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外務省の序列
外務省では、本省の課長と海外に駐在する総領事では、どちらが序列の上位になるのでしょうか。
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- fujic-1990
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一概に言えない、駐在先の国の重要性次第、というのが正解ではないでしょうか。 総領事ではありませんが、駐米大使は、日本の外務省の事務次官(当時、外務省官僚の最高の地位)を経た人が任命されました。 特命全権大使ですので、呼称には「閣下」が付きます。予算もふんだんにあって使いたい放題です。上は合衆国大統領から、下は大使館員まで、上げ膳据え膳の待遇をしてくれます。 しかし、本省の意向に反した外交を展開してもらうわけにはいきません。 前の事務次官といえども、現在の事務次官(かつての部下)の指示を受け、従うべき立場です。 どちらが上かと聞かれたらどう答えるべきでしょうか。 また、どの国に行っても駐米大使館と同じような施設、予算、館員がいるわけではありません。 小さな国に行く大使閣下は事務次官などにはとてもなれません。 課長クラスで(小さな国の)大使になる人もいたと、何かの本で読んだ記憶があるのですが・・・。 ですから、駐米大使と駐中大使とどっちが格上かという話なら、駐米が上とは言えても、本省の課長と大使一般を比べることはできないと思います。 総領事物語的なものを読んだことがないので断定はできませんが、総領事も同じなのではないかと思います。 まあ、一般論としては、本省の課長などはキャリア官僚なら10年にも満たない年数で就任しそうです。旧大蔵省なら、それくらいで「税務署長」になる人も相当数いたそうですので。 総領事は、外交こそやりませんが、臨機応変の行動が期待され、仕事が限定されませんので、実務についても経験豊富な人間であろうと思います(思いたい)ので、いちおう「課長よりは上」と思いたいですね。 たぶんノンキャリアでしょうし、本省(担当課長)の指示をうけないといけない立場ではありますが、やはり重要な国には大物が派遣されると思います。