今回の件について、どこまでニュースを見ていらっしゃるかわからないのですが、今回の件はそもそも「やった」と言ってるのは森口さんだけで、施術した病院は秘密、関係者も迷惑がかかるから名前は出せないということで、現実には森口さん一人が言ってるだけです。
ハーバード大学もマサチューセッツ総合病院も、今回のような発表を、森口氏が行おうとしていることも知りませんでしたし、公式に許可を求められたこともなかったと言っています。
従って、見解を一にしている大学、病院、その他組織もありませんし、実際に共同で研究している人も施術にあたった人も、確認されている限りでは存在していません。
また、森口氏が発表を行おうとしたのは、本来は学会で、しかもポスター発表を予定していたとのことです。
学会での発表というのは、記者会見とは違い、基本的には発表者が一人で出席した専門家に対して行うものです。
ポスター発表の場合は、さらに簡略的に、発表内容を1枚にまとめたポスターを掲示し、その横に発表者が既定の時間に立って、閲覧者からの質疑応答を受けるというものです。
いずれも医学関係の学会では普通に行われていることで、これはある程度画期的な施術でも、学会誌への発表と並んで、よく行われる方法です。
「初の遺族承認による心移植」のように、一般社会の関心が高く、報道機関から説明が求められるような施術では、記者発表が行われることもありますが、学術的な研究成果の発表では、発表の時点ではその画期性が不分明であることもあり、記者発表などは行われないことのほうが普通と言えるかと思います。
お礼
東大の看板を背負っておいて勝手にこの様なウソの発表をするのは許せませんね。 今後は記者会見をする時は大学の許可を取ってからにした方が良いですね。