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ビデオ動画の縞模様の乱れを改善したい
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A No.1 kuma-gorou 先輩が仰る Moire の可能性も大なのですが、多分 Interlace JPEG 障害だろうと思います。 Still Camera ではまず生じることがない現象なのですが Video Camera ではよく起こる現象で、残念ながら対策は殆んどなく、ある程度の対策は「Progressive 録りをする」ことでしょうし、完全な対策は「Progressive で非圧縮録りすること」しかありません。 Video CODEC は H264 (MPEG4/10) などが用いられているものですが、MPEG4 にしても初期圧縮には MPEG1 つまり M-JPEG が用いられており、M-JPEG 圧縮した後に差分収集を行なって 2 段階目の圧縮を行なっているのが今日の MPEG2 (DVD) や MPEG4 (H264) です。 この M-JPEG 圧縮はその名の通り JPEG 圧縮なのですが、Interlace 式の Video 録画では 1 つの Frame (コマ) に 2 つの時間軸が異なる Field が記録されていることから光の加減が高速で変化する物体、例えば高速で移動する物体や、極めて細い電線のようなものは JPEG 圧縮 Error を起こしてチラチラとした映像になってしまいます・・・Relaxation DVD で打ち寄せる波を映し出している映像を見ると波頭がチラチラして目障りに感じるのもこのせいです。 下写真は Interlace (左) と Progressive (右) で M-JPEG 録画した Data の違いを示すものですが、Interlace 録画ではこのチラチラとかジリジリする境界部分の画質劣化が避けられないものであり、M-JPEG 圧縮では更にこれが強調されることになります。 Pro' 用機材では非圧縮 Y/C 444 Progressive 撮影機材があり、医療用ではこのような問題を起こさない Wavelet 圧縮機材があるのですが、Consumer 用では私が知る限りこの問題に対処できる機材はありません。 参照画像は Stainless 波板外装の Track に当たる光加減が大気の乱れで高速に変化していることから Interlace M-JPEG 録画では常に Interlace Field の輝度が変化しており、これを周囲の輝度変化から JPEG 圧縮する過程で演算値が常に変化することが原因となって画像が乱れているものであり、この画像の乱れがチラチラとかジリジリといった感じで目に映るという状況になっていますので、これを解消するには Progressive 非圧縮録画しかないというわけです。 Moire の場合は輝度変化の Pattern が Image Sensor や Display の画素 Pattern と干渉して生じるものであり、画像 Size を変更すれば Moire の状態も変化することから Moire と判断できるのですが、Stainless 波板外装に Image Sensor の Pitch と干渉するほどの細かい輝度変化 Pattern があるとは考えにくいので、 Interlace JPEG 障害と判断します。
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- i-q
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NEXのビデオカメラですよね。。 自分はビデオは詳しくありませんが、 ご使用のレンズも書かれると他の人が 回答しやすいと思います。 1080を720に解像度を落としてみるとか、 F値を低くして被写界深度を下げ、MF操作でピントを外してみる とかしてはどうでしょう?
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
多分、「モアレ」と言う光の干渉縞でしょう。 詳しくは、Webで「動画・モアレ」のキーワードで調べてみて下さい。
お礼
詳しい解説、ありがとうございました。