- ベストアンサー
運動のカロリーは食事に比べて低いのはなぜですか?
たとえば、500kcalの運動というとかなり大変です。 でも、500kcalの食事なんて軽食ぐらいです。 こんなに少ない食事でも人間はよく動けると思います。 めちゃくちゃ燃費がいいというか、どうしてなんでしょう? それと、運動をする場合、もっとも効率の良い(カロリー消費の多い)運動は何でしょうか? やっぱりランニングとかジョギングでしょうか?
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
人間がここまで便利な生活を手に入れたのはほんのごく最近のこと。 自転車も機械もなく、自分が動かなくては生活出来ない状況では簡単に500キロカロリーくらい消費してしまいます。 また今みたいに肉、魚、卵、牛乳、油、砂糖など高カロリーな食べ物や飲み物は滅多に口に出来ず、主に山で採れるものや農作物でカロリー摂取をしていました。 しかもその季節にとれるものしか食べられない。 こういったものはしっかり食べなくてはなかなか500キロカロリーにたどり着けないです。 そう考えたら、そんなに人間は燃費がよいとは言えないような・・・。 今はほとんど体を動かさないのに、カロリー摂取は簡単に出来てしまいます。 体は変わっていないけれど、環境が急激に変わってしまった。 一旦便利な世の中になってしまったらもう昔には戻れません。 意識して運動することは大変ですし、覚えてしまった高カロリーの味は捨てられない。 だからカロリー摂取は簡単なのに消費カロリーを増やすのは難しい・・・となってしまう。 現代ならではの悩みと言えるでしょう。 カロリー消費が多いという意味での効率の良い運動は私も他の方がおっしゃるように水泳だと思います。 ですが、ダイエットという観点から考えると続けなければ意味がありません。 続けられる運動(個人差あり)こそが自分にとって一番効率の良い運動だと思います。
その他の回答 (6)
大昔、人類の祖先が今の人類まで進化したときには、非常に厳しい環境だったのです。特に食糧が手に入りません。 まずいことに、人類の祖先は比較的食糧が自由に手に入る環境で進化したため、いろいろな食糧を食べなければ生きて行けない身体になっていました。これは今でも同じです。 それでも、原始的な石の道具である石器と火を使いつつ、食べられるものは何でも食べてきました。火を使うことで、そのままでは食べられない物も食べられるようになります。 今ではよく食べる米や小麦だって、加熱しなければ消化できません。火を使っての調理を覚えたおかげで、食べられるものが飛躍的に増え、人類の祖先は絶滅せずに済みました。 しかし、人間の力では手に入る量も限られるし、運べる量だって限られていました。車なんて、当然、ありませんし、買い物かごすらありません。食糧を手に入れても、両手で抱えられるだけ分量しか扱えなかったのです。 そこで、カロリーの高い食糧を覚えるようになりました。体を作るたんぱく質は別として、エネルギーとして炭水化物、それより高カロリーな脂質を多く含む野生の食糧を狙って得ることで、なんとか生き延びてきたわけです。 それでも、簡単ではありませんでした。人間は、今は伸びてくる爪を定期的に切りますが、大昔は爪きりなどしません。生きていくのに何とか足りる食糧を得る労働で、爪が自然に削られてしまい、爪を切る必要がなかったのです。食べて行くためだけでも、それくらいの重労働を毎日していました。 500kcalなんて、今では安いスナック菓子で楽勝で超えますが、そういう大昔では、ほぼ500kcal相当の労働と言う名前の運動と引き換えでないと手に入らないカロリーの貴重な食糧だったわけです。 同じ500kcalでも、脂肪の無い赤身の精肉なら600グラム以上になります。高カロリーの脂肪も含むヒレ肉でも約400グラムです。米飯なら300グラムくらい。 そういう観点で見直すと、500kcalを得るために、獲物を仕留めたり、木の実などを採集して来るのは、とても大変です。道具は割った石くらいですから、爪も擦り減ってしまうわけです。 決して効率がいいわけではないんですね。これは、人間がエネルギー効率の悪い、恒温動物の哺乳類であるためです。変温動物の爬虫類ですと、同じ体重なら哺乳類よりずっと少ないカロリー摂取で生きて行けます(数十分の1くらいのも多い)。 今は、高度に発達した機械を使って、効率的に食糧生産し、どんどん輸送できるし、保存もできるようになったので、お金を出せば食べたいものがいつでも手に入るようになり、不足どころか、食べ過ぎのほうを気を付けなければいけなくなりました。しかし人類の歴史全体で考えると、そういう異様な状況になったのは、ついさっきくらい感じです。人類は、まだこういう状況に慣れていないとも言えます。 運動でカロリー消費の高さを求めるなら、運動で使える時間目一杯使って動いて、終わったら疲れ切って動けなくくらい、というしかありません。もし毎日やるなら、翌日まで疲れを残さない程度という条件も加わります。 マラソン専門のトップアスリートのように、1日の全てをトレーニングに使ってよいなら、ジョギングレベルになります(ジョギングの速さ=運動強度≒一定時間の消費カロリー、は鍛えたレベル次第)。そうでないと、1日中続けられません。 しかし、低強度ながら長時間の運動のメリットは、合計でカロリー消費が多いことです。持久系アスリートは、痩せているのに1日6000kcalも食べる人が少なくありません。 強度が非常に低い、たとえば普通に歩く程度ですと、あまり効果はありません。それは、江戸時代ころ、栄養事情が悪かったのに、歩いての旅が普通に行われていたことからも分かります。それで痩せこけてしまう人はいませんでした。 運動の消費カロリーを望むなら、あまりに低強度でもいけない。1日の全てを運動に使うなら、1日中できるギリギリの高強度が必要です。 しかし、普通の学生や社会人ですと、運動で使える時間は限られてきます。1日1時間の運動時間ですら、それが確保できる人は少数派です。工夫して1日30分程度でしょうか。その場合は、目一杯の強度となります。 カロリー消費狙いの種目としては、運動強度が自由に返られて、技術練習がほとんど不要なものですね。たとえば弓道ですと、カロリー消費には不向きです。一番やりやすいのは「早歩き」や「走る」でしょう。泳ぎを充分覚えていれば、水泳も有効です。
お礼
詳しい回答をありがとうございます。 途中の肉のカロリーは私の計算だと大幅に違いますが、そういう風にいろいろな物を食べて人は生き延びてきたんでしょうね。 二足歩行になったのも両手で運ぶためだとか聞いたことがあります。そのためにお尻に似せておっぱいが大きくなったとか。 雑食性など人類の進化から消費カロリーを考えると面白いと思いますが、現代人はやっぱり動かな過ぎっていうことでしょうね? やはり水泳が有効ですか?私は最低でも1回で千メートルは泳ぎますが、それほど効果を感じず、トレーニングというより余暇的にジムのプールを利用しています。でも水泳っていいということなんですね。皆さんが言われていますから。 とても参考になりました。ありがとうございました。
- mudpuppet
- ベストアンサー率35% (388/1095)
500kclの食事でどうして動けるのかと聞かれても、 そうなるように進化したからだとしか言いようがないですね。 どうして車は1Lで10kmも走れるのかといった問いと同じ程度に 意味のない問いだと思います。 カロリー消費の多い運動とは、これといった回答があるわけではありません。 息を切らせることなく常に激しく動き続けることができる運動がそれということになりますが、 それは言い換えれば、その条件を満たせるような体力の持ち主しかできない運動であるという答えになってしまいます。 消費カロリーは運動の強度と運動者の体重に比例し、 運動する人の筋力と持久力に依存しますね。 ですから人によって効率のいい運動というのは必然的に異なるのです。 上記を踏まえて、運動経験がなく体力がない人にはジョギング、エアロバイクくらいしか勧められません。 活動するのが好きな人にはサイクリングやスキー、登山、 体力があるならフィールドを走り回る球技、水泳、ウェイトトレーニングを挙げますね。
お礼
確かに効率の良い運動は個人個人によって異なりますね。 老人にサッカーをしろといっても無理な話ですね。 人類の進化というか、モグラのように大量に食べなければ死んでしまう(モグラは胃の中に12時間以上食物が無いと餓死してしまうということもあるらしい)動物もいるし、ナマケモノのような葉っぱ1枚で1日生活できる超省エネの哺乳類もいますので、人類は今ぐらいの省エネ程度に進化したということでしょうが、飢餓の時代が長かった歴史をもつからといっても、飢餓の時代と思っているのは現代の先進国の人間であって、当時の少ない食事でも生活するには十分に足りていたということなんでしょうかね? 現代は飽食過ぎるというか、「足ることを知る」という風に考えれば意味をもつ気がします。
- Mio9000
- ベストアンサー率27% (193/710)
あなたは一つ重大なことを見落としています。 食べ物を食べるという行為は、他の命を頂くということなんですよ。 そんな重大なことが、あなたが運動する程度のことより軽いはずがありません。 他の命を頂いておきながら太って仕方がないなどと嘆く。一度食われる側に回って見ては如何?
お礼
確かに食物は肉や魚介類以外に野菜や果物でも他の命をいただくということですね。 漫画”美味しんぼ”でも最初の方にそんなテーマがありました。 そんなことを私は見落としていることはありません。 >一度食われる側に回って見ては如何? 質問に対する回答としては不適切と思います。
- inaken11
- ベストアンサー率16% (1013/6245)
その考え方には穴があって、運動以外ではエネルギー消費しないことになってますよね。 でも、実際は、寝ていても、家事をしていても仕事をしていても生きている限り常にエネルギーを消費しているわけで、1日で2000kcal前後(性別や体の大きさにより変わるけど)消費してます。 食べた分は、運動だけで消費されるわけではありません。
お礼
基礎代謝や食事誘導性体熱産生(DIT)ということも知っております。 家事とか仕事はむしろ運動による消費カロリーに属するんじゃないですか?
- jside
- ベストアンサー率15% (19/125)
そもそもすべての生物は、日々の食事をきちんと摂れるかどうかの戦いでした。 人間も例外ではないし、いまだに貧困にあえぐ国では満足な食事も確保できません。 今の先進国は飽食すぎるんです。 逆に満足に食事が摂れないのに、ちょっとした日常の活動で多くのカロリーが消費されてしまっては より飢餓で苦しむ人が多くなります。 カロリー過多なのは飽食の結果です。 それに現代人はあまり動かなくなりましたし。 >それと、運動をする場合、もっとも効率の良い(カロリー消費の多い)運動は何でしょうか? →水泳ですが、どの運動も負荷を上げればカロリー消費が高くなります。
お礼
やっぱり人間の進化で省エネになってしまって飽食に慣れているということなんですね。 おすすめはやはり水泳ですか。 チンタラ泳ぐ場合と真剣にダッシュで泳ぐ場合とでは数倍疲れが違うのでそれに応じてカロリー消費も違うんでしょうね。週に4日ぐらいはジムのプールで泳いでいるので、チンタラ泳いでカロリー消費が大きいととても良いのですが私の場合はあまり効率がよいようには感じておりません。そういうことで質問させていただいた訳です。 ご回答ありがとうございまいした。
- missshitsumon44
- ベストアンサー率20% (53/263)
食べ物に事欠く歴史が長かったということなんでしょう。 だからちょっとの食事でも生きられる、超低燃費仕様になったと。 実は太りやすいということは、昔であれば、生存に有利ということで優秀な遺伝子とされたんでしょうね。 今日ではただの厄介者遺伝子。 でももっと少ないエネルギーで生きられる動物だっていますよ。 爬虫類です。 ゾウガメは何も食べなくても半年くらい平気で生きるというので、大航海時代には生け捕りにされ甲板の上に転がされていました。無論船員のディナーにするためです。 蛇にいたっては水さえあれば二・三年生きるものもいるとか。 それに比べたら哺乳類は燃費悪っ。 カロリーの消費ですが、一番多いのは生命維持に使われるエネルギーだとか。 と、言っては身も蓋もないので、水泳なんてどうでしょう。 全身運動だし、足腰に負担かけないし、汗が出ない(出てるけど気がつかない)し、長時間やってても疲れた気にならないし。もっとも、二時間も泳いだあとに陸に上がろうとすると疲れがド~~ですけどね。
お礼
そう言えばテレビでナマケモノの食事は1日葉っぱ1枚だけだと聞いたことがあります。哺乳類であっても変温動物だとか。 ゾウガメやヘビもそういや変温動物ですね。 やっぱり体温を維持することは多くのエネルギーを消費するということなんですね。 >実は太りやすいということは、昔であれば、生存に有利ということで優秀な遺伝子とされたんでしょうね。 これはとても面白い逆転の発想と言うかそういうことなんでしょうね。 水泳はやっていますがあんまり効果がないような気がします。 でもジムに行く日は必ずプールに入りますので何が本当に効果的なのかは私の場合は少し不明です。 ご回答ありがとうございます。
お礼
なるほど、そうなんでしょうね。 テレビで龍馬伝を見て思ったのは、龍馬が江戸とか大阪とか九州とか頻繁に行っていましたが徒歩でしょうからね。 それに比べたら今は電車や車を使って移動しているし、食べ物も砂糖や油を沢山使っているし…。 もっともっと原始時代じゃ食べ物も生活も大変だったろうし…。 やっぱり、水泳なんですね。 私はジムに行く場合、必ず水泳はやっています。筋トレや有酸素をやったあとか、プールだけの日もありますが、水泳だけは続けています。そういう意味では水泳は続いていますが、効率がいいのかが分かりません。 とても納得しました。ありがとうございました。