添付図のように、波形や利得を解析したいところに、Voltage Pin や Volt Meter を配置してみてはいかがでしょうか。このような解析ポイントを置いて解析すると、そこでのグラフが自動表示されます(不要な波形やカーブは後で削除できます)。
回路全体の雑音は、初段のLT1167の入力換算雑音(出力信号に含まれる雑音レベルを利得で割ったもの)が支配的になるので、LT1167での雑音を下げる方法がいいと思います。LT1167データシート(http://cds.linear.com/docs/Japanese%20Datasheet/j1167fb.pdf
)の9ページの左下のグラフ「電圧ノイズ密度と周波数」にあるように、利得設定を大きくするほど入力換算雑音が減ります。利得設定を大きくするというのはRgを小さくすることですが、Rgの抵抗が小さいほどRgの熱雑音が減るので、LT1167全体の入力換算雑音が減るということです。
ただし、Rgを小さくすると、大きな信号が入ったときに出力が飽和していまうので、入力信号レベルが大きく変わる場合は、Rg を変えられるようにする(大きな信号に対してはRgを大きくする)といいと思います。Rgを大きくすると入力換算雑音が大きくなりますが、入力信号そのものが大きいので「信号対雑音比(SN比)は悪化しないはずです。利得設定が100以上(Rgが494Ω以下)にしても入力換算雑音は減らなくなるので、利得設定を100以上にすると、入力信号レベルが小さいほどSN比が悪化します。
お礼
inara1様 1ヶ月くらい前は、ご教示がほんとに難しくて、難しくて・・・ 必死で勉強した甲斐が(?)あって、ようやくこちらに描いていただいていることが少し解るようになりました! 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ご丁寧なご教示、心から感謝いたします。 (inara1様も本を出版されたら、と思います。この本の著者さんより教え方が上手!と思うところがたくさんありました!!)