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注連縄(しめなわ)の幣(しで)の積もりなのでしょう。 注連縄は標縄とも書き,目印の意味です。 穢れたものや邪霊は,これより内に入るべからず,と言う目印であると同時に,締め出す意味も持ちます。つまり,聖域と俗界との結界です。 信仰心が浅くなった現代人は,こうした本来の意味を忘れ,例祭日ともなれば所構わずこんな結界を設けます。 松茸や山菜など,山の所有者が他人の立ち入りを禁ずる場合にも,昔は簡単に荒縄で囲って結界を示しました。それだけで無用の立ち入りをしないのが常識でした。この場合,幣は付けません。 常識が失われただけでなく,盗むなかれの道徳律も崩壊してきています。