基本的に核融合などの未完成の技術に頼らないとすれば難しいですね。
それらの技術については触れませんが、高速増殖炉でさえ開発に難航している人類の科学技術では、永遠に未完成と現実的には考えなければならないでしょう。
そもそも今回の震災後も世界各地で地震が発生していますが、最大で何億年と言うものもある半減期の期間を考えれば、「安定して地震の無い地域」などというものが地球上で有る訳はありません。
地球の直径は約6,400kmで地殻の厚さは大体30~40km(アイスランドはゼロ)です。
地球に対する地殻はリンゴに対する皮の様な厚さで、熱ミルクの膜の様に柔らかくしかもプレートとしてひび割れて流動しています。
その地殻の中で多寡が数キロを掘り込んで地中に蔵置しても、「安全」と言う訳には行かないと言うのが最近出た一つの結論ですね。
だから7kmの深海に捨てようと言う事なのでしょうが、日本海溝を作っているプレートの潜り込みに確実に置くことが出来る技術はまだありません。
潜り込みの部分に於いても、隆起する側に引っかけられれば上がって来てしまいますし、100年に一度・1000年に一度・10000年に一度の変動に対してウオッチする必要が無い訳はありません。
生態系に絶対影響しない処理としては、宇宙に飛ばすかマグマの中で沈んでいく様にするしか無いと思いますが、何れもロケットや埋没処理中の事故と言うリスクは100年単位までで発生してしまうでしょう。
やはり未完成ではありますが軌道エレベーターなら完成可能な気がしますので、まず同エレベーターにより衛星軌道まで廃棄物を運搬し、そこから太陽に向かって射出する方法を目指すあたりが私の考え得る処理方法です。
勿論事故のリスクは存在しますので、多量の廃棄物が溜らないように配慮する必要はあります。
お礼
原発推進派の方ですね。お答えいただきまして、ありがとうございます。 脱原発の方の意見も拝聴したいと存じます。