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ペンタブレットの仕組みについて
ペンタブ本体にペンで入力した刺激は、どのような形でパソコンに送られ、 どのような形でパソコンで処理されるのでしょうか? また、それはマウスを動かした時の刺激を処理する場合とは 違う形なのでしょうか? どなたかご教示頂けないでしょうか。
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おおまかに説明すると、その仕組みは センサー、制御回路、通信回線、デバイスドライバー、アプリケーションによって行われます。 マウスの場合は、マウスの内部のセンサーが拾った情報を マウスの制御回路が処理し、一定の形式にした情報をUSBバスを通して伝えます。 ですから通信回線としてはUSBというシリアル通信となっています。 昔の話をすれば、最初のマウスは、二枚の直行した円盤が移動情報を拾っていました。 また、USBは無く、低速のシリアルポートや、マウスやキーボード用の専用バス… 今もM/Bの一部に残るPS/2ポートや、Appleが切り捨てたADBポートなどがありました。 センサー部分は、ボールを介して二枚の円盤を回すようになり その円盤の回転を拾う方法として光エンコーダーが使われたものもありました。 その後は、光センサーを専用マウスパッドのグリッドを読み取るために使ったものもありましたし さらに時代が進んで、専用マウスパッドのいらない光センサーを使ったマウスが主流となりました。 そういった情報は、OS側のデバイスドライバーを介して、OSがハンドリングし マウスポインターを動かしますし、他のユーティリティやアプリケーションソフトは OSから情報を受け取って、実際の処理を行なうようになっています。 OSとは、要約すれば、人とアプリケーションソフトやハードウェアなど すべてを仲介するソフトウェアと言う事ができます。 ペンタブレットの場合も、OS側での処理は同様で、対応するデバイスドライバーを介して動きます。 一般的にはタブレット側に電磁波によってペンの位置情報を拾う仕組みがあります。 上級モデルでは、ペンの傾きを拾う機能もあります。 その上でペン側で拾ったボタンを押した情報や、筆圧情報などもタブレットを介してOSへ渡されます。 かつてはWacomの特許技術として、ペンに電池を入れずに利用できるという仕組みは Wacom製品特有のものでしたが、簡単に言えば、電磁誘導によってペン内で発電し ペンの制御回路を動かすというものです。 現在は、電池を入れないのがあたりまえのようですが、技術的背景は知りません。 (単純に、Wacomの初期の特許が20年経て切れたような気がしますが、確認していません) まぁ、1990年頃のArtPadから、ずっとペンタブレットといえばWacomなのです。 マウスには五つくらいボタンがあるものはめずらしくもありませんし 現在ではWacomのペンタブレットは、タブレット部にもいくつかボタンがあります。 こういったものも、デバイスドライバーを介して機能しますし OS上のユーティリティソフトやアプリケーションソフトが それらを利用する機能を提供することで、実際に機能することができます。 ですから、対応するデバイスドライバーやその他のソフトが揃わなければ ペンタブレットは充分に機能しないと言えます。 マウス相当として機能する場合もありますが、製品にもよると思います。 マウス相当というのは、つまりマウスとしての基本的な仕様部分は 共通のものとして、汎用ドライバーが存在するのです。 汎用ドライバーは専用ドライバーに比べれば、性能が低かったり 機能に制限があったりします。でも、専用ドライバーが入手できない状況では 汎用ドライバーの存在が、非常に便利な場合もあります。
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- bara2001
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ペンタブはこんな感じ。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100317_355213.html http://nds.jpn.org/pentab.htm マウスは昔は底面に樹脂製のボールが入っていてその転がりを検知していた。 現在主流の光学式マウスは底面から微弱なレーザーを照射して、その反射でマウスの移動を検知する。 ただいずれにしろマウスでは「移動」しか検知できない。 ペンタブであれば「移動」のほかに「筆圧」や「傾き」なども検知できるが、ソフトの側が対応している必要がある。 http://tablet.wacom.co.jp/application/application_index.html
お礼
ありがとうございました!
お礼
素人の大雑把な質問にもかかわらず、詳しく教えていただいて ありがとうございます!