大学1年の今、編入を考えているのなら、
「一般受験対策をして、年明けの入試での入学を目指す」
方がよほど建設的です。
編入よりも一般入試の方が、定員数もずっと多く、難度もずっと低いですから。
要するに、
「一般入試で合格出来ないレベルの人間に、編入試験合格は無理」
という事です。
編入学試験では、通常
「在学する同学年の学生達と比較して、上位に入るレベルの人間を求めるもの」
「優秀な学生が欲しくて実施するもの」
なのです。
編入学試験は「敗者復活戦ではない」のです。
それと、
「浪人すると+1年で5年間掛かるが、編入学なら4年間で卒業出来るから」
と考える人が少なからずいますが、そうとは限りません。
確かに、3年次と4年次に
「1年から在籍していた人ではあり得ないほど、ぎっしり・みっちりと授業を取る」
ならば何とかなるかも知れませんが、
真っ当な大学ならば、やっつけ受講では単位を取得出来ないでしょう。
「3年次に編入しても、実質2年次扱いとなる」
「残り2年間で卒業出来るとは限らない」
等と但し書きしている「良心的な大学」もありますが、
但し書きをしていない大学でも、実際は同じ事です。
寧ろ、
「絶対に合計4年で卒業出来ます」
「残り2年でも無理なく、楽に単位取得出来ます」
なんて事を保証している大学こそ存在しません。
貴方が編入希望する大学が、
「定員割れしていて、世間の評価も大して高くない、程度の低い大学」
ならば別ですが、
「一般入試では到底歯が立たなかった大学」
「世間での評価が一定以上ある大学」
「その分野で、それなりのレベルにある大学(学部・学科)」
ならば、編入で求められる水準は高いでしょう。
そして、「編入後、2年では卒業出来ない・3年掛かる」可能性が非常に高いです。
面接でも、
「どうしても、○○大学(編入希望先)で学びたかった」
「浪人するよりも、編入の方が、時間が無駄にならないと思った」
なんてものは、「志望動機」としては「下の下の下」です。
専門科目に「体育学、スポーツ科学」があるという事は、
当然、「スポーツ・運動関係の大学・学部」ですよね。
貴方が高校時代に、インターハイや全国大会、国体等で優勝経験があったり、
世界大会出場経験があったり、オリンピック強化選手指定されていたり、
現在の大学でもトップ(トップレベル、ではなく)の実力と学力を有しているのなら
そして、それを2年間維持出来るのなら
編入希望先の大学も、貴方に「来て欲しい」と思うでしょう。
しかし、そこまでの協議経験も無く、
自分で選んで入学した現在の大学を「1年次の5月」で投げ出そうとしていて、
しかも、「再受験(浪人)」するという潔さも無く、
自力で調べる能力も、編入先の大学に問い合わせたり質問したりする積極性も無い
という、「気まぐれで、無責任で、幼稚な学生」では、
「入学金+2年間の学費が欲しい、定員割れ私大」しか、編入を認めないでしょう。