出るかも決めているのです。 ですから「避難所」というのは、単に避難して災害を避けるというだけでなく、地震などの際に自治体職員が来て、必要な物資を補給し、数日間の生命維持のためのサポートが受けられる拠点でもある、ということです。 >災害から逃れることができていませんよね >避難所失格ではありませんか。 今回の東日本大震災についていえば、そのとおりです。津波に対する想定が甘く、想定の2倍3倍の津波が押し寄せた為、避難所が津波の被害を受け多数の犠牲者を出す結果となってしまいました。 しかし、今回の大震災を振り返ってみれば、津波被害に遭われた方は死者・行方不明者を合わせて1万8877人(2012年9月厚生労働省)とされていますが、避難した被災者は26万人に上るため、震災直後の20万人を越える人々が避難し、避難所で食事や睡眠を取った現実を考えれば、避難所は機能した、と考えるほうが妥当です。 何よりも、何ももたずに避難した20万人もの人々の食住環境が、ほぼ1ヶ月近くそれなりに確保できたということが、日本の防災想定と各機能の的確さを表しています。(ウソだと思うなら、ハリケーンカトリーナの被害後のニューオリンズと比べてみてください。規模がまったく違うのに、日本のほうがはるかに被災者に対するサポートが充実しています) 津波想定が甘かったのは悔やんでも悔やみきれない部分が自治体関係者にはあるでしょう。実際に自己判断で高台に避難して難を逃れている方が居る以上、想定が甘かったのは事実です。 でもそれだけで「避難所」が機能していないとはいえないのです。
>避難所とはどのような意味があるのでしょうか 避難所とは災害から逃れるための場所です。 東日本大震災では想定を超える災害だった。 というのは万人が認めるところで、 だからたくさんの方がなくなりました。 しかし、様々なニュースでも取り上げられていますが、 普通の避難所ではいけないのではないかと 自主的に小中学生が高台に避難して難を逃れた という話や、避難指示が出たにもかかわらず 逃げずに自宅などに留まって被災した例などもあり 個々の防災意識が第一になければ行けないことは明らかです。 そういう意味では、今回の教訓を活かして、 ・災害想定の見直し ・減災、防災施設の設置 ・避難所の見直し ・防災教育の徹底 ・日頃からの避難訓練 などを一層充実させる必要あるでしょう。
補足
<避難所とは災害から逃れるための場所です。 災害から逃れることができていませんよね 避難所失格ではありませんか。
- あずき なな(@azuki-7)
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ここまでになるとは想定せずに安全だと思うところに避難所を設置したんでしょうね 適切ではなかった だから多くの人が亡くなったんです
補足
つまり, 他人ごとですよね, 家族には高台にいけと 指示していたりしますよね。
補足
仕事というのは結果が問われるんですよ 結果が悪ければ, サラリ-マンなら責任をとらなければいけません 公務員なら, 他人ごとでよいんですか。