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「Brazil」の気になる歌詞について。
テリー・ギリアム監督の映画『未来世紀ブラジル』の主題歌でもある「Brazil」という曲の歌詞についての質問です。 途中、「Then, tomorrow was another day」という歌詞があるのですが、「is」ではなく「was」になっているのは、なぜなのでしょうか? 「Tomorrow is another day」というのが「明日は明日の風が吹く」という意味なのは知っているのですが、「was」と過去形になっているのが不思議です。 意味をご存知の方、推測でも構いませんので、ご回答をお願いいたします。
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仮定法? 婉曲(控えめ)? 過去の意味ではなくても、過去形が使われることは普通にありますよ。 「それじゃ過去の話か今の話かわかんない」とお思いかもしれませんが、前後の流れや使われ方で割とわかったりします。疑問文の形なら丁寧や湾曲で使われることが多いですが、断定文なら多いのは仮定法。殆どあり得ない仮定をしたり、事実に反する話を語ったりする場合に過去形にします。 あるいは、未来のような過去のような話の映画ということで、あえてそうしている可能性もあるかもしれません。"Back to the Future"みたいな感じに近い?・・・くはないか。 もしくは、物語というのは未来の設定の話でも、大抵過去形で(起こった話として)語られますよね。そういう時制が錯綜している趣を表現したとか。 以上、全て憶測です。
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- trgovec
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この歌詞では Now, when twilight dims the sky above の前までは過去形で語られています。Then, tomorrow was another day はその流れの中にあるため過去形であることは何ら不思議ではないという点が一つあります。 次に tomorrow is another day という言葉の解釈ですが、「風と共に去りぬ」のセリフとして「明日は明日の風が吹く」という「諺」としての解釈が知られるようになりましたが、ひとまずこれは脇においておいた方がよさそうです。というのはこの文はあくまで「明日は(今日とは)別の日だ」という意味で、これを投げやり(明日は明日の風が吹く)に取るか、積極的(今は悪くても明日になれば良い方に転ずるかもしれない)に取るかは状況次第です。 さて、歌詞に戻ると、前半では We stood beneath an amber moon とあるように夜の二人の場面が描かれます。そして Then, tomorrow was another day/ Morning found me miles away(朝になると僕は何マイルも遠くに離れてしまっていた)/ With still a million things to say(言いたいことはまだたくさんあるのに)と来て、現在形と未来形に移行します。 一番の歌詞の中で夜が明けているわけです。その間にある tomorrow was another day の tomorrow は実質的には現在形で語られている「今日」のことで(通常 tomorrow はあくまで今の時点から見た明日であり、歌詞の前半までは視点が「昨日」にあるようです)、「昨日とは違う今日になって」、直訳では「今日と違う明日になって」ということではないか、諺的な含みは(意図的に Tomorrow is another day を下敷きにしたとしても)なく時間の移り変わりを意味しているのではないかと思います。 +++++++++++++++++++ 回答している間に締め切りになってしまいどうしようかと迷いましたが、送ることにしました。
お礼
ご回答いただき、ありがとうございました。 せっかくご回答いただいていたのに質問を締め切ってしまい、申し訳ありませんでした(汗) ご丁寧にご回答いただき、本当にありがとうございます。 なるほど、過去(=昨日)から見た明日(=今日)だったのですね! なんかあんまり奥深い意味が隠されていないと知って、拍子抜けしてしまいました(笑)。 でも、意味が分かってとってもすっきりしたので、大変にありがたいです。 本当にありがとうございました!
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 文法にも疎い私でも分かるように、丁寧にご説明していただき、本当にありがたいです。 作詞者の真意は分かりかねますが、もしかしたら、それほど大きな意味はないのかなあ、と感じられてきました(笑)。 でも、「is」より「was」のほうが、ミステリアスさを伴っていて、なんだかいいですね。 このたびはご回答いただき、本当にありがとうございました!