バスフィッシングのプロトーナメントに参加していました。
簡単に言うと釣りに対する姿勢がプロとアマチュアでは雲泥の差があります。
わかり易く?言うと、プロは漁師です。
現実的な話ですとスポンサーとの契約だけで生活できる人はほとんどいません。
スポンサーが付いても金銭契約は極めて稀で、ほとんどが現物の支給で金銭が支払われても極、少額のやりとりです。
またアドバイザリースタッフとしてショップに勤務させてもらい(正社員と言うよりは契約社員のようなものです)、大会等がある時は業務に優先させて参加を認めてもらうような事でワッペン等を付けている事も多いです。
有名になり雑誌等のメディアへの露出が増えれば、原稿料や出演料で生活費や大会の遠征費が賄えますが、サラリーマンのように安定した収入とはなりえません。
その為、ルアーやタックルを自身が開発したりアドバイザーとなって収入を得たり、その商品を使用する事になります。
こんな環境ですから、殆どの人は別に職業やアルバイト等をして生計を立てています。
釣り業界に就職できている人も少なからず居ますが、上記のような人も居ますので、皆ギリギリの中でやっています。
>>釣りの腕や、釣りに対する姿勢などにも違いは出てくるのでしょうか?
釣りの腕=テクニック的なものはプロもアマもそんなに大差はありません。
ただしプロは基本に極めて忠実です。
また妥協しません。
アマの方はテクニックに興味が優先されますが、プロはタクティクスが優先します。
バスプロの世界は釣ってなんぼ!成績を残せてなんぼ!の世界ですから、アマのように『たら、れば』の言い訳が出来ません。
皆 同じレギュレーションのなかで競うわけですから、言い訳するほどみっともないです。
釣りに対する姿勢=これはアマとプロでは全く違います。
アマの方は自分や同行した友人等が釣れれば=うれしい!(^^)!になりますが、プロはちょっと違います。
(1) スポンサーが付いている場合、そのスポンサーの商品や名前を向上させなければなりません。
これは大会で上位になりその商品の優位性をアピールしたり、また開発の段階で的確なアドバイスを求められます。
この為 50upの1kgフィッシュより40cmの1.5kgフィッシュが釣れた方が断然うれしくなります。
(2) この業界の発展に寄与しなければなりません。
アマの方の場合、大きな魚が釣れた場合、見ず知らずの方には詳しい場所やタックルなんかは秘密にしたがりますが、プロは逆です。
大会で上位になったり、大きな魚が釣れた場合、公然とタックルやリグ、テックニック(タクティクスも)を公表し、普通の人たちにも少しでも釣れるようにオープンにします。
この釣りに多くの人が楽しめる環境を培っていかなけらばならない、義務が生じます。
自然環境やECO等は都会でハイブリット車に乗ってしたり顔してる輩よりは、何倍~何十倍も気に病んでいます。
(3) 釣り場では注目される事も多々あります。品行方正でなければなりません。
大雑把な説明しか出来ませんが、プロに学ぶものは非常に多くある事と思います。
釣り場で見かけたら、ぜひ話を聞かせてもらって下さい。
お礼
ありがとうございます。 みんなの見本にならなきゃいけないんですね、大変だぁ~。