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スレート屋根の傾斜した「棟」の構造について
スレート屋根の傾斜した「棟」の構造について教えて下さい。 傾斜した「棟」の金属板と、スレートの重なり部分との間には三角形の隙間がありますが、ここから棟の中に入った雨水はどのように流れて行くのでしょうか? 金属板の下には木材が入っているようですが、この木材は濡れて腐食しないのでしょうか? このあたりを理解出来る図などありましたら紹介お願いします。
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#1です。 カラーベスト屋根の 斜めや縦方向の 水切り板金と 屋根板の間の隙間は 絶対にコーキングしないで下さい。 特に 水下・・・軒先近辺だけをコーキングした箇所は 確実に新たな雨漏りの原因となります。 カラーベストの板は軒先から順次重ねられてますが 此の重ね部分から雨は横方向に移動します。 このときの距離は 屋根勾配にも依りますが 3.5寸勾配でおおむね 60mmといわれてますが 上り壁際には 捨て谷板金が収まってます。此の位置は 雨押さえ板金の端がら 約75mm の位置に納まりますが この捨て谷には雨水が必ず流れるので コーキングをすると この水が排水できず 建物内部に溢れるのです。 少し難しい説明になりましたが 技術が確かな職人さんなら ご存じですので 屋根面にはコーキングはしません。 隙間から入った雨水は 物理的に排水できるようにメーカーの”建材学校”で指導してますので この講習を受けた職人さんなら間違いなく施工できます。ただ見よう見まねで施工されてる職人さんも結構多いので雨漏り事故が絶えないのです。 メーカーの認定職人なら安心なのです。詳しくはメーカーに問い合わせれば答えて呉れます。 何分文字や図面だけでは説明が仕切れません。現物を見ながらでないと詳細が解説出来ませんが・・・ カラーベスト屋根では 外から見える箇所にはコーキングはしないことが鉄則です。 排水しないとならない 雨水を留めてしまいますので 新たに雨漏りの原因を造る事となりますので メカニズムを理解せずにコーキングはしないで下さい。
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- 007MUKADE
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補足を拝見しました。やはり カラーベスト寄せ棟で ”隅棟”納まりですね。 屋根下地(最近はコンパネ12mmがほぼ標準です。)が出来上がれば アスファルトルーフィングを軒先から棟へ順次敷き込みます。強力タッカーで留め付けますので破天荒な天候で無い限り 此のままでも雨漏りは発生しません。 隅棟ではルーフィングが2重以上になるように敷き込みます。 カラーベスト屋根材は軒先から順次葺きあげていますが 隅部分では屋根下地に合わせて斜めに切断した板を噴きます。 ここで三角の先を 5cm 程欠いて葺きます。横方向に流れ込んだ雨水を 隅棟中心まで染み来まい対策です。 板が噴きあがれば 板金を留め付ける木材(18mmを推奨してます)を 下地の隅木や垂木に確実に留めます。 棟板金を納めます。 出来上がりを横から見ると 小さな三角状の隙間が見えますが屋根勾配(3.5寸以上)の作用で潜り込んだ雨水は棟中心までは移動せず順次勾配の下側へ流れ出ます。万一中心まで進んでも ルーフィングは2重ですので 雨漏りははっせいしません。 ここで大事な事は 板金下地の木材の厚さと 留め付け方法です。緩くなった下地では板金が風に吹かれて振動します。 振動するとポンプ作用が発生して水を隅棟内へ引き込む事が有るのです。 建て売り等で 隅棟から漏ったケースでは まず棟用下地材の厚さ不足が多いのです。中にはコンパネ12mmから切り出した板を使用してるケースが非常に多いのです。 また、隅棟の隙間にコーキングをされてるケースでも雨漏りが発生しやすいので うかつなコーキングは避けないとなりません。 簡単ですが・・・・概要を紹介しました。
お礼
詳しい説明を有難う御座いました。ズブの素人なので構造をイメージする事が出来ないのが悲しいです。 「隅棟の隙間にコーキングをされてるケースでも雨漏りが発生しやすい」との説明は、コーキングが不完全な場合、雨水が侵入しやすいという意味でしょうか。再度の質問で申し訳けありませんが、よろしくおねがいします。
- 007MUKADE
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スレート屋根・・・具体的な名称は? カラーベストもスレート素材と呼ばれる場合もあります。 通常は ”浪型スレート” を指すのですが・・・・・ 傾斜した「棟」・・・隅棟の事でしょうか? 以上知らせ下さい。・・・ 今夜にレポートを書きますので・・・・屋根屋の老人です。
お礼
お礼が遅くなり大変失礼致しました。
補足
表現不足ですみません。詳しくないのでよく解らないのですが、「コロニアル」というのでしょうか、平たい板を横に並べて、互い違いに重ねているものです。 「棟」は「隅棟」というものらしいです。寄棟の上から4方向に下に傾斜した棟です。よろしくお願いします。
お礼
くわしく解説頂き有難う御座いました。
補足
ご親切にいろいろ説明頂き有難う御座いました。 実は先日、工務店に外周り塗装工事を依頼し、軒天を外したところ、破風当たりで雨漏りが発見されました。工務店で棟が一番怪しいということで棟やり直し工事をしたのですが、雨漏りは治らず原因不明で終わりました。 その後、私なりに散々あちこち調べ、先日質問の「板金と 屋根板の間の隙間」をガムテープで塞ぐと雨漏りはなくなりました。この隙間から入った雨水が原因と思います。吹込や、見たところわかりませんが、カラーベストが棟の方に傾いていて雨水が入りやすいのかも知れません。この状況で出来るだけ費用をかけずに解決したいのですが、よろしくアドバイスをお願い致します。