「社会人としての自覚とお金を稼ぐ」は、鋭い着眼です。
会社に行って働き、「給料を貰う」では無く、自分の食い扶持くらいは、自分で考えて動き、自分で稼ぎ出すんだから。
一言で言っちゃうと、常に「トップ(社長など)を目指せ!」って感じですかね・・。
私に言わせりゃ、「それは無理・・」などと考えることが、会社に対する背信行為だと思います。
「トップ」と言う自分が目指せる頂点を、「目指さない」ワケだから、向上心が無いとか、努力する気がないのと同じだと思いませんか?
あるいは、会社組織を「山」としますと、入社が登山道の入り口です。
その時点で、「自分は頂上までは登らない」なんて決めて、登山を始める人は、あまり居ないでしょう。
また、そんな人は、頂上を極めようとする登山者にとっては、迷惑でしか無いと思いますよ。
ホントの登山と同じか、それ以上に、上に登れば上るほど、景色は良くなりますが、しんどいです。
社会人で言えば、給料や権限は増えますが、責任も増えます。
具体的に言えば、社長になれば、従業員とその家族、株主、取引先など、大勢を経済的に潤す責任があるんですよ。
そんな中で、頂点を目指し、その責任を一緒に担ってくれる仲間は重要です。
しかし、「取り敢えずは入山することが目的」みたいなヤツが居たら、それは経営者などにとっては、経営者が背負わねばならない「重り」でしか有りません。
定年退職などで、「お疲れさん!」と言われるまで、「社長を目指す!」と言う気持ちを持ち続けたら、たとえ社長にはなれなくても、責任を担う立場になれますよ。
逆に必死で責任逃れして、定年まで大過なく山の中で暮らすことなど考えてたら、単なる「重り」になってしまいます。
まずは一人前になること。
一人前になった頃には、自分の部下が出来るので、その部下を一人前に育てること。
それまでの間は、部下の稼ぎを自分が稼いでやり、部下の責任を負ってやること。
部下を育てつつ、自分は一人間から一流に成長すること。
部下が一人前になれば、それが自分のチーム・組織です。
そのチームで、従来より重い責任を負ってやること。
当然、上司の片腕となって、自分が目指すべきトップになれる様、関係強化や実力を示しておくこと。
要は、自分が上司と部下の責任を背負ってやるワケです。
それくらいが出来れば、幹部候補で、その先の方に、全責任と共に、全権限を負う立場が見えてきますよ。
サラリーマンじゃなくビジネスマンになって下さいね。
ビジネスマンは、給料を貰うのでは無く、常に自分自身が経営者的な気持ちで、仕事をプロデュユースする人だと思います。
また、そういうビジネスマンは、余り悩んだり困ったりしません。
悩んだら、「もし自分がこの会社の社長なら・・」的に思考し、自立的に結論が得られるからです。
ただし、「もし自分が社長なら」の判断が、間違っている可能性もあります。
だから、優れた経営者の本を読んだり、一流と感じる人物と交誼して、より「もし社長なら」の答えを洗練して行くのです。
若い間は、上司から与えられた作業的な仕事・雑用的な仕事を、キッチリこなして下さい。
それは「基本」です。
基本がいい加減とか、基本が判っていない人間は、成功もしないし、将来、部下の指導が出来ません。
次は自分がプロデューサーのつもりで、部下のみならず、上司も手駒として動かして下さい。
「作業」の中に「仕事」、「仕事」の中に「企画,運営,管理」など、「企画など」の中に「経営」があります。
今の立場や業務を行いながら、次のステージと共に、常に「トップ」を意識して下さい。
無謀・野望などで構いませんから、「自分は社長になる!」と言う目的意識や覚悟を持って仕事をすれば、その覚悟が無い、同程度の同僚と対峙したら、絶対に勝ちますよ。
蹴落とした同僚など気にしなくて良いです。
彼らの幸せも、自分が背負うべき責任ですから。
補足
私に対してではなくていいんです。 社会人とはこういうものだ! お金を稼ぐと言う事はこういう事だ! みたいに回答者様の経験談から教えて頂きたいです。