「白色」LEDの耐久性?
最近白色LEDを使った懐中電灯を買いました。LEDか6個ついていて大きさの割に非常に明るくて気に入っています(照し出された部分の中央がやや青っぽくなるのがちょっと不満ですが…)。
ところで,「LEDの寿命は何万時間もあって,従来の電球とは比較にならないくらい長い(とはいっても輝度は少しずつ落ちてくる)」程度ことは知っているのですが,(単波長のLEDでなく)「白色」LEDに限った場合,少し気になることがあります。
白色のLEDは,発光体自体が「白い(=可視光線すべての波長を含む)」光を出しているわけではなく,通常,発光体が出す光は「近紫外線」で,この光が周りにある蛍光物質に当たって白い光を出しています。ようするに,蛍光灯と同じ原理です。
ということは…,【質問1】発光体そのものの発光能力よりも,蛍光物質の蛍光能力の方が先に劣化して輝度が落ちるということはないのでょうか? 私の想像では,何万時間も持つ発光能力そのものよりも先に,化学物質である蛍光物質の方がだめになってしまいそうな気がします。実際のところはどうなんでしょうか?
もちろん,何にでも寿命はあるわけですから,だんだん輝度が落ち,最後はまったく光らなくなってしまうのは当然です。【質問2】しかし,この「蛍光物質の耐久性」をちゃんと考慮した上で「白色の明るさが一定値以上を保っている」という条件で寿命の「スペック値」が決められているのでしょうか? あるメーカのカタログには,赤色LEDも白色LEDも一緒くたに「寿命10,000時間以上」と書いていたので,蛍光物質の耐久性はちゃんと考慮しているのか,ちょっと気になったのでここで質問します。