> 自分自身、机上の計算で普通に考えると、(1)、(2)も同じ満期後の利子は同じだと思っています。
> この考えって間違ってますか?
間違っていますよ。
税金の関係で5分割しておいた方が、税引後の利息は多いです。
別に金利が何%でもいいのですが……
No.6氏が1年定期で0.3%を挙げているので、それを例に計算してみますか。
1年後といえば、すでに復興増税が始まっているので、
所得税は15.315%、住民税は5%が源泉徴収されることになります(端数切捨)。
1.5,000,000円一括の場合
税引前利息 = 5,000,000 × 0.3/100 = 15,000
所得税 = 15,000 × 15.315/100 = 2,297.25 ≒ 2,297
住民税 = 15,000 × 5/100 = 750
税引後利息 = 15,000 - 2,297 - 750 = 11,953
2.1,000,000円づつ5口にする場合
1口分の税引前利息 = 1,000,000 × 0.3/100 = 3,000
同 所得税 = 3,000 × 15.315/100 = 459.45 ≒ 459
同 住民税 = 3,000 × 5/100 = 150
同 税引後利息 = 3,000 - 459 - 150 = 2,391
5口分の税引後利息 = 2,391 × 5 = 11,955
以上のように、受取利息に差が出てきます。
例では2円ですが。
それを多いとみますか、少ないとみますか?
ついでにいわせてもらうなら、
上記例の条件の場合、同じ5分割するなら、私ならは1,000,000円ではなく、
999,667円を5口預けますね。
3.999,667円づつ5口にする場合
1口分の税引前利息 = 999,667 × 0.3/100 = 2,999.001 ≒ 2,999
同 所得税 = 2,999 × 15.315/100 = 459.29685 ≒ 459
同 住民税 = 2,999 × 5/100 = 149.95 ≒ 149
同 税引後利息 = 2,999 - 459 - 149 = 2,391
5口分の税引後利息 = 2,391 × 5 = 11,955
税引前利息こそ1円減るものの、住民税も1円減るので、
2の場合と受取利息は同じになります。
(なお、復興増税前だと同じではなく、1,000,000円より999,667円の方が税引後利息は多いです)
余った1,665円は別のことに有意義に使います。
仮に「有意義」が上記条件の定期預金に預けることなら、
そのまま預けるのではなく、2円たして、1,667円を1口にして預けますね。
税引前利息 = 1,667 × 0.3/100 = 5.001 ≒ 5
所得税 = 5 × 15.315/100 = 0.76575 ≒ 0
住民税 = 5 × 5/100 = 0.25 ≒ 0
税引後利息 = 5 - 0 - 0 = 5
1,665円のままだと、受取利息は4円ですから。
2円たすことで、1円利息を殖やしてみました。
この2円は多いとみますか、少ないとみますか?
まとめ:
(金利0.3%の1年定期に預ける場合)
1.5,000,000円を一括で預ける場合の税引後利息
11,953円
2.1,000,000円を5口預ける場合(合計5,000,000円)の税引後利息
11,955円
3.999,667円を5口預ける場合(合計4,998,335円)の税引後利息
11,955円
4.999,667円を5口、1,665円を1口預ける場合(合計5,000,000円)の税引後利息
11,959円
5.999,667円を5口、1,667円を1口預ける場合(合計5,000,002円)の税引後利息
11,960円
さてこの5候補のうち、どれを採用するべきか……
もっと有利な分割方法もありますが、それは割愛。
預ける前に自力で計算してください。
お礼
再びご回答ありがとうございます。 すごく共感頂いたようで嬉しいです。 今回の定期は、やはり小口で預金しようかと考えています。 支店同士の競争はあるのかもしれませんが、それは金融機関の問題であって、お客様の利便性を第一に考えるのであれば、どこの支店であれ、定期も作れれば、どこでもそれを解約や引き出しできる方が便利ですね。今は金融機関も自由競争になり、いろんな業種が参入してきているので、どこかがそういったサービスを始めたら、他の金融機関も追随せざるをえないでしょうね。それができないと、どんどん他行に取り残されていくんだと思います。 ネットバンクはどこの金融機関も対応してきていますし、ネット上での定期ができれば、全国どこでもいつでも手続きできるようになりますしね。