名義を無断使用されて著作をされてしまいました
知人(以下A)のトラブルなのですが、どこまでできるのか、
ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。
・ 名義を無断使用されて著作を発表された
・ 書籍内容は家系に関連した寄稿集
・ 寄稿集は親戚および近しい知人関係に配布されてしまった
・ 被害者と加害者は親子関係
・ 寄稿依頼の時点で被害者は寄稿及び協力を拒否している
・ 被害者、加害者双方共が研究職のため、
加害者が名前の無断使用を悪いことだと
知らないはずがない(はず)
・ 被害者の要求は
a.書籍の全回収
b.書籍配布した各所へ事実の公表とそれに対する
謝罪文を出すこと
c.再度発行するために、該当部分の削除および
ページ割等の再編集を行うこと
(被害者はまったく関与していないこととする)
d.加害者の、論文発表者としてのモラルを問うため、
一定期間の論文執筆及び発表の自粛を求める
e.上記の要求に承諾しない場合、また承諾しつつも反省が
見られない場合、警察および裁判所に訴え、
被害者の所業に対する罰を要求する。
f.名義を無断使用されたこと、またその事実を知ったために
受けた精神的ダメージを賠償金として要求する
Aの父親が、A家の記念寄稿集のようなものを作りました。
A家の親類数名が文章を寄せ、まとめて製本したもののようです。
そこでAの父親が、何を思ったのか、A本人に断りもなしに
勝手にA本人の名義で文章を載せてしまったそうです。
A本人は、依頼があった時点で寄稿も協力も拒否したそうで。
事実を知ったAは猛烈に怒ってしまいました。
海外勤務から帰国した折には
父親を警察に詐欺罪で逮捕してもらう!とまで言うことも。
Aの父親としては子を思う気持ちからだったのか、
単に頭数がほしかったのか、そこまではわかりません。
ただ、完成後の事後承諾でいいと思ったのは確かのようです。
そもそもAがもともとそういうことをされるのが嫌いな性分です。
今は別々に暮らしているとはいえ、
そのことを親が知らないとも思えません。
またそれ以外に、ネックとなるであろう事実があります。
AもAの父親も、研究者なのです。
自分の名義や文章を無断使用されることの怖さを
一番知っているはずの職業なのです。
そしてそれがばれた場合、自分の信用問題に関わるということも。
この件に関して、Aは加害者(=Aの父親)に
どこまで要求できるのでしょうか?
また、訴えを起こす場合は、
警察や裁判所で取り合ってくれるものなのでしょうか?
よろしくご教授ください。