医学的なことは専門家でないので無責任なことはいえませんが、手が痛くなったのは静電気のためではないような気がします。パチッと音を立てて放電する静電気はいやですよね。しかし静電気が発生しないようにすることはできません。でも、放電して痛い思いをしないようにすることはできますよ。あの痛い静電気はあなたの体にたまっている(帯電といいます)のです。夏はあまり静電気で痛い思いをすることはありませんよね。夏は湿度も高く、体も汗をかいていて、静電気が大地に逃げやすくなっているので、あなたの体に帯電する電気量が少なく、感電することがないからです。反面、冬は空気が乾燥していて、衣服も乾燥しているので電気絶縁効果が大きく、静電気が逃げずどんどん体にたまってしまいます。その電気が、ドアとか、ロッカーとか場合によっては隣にいる人などに近づいたとたん、一気に放電して痛い思いをするのです。たまった静電気は大地に流れるのは宿命です。その逃がし方を工夫すれば痛い思いをしなくてもすみますよ。
痛いと感じるのは、指先から放電する場合が多いですよね。指先は細くなっているし面積も小さく、敏感なので特に感じるのです。ビリッと感電するのは電圧が高いからです。静電気のショックから逃れるためには、広い面積で接触する。なるべく鈍感な部分から静電気を逃がす。この二つを心がけましょう。具体的には、ドア、ロッカーなどを開けるときは、
1)片足だけでも靴を脱いで床に足をつく。
2)その状態でドアやロッカーを開ける。
鈍感で面積が大きい足の裏から静電気が抜けるので感電しません。
車から降りるとき、
1)エンジンを切りキーを抜く
2)ドアの枠をつかんだまま車を降りる。
3)ドアをロックするまで、車の金属部分から手を離さない。
こうすれば完璧に感電から逃れられますよ。
しばらく感電しないように気をつけながら生活しても手の痛みが直らないようなら、電気のせいではないと思います。
お礼
あれから2日くらい痛かったのですが、その後何もなかったかのように治っていました。 静電気を起こりにくくする対処法まで教えていただき、ありがとうございます。今後の参考にしたいと思います。