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冷却水の必要性について
原発の原子炉が止まったときは、停止したからこれで終わり、ということではなくて、炉心というものを冷却しなければならないそうです。なぜ、冷却しなければならないのか教えてください。 よろしくお願いします。
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1.原子炉運転中 a.核分裂反応が起こっている→大量の熱が発生している→原子炉は1次冷却水で冷却されるが、1次冷却水は加熱されて蒸気になる→2次冷却水と熱交換する→1次冷却水は冷やされて水になり原子炉に戻る。2次冷却水は加熱されて蒸気になる→この 蒸気でタービンを回し、復水器で冷却されて熱交換機に戻る→タービンに直結している発電機が回って電力を発生する という順番。復水器は大量の海水で冷却されている。 b.核分裂生成物は放射性で、放射線を出して壊変する→核分裂ほどではないがいくらか熱が出る、発電に寄与するほどではない 2.原子炉停止中 a.核分裂反応は停止する→したがってこれによる熱は発生しない b.核分裂生成物の壊変は止まらない→核分裂ほどではないがいくらかの熱が出る→冷却しないと熱がたまって熱くなり原子炉を壊す→したがって、原子炉停止中も冷却を続けなければならない b.が止まらないのです。というか止める方法がありません。 要するに、放射線はエネルギーを持っているということです。したがって、放射線が出ていれば、そのエネルギーが熱エネルギーに変わるので冷却しなければどんどん熱くなるということです。 発熱するものが少量だったり、分散していればあえて冷却しなくてもなんてことはないが、大量に集中すれば急激に熱くなります。
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- tomoac
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反応が止まらないので、反応が小さくなるまで、数十年間冷やさないといけない。 止まっている原発、止まっているのは発電で、核反応は止まっていませんので、危険性は動いている時と変わらない。 止めた効果は数10年後に冷えてやっと出るんですね。向こう数十年地震や津波がないことを祈るだけです。 福島では、今でも放射能をばらまき続けているんですよ。
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回答ありがとうございました
- 佐藤 志緒(@g4330)
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冷却できなかったから、福島は事故になった それだけ
お礼
ありがとうございました
お礼
回答ありがとうございました。 わかりやすかったので、ベストアンサーです。
補足
詳細な説明をありがとございました。