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画家におけるプロとアマチュアの違い
画家におけるプロとアマチュアの違いって何でしょうか? プロと名乗っている人は、アマチュアと何が違うのですか? 何らかの会派に属しているかどうか・・・ではないですよね?
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美大生です。 アーティストの誰かが、プロか、アマか、というのを判断するのってものすごく難しいんですよね。 もともとプロとして活躍していても、なんらかの形で一線から退いてしまうと、アマっていう形になってしまいますし。。 ところで、「画家名鑑」という、ものすごく分厚い本があるのはご存じですか?百科事典くらいの大きさで、厚みが25センチくらいあるすご重さの本で毎年発行されています。 国内外で活躍する画家は、亡くなった人も含めてこの本に名前が記載されています。 活動時期、デビュー時期、1号における値段の相場が記載されていて、 画廊などではこの名鑑をもとにして判断をつけていくようです。 私はひとつの指針として、この画家名鑑をあげたいと思います。 つぎに、日本でも、生まれながらにして絵師の家系というのがまだ残っています。こうした方たちの場合は、ある一定の仕事をした時点から、プロとみなされると考えて良いでしょう。例を挙げますと、鳥居派という浮世絵の家系で、歌舞伎座や相撲の興行時の絵などを専門に描いていたと記憶しています。 「○○会」につきましては、会というものがそもそも明治期になって始まった、同人的な傾向を持つ事と、それらがゆるやかで自由度の高いものも多い事(けっこう解散&発生がある)から、 会に属している事=プロ とはなりません。 また、絵を描く事で収入の大部分を占めている、という場合も、プロと言えるだろうと思います。 1の方には申し訳ないのですが、デッサンうんぬんはプロかどうかにはあまり関係ないんです。デッサンが求められない分野での絵の成功もありますし、もちろんデッサンはすごく必要なちからではありますが、それができればプロとして売れるかというと別問題なんです。プロ以上に上手なアマチュアもやはりおりますし・・ はたまた、海外で高い評価をうけたために、日本で再評価されるという人もいます。 しかしながら、制作を続け、なおかつ売れ続けるというのは、並大抵ではないのは確実な事でしょう。
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- altered
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専門家ではありませんが、父が画家でしたし、 私も絵は好き(元、漫画家志望)ですので、考えさせて下さい。 え~。まず、プロはデッサンがしっかりしてますね。 デッサンが狂ってると、まず、アウトです。 で、アマチュアは構図が凡庸かつ甘いです。 (上下左右の間隔が悪かったり、ヘタすると傾いてたり) 色使いがぼやけたり、汚なかったりします。 プロはすっきりしてて、少しの赤でビシッと決めたりします。 総合的には「個性」があり、例え、大人しい絵でも 画面の底から滲み出るような「迫力」があります。 (ローランサンなんか、そう思います、ゴッホは明らかですよね) で、何らかの会派に属しているかは、あんまり関係ないと思います。 噴き出す程ヘタクソな人もいますから。 以上、全て、「抽象的」かつ「独断的」な意見になってしまいましたが 分野の性質上、ご容赦下さい。 ただ、私がいくらしょーもない絵だと思っても、売れてれば 「プロ」に違いない事は認めざるを得ません。(苦々しいですがw)
お礼
実は私自身が画家を目指しているのですが、どこまで頑張ったら“画家”と名乗れるのか、何かそういう目安になるものが知りたくて質問させていただいた次第です。 分かり易いご意見、ありがとうございます。altered様はきっと画家のお父様のセンスを引き継がれていらっしゃるのでしょうね。 精進あるのみですね。頑張ります!! ご回答、本当にありがとうございました。