磁気にも強さがありますので、NとSの2種類しか記録できないわけではありません。また、デジタルも「N」と「S」の信号を記録しているわけではありません。
ビデオで考えると難しいので、オーディオ(音声)で考えた方がわかりやすいです。
アナログでは音の波をそのまま記録します。テレビの声紋分析などで、音が画面上で波形になっているのを見たことがあるのではないかと思いますが、その波形を記録しています。
デジタルではその波形を1と0に変換して記録します。CDのサンプリングレートが44.1kHzというのを聞かれたことがあるかもしれませんが、これは1と0から成る信号が1秒間に44100個記録されているということです。
ダビングする場合を考えると、出力信号に対してある程度のノイズがのったものが入力されます。
アナログではノイズがのった信号をそのまま記録するので、劣化が起こります。
デジタルでは0と1が判別できればいいので、例えば1であるはずの信号がノイズによって0.9や1.1になっても1として認識できますので、劣化は起こりません。
お礼
ありがとうございます。 とても分かりやすいです。