自分も一時期、サービスがイップスになって苦労しました。
今は克服して、一試合でノータッチエースが何本か取れるほどになったのですが、当時は質問者様と同様、特にトスに苦しんだものです。
トスがうまくいかないときは何回も何回も上げなおしたりして、プレッシャーで次のプレイが遅れ遅れになり、全体がスパイラル的に落ちていき、つらかったです。
さて、まず克服のスタート地点ですが、自分はサービスを録画して、それを何度も何度も見るところから始めました。
今の自分を、良くも悪くもに正確に把握するという感じで。
当初、フォームやトスの高さは、自分のイメージと異なってました。
なので、プレイしながらイメージと客観的な映像とが合うように調整していきました。
具体的には、トスで言えば、「このぐらいの高さと位置のトス」というのを、上げる前にイメージし、それが実際の録画と一致することを納得するまで繰り返していきました。
それで実は、最終的に「こうすれば治る」というお勧めの改善方法というのは存在しないのですが、
調整中に自分が苦しみながら意識したことはこんな感じです。
・常に肩から上でリリースする
・リリースポイントの手前30cmの短く鋭い加速が重要
・ボールは指に掛からないように、リリース時にあえて「パッ」と開く
・とことん脱力する。そのために息を吐きながらとことんゆっくり動作する
特に2ndサーブは相手がイライラするほど間を作る
・腕や手首を伸ばすことにはこだわらない(曲げたままでもかまわない、脱力の方が大事)
上記は最初の頃意識してたことですが、徐々に意識しなくなりました。
今はそこに至るまでの流れ(ルーチン)を大事にしています。
・ボールを突く回数、強さ
・呼吸の数、大きさ
・視点移動と打球の画像的・音響的イメージ(狙うコース)
・ボールの重さ、ラケットの重さ、面の向きをしっかり感じて始動
つまり、実際に打ってくれるカラダがやりやすいようにする、事前のお膳立てだけですね。
本来トスというのは最もカンタンな動作のハズなのですが、頭で考えすぎてしまうと、途端に難しくなってしまう気がしてます。
なので、最終的には自分のカラダを信頼して、うまく流れてくれるように促してあげるキッカケだけ気をつければいいんじゃないかと思う次第です。
自分は今でも、手抜きというか手加減というか、気持ちが柔らかくなるとサービスも悪くなっていきます。
なので、「今の自分のベストのサービスを叩き込むことが、相手に対する最大の敬意である」ということを常に念頭に置きながらプレイすることが課題です。
以上、自分の信仰みたいな内容になってしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。
お礼
一字一句参考になりました。特に手加減をしない!という気持ちの持ち方は次の機会には自分でも実行してみようと思いました。 残念なのは自分のフォームを録画するチャンスが無いことです(涙)