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ビンテージルアーの効果的な保存方法とは?
- 昔使っていたルアーが価値が付いていることに気づきました。自分だけでなく世間からも評価される道具たちを末永く大事にしたいと思うようになりました。
- 特に「バルサ50」の劣化が気になります。バルサ材故に水を吸って割れることがあるため、乾燥させる対策が必要です。
- ビンテージルアーを保存する際、タックルボックスから出して日陰で乾燥させることが重要です。また、代替えが効くルアーは水につけないことも注意点です。
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一口にバルサ材といっても種類があり、 バルサ5Oについては、メーカー曰く 「綿がそのまま固まっているみたいに柔らかくてもろい、スーパーソフトバルサ」 と呼ばれるバルサ材を使用しているそうで、 確かに他社のバルサプラグと比べて脆い印象はありますね。 そのバルサ50ですが、 プラグのメンテナンス方法について 過去にメーカー側からの公式アナウンスがありました。 ----------------------------------------------------------------------------- 以下、株式会社アルファ&クラフト・ウッドワークス発行 「バルサ5O ハウツーカタログ」より引用 『プラグのメンテナンス ・釣行から帰ったら、必ずその日のうちに、 プラグの水気をよく取ってください。 ・直射日光の当たる場所や、高温になることが予想される場所に プラグを保管するのは、避けましょう。 ・表面コーティングは通常の使用に関しては充分な強度を持っています。 ただし、バルサの浮力を生かすために、 バルサのもろさをカバーするほど厚いコーティングを施してはいません。 万一、岩や枝にぶつけて、コーティングにひびが入ったら、 プラグをよく乾かしてから、市販の瞬間接着剤をしみ込ませるか、 エポキシ系接着剤でカバーしてください。 シンナー類の含まれた塗料やコーティング剤を表面に塗り重ねることは、 絶対に避けてください。 シンナーの相性が悪い場合には、ひび割れやシワが生じてしまいます。』 ----------------------------------------------------------------------------- 今後も実釣で使い込まれるルアーなら、 メーカーが推奨する上記方法を参考に補修されると良いと思います。 一方、ビンテージルアー扱いとし 今後はコレクションとして余生を送らせるのであれば話しは別で、 その場合にはオリジナルの塗装のまま 手を加えずに保管される事をおすすめします。 理由として、仕上げの上手い下手に関わらず オリジナルの塗装に手を加えてしまうと、 市場価値が下落してしまう事はあっても上がる事は無い、 と思われるからです。 回答者の場合ですが、 ・オリジナルの塗装を生かしておきたい ・塗料の種類によってはメーカーが指摘する件のリスクがある ・古いウッドプラグの経年劣化(ヒビ)はネガとならず、むしろ風格となる (ズイールのウッドプラグなどは経年でヒビが入ることを売りにしていた) などの理由から、 (回答者自身、一時期ハンドメイドルアー制作に凝っていたので、 一通り道具や各種塗料は揃えてあった環境ですが) 基本的には補修せずにそのままの状態で保管しています。 #この機会に1983年の釣行時にヒビが入って引退させた バルサ5Oを引っ張り出して確認してみました。 使用後に乾燥させただけで、補修せずにそのままの保管ですが、 30年近くを経ても特にヒビが進行したようには見受けられません。 余談ですが、(株)スミスが'80年代前半に 「ヘドン・ウッドクラシック」シリーズを発売した際、 広告や製品添付の小紙には あらかじめ以下のようなエクスキューズがありました。 『スミスからのお願い -ウッド・プラグのヒビ割れについて- 「ヘドン・ウッド・クラシックス」のウッド・プラグたちは 「ホワイト・シダー」という杉の木を素材に、作られています。 ~中略~ が、しかし、ウッド・プラグの泣きどころというか、特徴というか、 ただ一つ、どうしても避けられないことがあるのです。 木は生きていて、いくら塗装を施しても、湿気のぐあいによって、 伸びたり縮んだりするのです。 特に日本の場合、高温多湿な地域が多く、この影響はアメリカよりも顕著です。 その為塗装面にヒビが入る事があります。これは「不良品」ではないのです。 御買い上げ下さった皆様どうかこの点だけは、何卒、御理解頂きたいと存じます。 ですからストーブのそばに置かれることも避けてください。お願いします。 (ヒビによる御返品はお受け致しかねます。御了承下さい。)』 いくら高価なルアーであっても所詮は消耗品であり、 また、特に天然素材のウッドプラグの場合には、 メーカーが謳っているように少なからず経年劣化は避けられません。 となると、一般ユーザー(マニアやコレクターは別)としては あまり神経質にならずに よく乾燥させたうえで直射日光と高温多湿を避けて保管する事や、 せいぜいタックルボックス内に乾燥剤(回答者はそこまでしていませんが) を入れておく程度で十分なのではないかと思います。
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- 五十肩(@fiftyshoulder)
- ベストアンサー率78% (1504/1928)
十分に乾燥させた後、コーティングで保護するしかないでしょうね。 当時のバルサ素材のルアーは今ほど表面コーティングが厚くなくて 透明度の高いセルロースセメントなどのごく薄いコーティングが多いので アイの付け根やリップの付け根などから内部に水が滲みるものがありましたね。 特に最終段階でリップを差し込んで接着などの行程のモデルもありましたから そうなると余計に付け根付近はコーティング無しの状態ですからね。 私は現在はソルトルアーしかしませんが、すべてのルアーに購入後 更にウレタンコーティングでコーティング膜を厚くしています。 案外背の吹きつけは無コーティングだったり、非常に皮膜が薄いので フックが何度も当たるだけでコーティングが剥げてアルミ箔が出てくるなんてのが 現在の最新ルアーでも案外あります。 ウレタンで厚めの皮膜を付けることによってキャストによって扇状に良く付く フックキズがかなり減っていつまでもキズ無くきれいに使えてます。 それとこれは常にすることですが、ルアーの交換時にルアーを強く3~4回良く振って 水分を飛ばしてケースに収めています。 これによっていつでもケース内は水でビチャビチャになることなく、特に海ですから 錆の予防にもなり、使ってないルアーのもらい錆も皆無になりました。 毎週シーバスやチヌのトップルアーに通っていますが、ルアーはどれもキズ無く フックやアイの錆もなくいつも気持ちよく釣りが出来ています。 ホントはドブ浸けがムラがなくきれいなんですが、皮膜が厚くなりすぎることがあるので 毛足の非常に柔らかい平筆で塗っていますが、ほとんどハケ痕は分からないほど綺麗に塗れますね。 http://item.rakuten.co.jp/getfish/accel_ure_lr_350/ この製品を使用していますが、次第にウレタン自体が瓶の中でも粘度が高くなってきますから そんな時は専用薄め液を極少量入れて粘度を下げればいいです。 セルロースセメントも持っていますが、純正のコーティングや塗装を侵すことが良くありますから ウレタンの方が安心です。 塗装後はフロントアイからつるしてリアアイに向けて塗料が馴染むよう乾燥すればきれいに仕上がります。 多少の浅いフックキズなどはコーティングするとほとんど目立たなくなりますから、そんな面からも 古いルアーも綺麗に蘇ることも良くありますよ(塗装前にきれいに良く拭いてから)
お礼
ありがとうございます。 先の質問から丁寧に答えて下さり感謝しています。 ウレタンコーティングは考えました。釣具屋に可否を聞いたのですが、皮膜の分だけ動きが悪くなる。おすすめしない、と言われていました。 しかしどうやらそれはドブ漬けのケースのようです。 筆で丁寧に塗れば大丈夫のようですね。 買い込んだバルサ50もお気に入りはコレクションにしてしまおうか、考え中です。 ありがとうございました バルサ50はもろいですが、逆にラパラは丈夫ですね。見たところ個体によってはろくなクリアーも塗っていないように見えるのにひび割れなど見たことがありません。 少年時代からかなり雑に使っているにもかかわらずに、です。 安くて丈夫で時代を超えた実釣性能。まさに名作ですね。 以下の質問は芦ノ湖のTOP釣りの質問です。 お時間と知識ありましたらこちらもアドバイスお願いします。 http://okwave.jp/qa/q7532111.html
お礼
>塗装面にヒビが入る事があります。これは「不良品」ではないのです。 これは作ってる側の欺瞞だと思うなあ。 要するにヒビが入っても責任取りませんよと言ってるわけで、ヒビが入らないよう工夫する努力も放棄して亀裂が入って見栄えが悪くなったショックはユーザーに丸投げということですから。 別にウッド素材を使っても亀裂を生じさせずに状態を維持しているルアーなどはいくらでもあるわけで。 ラパラ・バルサBなどはその代表でしょう。 メーカーの「ヒビが入っても知らない」という姿勢はちょっとありえない、というのが自分の感想です。