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ゴルフツアーの予選落ちの賞金と経費についての疑問
- ゴルフツアーで予選落ちした場合の賞金や経費はどうなるのか疑問に思っています。
- 予選落ちした選手は賞金をもらえないだけでなく、交通費や宿泊費などの経費も自腹で支払わなければならないのか心配です。
- また、スポンサーがいる選手はどのように経費を補填しているのか気になります。
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こんにちは。難しい質問ですので選手の立場によりいくつかの例を挙げてが回答いたします。 例えばアマチュア時代からの実績のないA選手(フリーでなおかつゴルフ用品などの契約をどことも結んでいない)がマンデートーナメントを勝ち上がり本選に出場したとして、予選落ちした場合には獲得賞金はゼロですから掛かった経費(交通費・宿泊費・ゴルフ場へのプレーフィ・キャディ費用等々)は全て自腹です。東京在住の選手が関西での試合の出た場合、日曜日から金曜日まで現地にいるとすると15~20万円程度の出費となるようです。トーナメントゴルフ関係の収入が実質0のA選手にとっては予選落ちはすぐに!痛い結果となります。 次に大学時代から知名度がそこそこあり(宮里優作や松山秀樹とまではいかないまでも、ナショナルチームのメンバー経験がある)、所属はフリーだがゴルフ用品は国内大手メーカーX社と用品契約を結んでいるB選手の場合について考えてみます。 これぐらいのレベルの選手はX社からプロ入りした時点で500万円程度をベースにした金額が毎年支払われるのが普通です。予選を通ればそれに比例した金額が支払われますし、上位に行けばボーナスも支給されます。もちろん優勝でもすればそのボーナスは千万円単位でしょう。所属はフリーであっても、予選落ちが続いても収入は皆無ではありません。これがA選手との違いです。 大学時代から知名度がそこそこあればレアなゴルフファンが「こんどこちらに試合に来るそうですが、宿泊・食事はお任せ下さい。」とすもうのタニマチごとく声が掛かることもあるようですので、夜の食事を付き合えばこの辺りの経費は「ごっつぁんです」となりそうです。B選手の帽子に会社のロゴマークや名前を入れてもらおうとすれば年間100万円くらいは掛かるでしょう。 500万円程度をベースにした金額といいましたが、シード権を獲得できずステップアップツアーに出る程度でくすぶっていれば5年程度で金銭の提供は(ほぼ)なくなるでしょう(用品の支給は継続するかもしれません)。 所属先が用品メーカー以外であればそこからも知名度に応じた金額が支給されるでしょう。 有名選手でフリーの人がいますが、契約を申し出たスポンサーが自身のイメージに合わないと判断したような場合にはフリーでいるようです。所属先以外からもスポンサー収入が複数あることは、有名選手の帽子に多くの企業の名前があることなどから想像できます。 では松山秀樹がプロ入りしたらどうなるか?ですが、当然ゴルフ用品メーカーの契約が殺到し争奪戦になることは予想されます。基本給?は500万円の数倍でしょうし、件の帽子のスポンサー料金も同様でしょう。日本全国どこへ試合に行ってもタニマチはいそうです。 >>大会本部から出場手当のようなお金がいくらか支払われているものでしょうか。 こういった類のもの(招待料)を得る事ができるのはタイガー・ウッズクラスの大物だけでしょう。数年前にアメリカの試合で某トーナメントの賞金総額よりもタイガーに支払われた招待料のほうが高額だったために、他の選手が抗議したという事がありました。
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自腹ですね。大会費も何万とかかります。交通費もかかるので、みなさん練習場などでタダで練習させてもらいながら稼いでます。 プロの上位で賞金もらうか、スポンサーつけるとかしないと痛いです。
- puyo3155
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ゴルファーは個人事業主。予選落ちすれば、賞金はでない。移動、宿泊、キャディ、大会参加料、全部自腹ですね。その分、プロ野球や相撲と違って、永遠にプロでいることができます。プロの人数がもっとも多く、食えているプロがもっとも少ないのが、ゴルフなのです。 スポンサーがついている選手もいます。それ以外だと、賞金2000万円ぐらいで、やっとサラリーマンの年収6、700万と、可処分所得は同じなんて言われますね。
お礼
ご回答いただき、ありがとうございます。そうなんですか。厳しい世界ですね。確かにプロと名が付くスポーツでは、ゴルフが一番人数が多くて、しかも賞金を稼ぐのが一番厳しいでしょうね。昨日観戦した感じでは、ほぼ確実にパーを取っていくし、難しいショットも決めていました。アマチュアの私などは絶対にできない技やスコアを目の当たりにしましたが、それでも予選落ちしてしまいました。あれだけゴルフができても賞金が無いのかと思うと、大変な世界だと思いました。ご回答ありがとうございました。
お礼
大変詳しいご説明をしていただき、ありがとうございます。一口にプロゴルファーといっても、いろんなタイプがあるんですね。プロともなれば企業にとっては生きた広告媒体でしょうから、名前が知れ渡るに従って自分に投資してくれる会社が増えるんだろうと思います。逆にいえば、いつまでも成績が残せなければ無情にも捨て去られるので、そこがプロスポーツ選手の厳しい現状だと思います。競馬のジョッキーのように、実績を残せば次第に強い馬の騎乗依頼がきて、そこで勝てばさらに強い馬に乗って実績を残すという好循環の波に乗れればいいですが、ゴルフの場合全員イーブンパーからのスタートという横並びの公平な競争なので、本当に実力主義なのでしょう。私が応援している斎藤愛璃選手も開幕戦にいきなり勝ったので一躍注目を集めましたが、その後は泣かず飛ばずで低迷しています。どこかの会社がスポンサーになっているようですが、見放されなければいいと心配しているところです。この辺の内情を知ると、ゴルフ観戦が一層面白くなりそうです。いろいろ教えていただいて、ありがとうございました。